ざざむし。

ガイアナ遠征2016春-10日目~ タイムアップ

朝。
未明のロスタイムも反応はなく、大型カショーロは他のエリアを回遊しているのか、ここがスレてしまっているのか。

竿を置き、川で髭を剃る。
剃った髭か皮脂か何が目的か知らないが、カミソリを洗うと毎度メダカサイズの魚達が食べにくる。
それどころか、カミソリを水面でジョボジョボ洗う音で目の前までピーコックが寄ってくることも。
こんなアマゾンも今日で最後。
いよいよ明日はジョージタウンに戻るのでラストチャンスだ。

本日もニューヨークと一緒。
上流のピライーバポイントであるカシュフォース近辺にカショーロが多いということで、上流を目指す。OLYMPUS DIGITAL CAMERA
道中目ぼしい所は撃っていく。
ちょいちょい50cm~1m近いビックーダがHITするも、目の前の連続ムーンサルトでことごとくルアーを外される。
高速で突っ走り宙で美しく弧を描く。
シイラとはまた違ったアクロバティックな暴れ方でこれはこれで面白い。

そして1時間もしないで早々にカショーロがHIT!
FMAG14に食らいつく瞬間のギラつきでカショーロと確信。
なんでカショーロなんかでこんなに緊張してるんだろう。
締め切ったはずのカルコンのドラグが鳴り響く。
獲らなきゃいけない
でも牙を折っちゃいけない
めちゃくちゃ緊張しながら水面に上がったのは銀色に輝く約80cm!
あとは抜き上げるだけ!
反転して口を開けた瞬間、ポロッとルアーが抜けた。
まさかの歯に引っかかってただけのパティーン!
lllorz
牙が凄すぎるカショーロにはよくあることらしい。
ひどい。あんまりだ。

ここからはひたすらCDMAG14を投げ続ける。
水深のある激流ばかりで、狙いはカショーロのみだ。
しかしここから今回最大のピラニア地獄に突入する。
あんな激流の中にピラニアが普通にいるなんて全く想像してなかった。

昼も過ぎ、船を停めて御飯タイム。
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最終日に無理矢理調整してきたかのように米が多い。
明らかに2合くらいは詰まってるんだけど、残念ながら不味くて初めて半分残してしまった。
米の味・・・もうちょいなんとかなるはずなんだが。

ふと見ると、ここのオジギソウがやばい。OLYMPUS DIGITAL CAMERA
オジギソウまで武装するのかよw

ガイアナに来てここまで何種あるかわからないオジギソウの数々を見てきたが、大きかったり小さかったり、細かったり幅広だったりといったものが多かった。
元々、オジギソウの茎には若干の棘はある。
しかしここまで棘だらけになるものなのか。
アマゾンだと、そんなになんでもかんでも植物を食べようとする動物がいるのか?

少し気分が和らぎ、再び修行モードに入る。
気付けばフックが貫通した親指がふやけてきて雑菌が入ったっぽい。
巻き抵抗もハンパないので疲れるが、最終日だから休んでいられない。
攻められないコースは岩場に降りて攻める。
最終日で不幸中の幸いだけどCDMAG14を2本ロスト、戦力が下がる。

だんだんおかしくなってきてパヤーラパヤーラ叫びだす。
しかし釣れるのは延々とピラニア。
申し訳なさそうなニューヨークにこっちが申し訳ない。OLYMPUS DIGITAL CAMERA
今日のピラニアは平均サイズが40前後とデカくて時間がかかる。
カシュフォースの激流の中でもひたすらピラニア、時々ビックーダ。
ブラックピラニアは遂に50UPという巨大なのも出る。
しかし気持ちの余裕がないので能面になってくる。
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HITの瞬間にピラニアと違うのがわかってハッとするもビックーダ。
もう君はいいから。

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そうじゃない。
70や80ならともかく、50UP釣れてももう感動全くないな・・・

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途中、川に張り出した木にカトレアの一種が生えていた。
毎日スコールが降っては乾くからこんなところでも生育できるんだろうけど、よく種子が定着できるもんだなぁ。

終盤、戻りながら各所を撃ってきたが、キャンプ100m目前に来てピックアップに60くらいのカショーロのゆったりとしたチェイス。
結局ここなのかよ・・・
あまりやる気はなさそうだったが撃ちなおしビゴットでバーチカル10m、一撃でHIT!
しかしこれもあっけなくバレて終了。
掛かる時は掛かるけど、掛からない時は仕方ないとか言われるのがよくわかる魚だった。

結局、最終日の釣りは9時間、内CDMAG14を激流の中で6時間くらい投げ続けるという苦行を続けたがカショーロ釣れず。
58頭にピーコック少々、ビックーダ4本、ブラックピラニア25枚くらいという酷い結果に。
正直ナメとった。
惨敗だ。
まさか初日のチビカショーロだけで終わるなんてな!

寝る前もしつこく撃ってみたが1バイトのみ。
腹いせにワニを狙ったらまた食ったけど、やっぱり寄せきれずルアー吐かれて終了。ガイアナ10-06スーパースプークの穴はワニの歯型。
ラパラFMAG14はピラニアのせいで2時間でこうなった。

最後の夜。

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Iさんがなんとかワニを釣りたいとバトル。
掛かったはいいがデカすぎて1時間ほど川底を這われるまま何もできず。
あんなに呼吸続くもんなのね。

怪魚慣れしているTさんNさん組はしっかり的を絞り続けピライーバをキャッチしてきた。
しかも2m級。
顔が半分苔むしたような様相になっていて、まさにボスキャラの風格。
DPZのアレがそうだ。
アラパイマキャンプ組はKさんがでかいタライロンを仕留めていた。
あのサイズになるとまさに淡水版シーラカンスの貫禄があってカッコイイ。
やっぱり慣れてる人達はしっかり結果を出してくる。
キャンプ地を変えたらしく、生物相も違っててH坂さんもかなり楽しめたみたい。
そして悲しいことに、今回のアラパイマキャンプ地はカショーロだらけで楽勝だったという追い討ちでクリティカルをくらい、完全に抜け殻になった。

さっさとカショーロ釣れたらナマズでも狙おうと1匹だけキープしていたピーコックが無駄になった。
これを使って最後にみんなでロープ使ってワニ釣り。

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釣れた。
ワニとぷにぷに握手してリリース。
この後もH坂さんはワニを捕まえて楽しんでいた。元気だ。

翌朝、4時からロスタイムを撃つもノーバイト。
完全に終~了~

朝飯食べて、来た道を引き返す。
ジョージタウンまで船、セスナ、車で各1時間少々。OLYMPUS DIGITAL CAMERA
途中に生っていた木の実。
なんだかサンショウに似た良い香りがするので、スパイスに使えないかかじってみた。
ぐぅおぇぇぇぇぇっっぺ!
生の30倍濃縮ドクダミだ。
食ったらアカンやつや。

来る時に待機した店でしばしの待ち時間を過ごす。
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超有名なグンタイアリが隊列を作っていた。
H坂さんが噛まれて毒針刺されて嬉しそうだ。
本当に変態だな(声に出てた

ちなみに1時間くらいで何事もなかったかのようにグンタイアリの群れは消え去った。
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村?の真ん中に丸い仕切りがあったので覗いたらカメがいっぱいいた。
狭い中にめちゃくちゃな密度で入ってるが、何故水が腐敗しないんだ?
可愛がってるの?
食べるの?

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ここに戻ってきて改めて思うが、奥地よりも明らかに昆虫が多い。
やはりヒトが生活することで増え易い環境になっている可能性は考えられる。
だからこんなにトカゲも多いんだろう。
速すぎて写真撮れなかったけど。

駆逐するでなく、共存繁栄できる環境ってのは大切だと思う。
農業的にはなかなか難しいかもしれないけどね。

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誰も見向きもしないのか、あちこちにマンゴーが生っててボトボト落ちている。
食べてみたけど、味は良くとも繊維が強い。
キャンプ地で貰って食べたのもそうだった。
最初に船上で貰った至上のマンゴーはやはり株の違いなのか。
あれがもう一度食べたい。

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最後に気付いたけど、ウエマンそのタトゥー誰に騙されて入れたんだよwww
日本人の変な垢を世界に置いてくる不届き者は誰よ。

長いようで一瞬だった1週間、あまりにも課題ができすぎた。
一生に一度はと思っていたけど、これはリベンジに来なきゃいけないかなぁ。
少しは英語話せるようになって意思疎通もしたいし。

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ジョージタウンで久々のまともな飯。
野菜が美味い。
感想はその一言に尽きる。
やっぱり生の植物が圧倒的に不足して体がビタミンを欲してるのがわかる。
いまならトマトと結婚できる。

夜明け前に少し見て歩いたけど毒ヘビは見当たらなかった。
帰りの飛行機は乗り継ぎ乗り継ぎ40時間。

足周りをサンドフライらしきものに大量にやられた痕が飛行機に乗ってから猛烈に痒い。
だが掻けない。
隣のおねぇちゃんがめちゃくちゃ可愛いんだが何だこの拷問は。

まぁ、あれよ。
まともにプレイしたこともないのに初見殺し満載のボスラッシュに挑んで勝ち越せるはずがない訳で。
そう考えると初海外のガイアナは十分すぎるほど楽しんで、十分すぎるデータがとれたからいいんじゃないかな。

次回があるならばと、足りなかったものを省みる。
★フック選択の調整。ガイアナには強すぎるものが多かった。ルアー用は1ランク下げて貫通力上げたほうがいい。
★ライン選択の調整。ルアーはもっと細くていい。ピライーバとブラックォーターには200lbリーダーを最低30mくらいは入れたい。
★調理器具が欲しい。フライパンと出刃は最低限持っていかないといけない。
★最低限の調味料。向こうのだと同じ味ばかりになって素材の違いがわかりにくい。
★干し網があるとかなり使えるはず。
★電池は機内持込と預け荷物に分散する。今回はGEOで機内持込の単三電池だけ全部没収された。
★語学力の無さ。論外。細かい戦略も勿論だけど、感情はやっぱりうまく伝えたい。

逆に考えると、語学力がある人はなんで社畜とかやってるのか意味がわからない。
足りないのは、一歩踏み出す勇気だけなんじゃないかなぁ。
と、踏み出せなかった代表が言ってみる。

今回得られた最大の成果は、アクティブな人達の空気を肌で感じられたこと。
これしかない。
やっぱり環境って大切だ。

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Comments & Trackbacks

  • コメント ( 10 )
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  1. 楽しいレポートでした。遅ればせながら、お疲れ様でした。
    無念さも伝わってきますが、リベンジの機会がある事を願っております。

    9日目→10日目のリンクがおかしくて飛べないみたいですね。一応報告しときます。

  2. 目当てが釣れないとめちゃくちゃ悔しいですよね・・
    ぜひまた行ってください!

  3. ミッキーアイル

    初めまして。楽しく読ませていただきました。私にとっても憧れの地です。いつかチャレンジしてメーターオーバーのレッドテールやドラドを釣りたいです

  4. 臨場感伝わる素晴らしいレポートです、長旅お疲れ様でした。

    カショーロしかり、アルマジロしかり、宿題になりましたね(笑)

  5. ありがとう。最高のレポートです。

コメントしたければしてもいいのよ?(カエストハイッテナイ)

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