初物はいつだって嬉しい。
夏の東伊豆、岩場でロックフィッシュ狙ってルアーを投げていた。
起伏がありすぎて穴だらけ、誰もやってないだろうと思える場所でフルキャスト。
穴に落とし込んでいると激しいバイト!
日も落ちていたので一瞬エゾイソアイナメかと思ったが、岩の上で跳ねる音が違う。
照らしてみると
イタチウオ キターっ!!!!!
なるほどエゾイソアイナメ、いわゆるドンコと違って筋肉質で、ビタンビタンいうよりもどこかドスドスといった暴れ方。
髭はあるが顔に可愛げがない。
もう、これが釣れただけでこの日はどうでもよかった。
この手の魚は絶対に深海にいるもののほうが旨いのが相場なんだけど、ここまで浅場だとどうなんだろうか。
太平洋側なら八丈島、千葉県以南で650mほどの深海まで広く生息しているらしいが、この時釣れたのは東伊豆某所のソコリ水深3mだ。
サイズは40cmくらいだったか。
半身を刺身に・・・と思ったが味見してガッカリ。
旨味もクソもない。
ナンダコレ
歯ざわりが良いでもなし、いいところが皆無。
急遽、昆布締めに。
半身と肝臓は煮付けに
加熱しはじめてもドンコとの違いは一目瞭然。
ドンコだと一瞬で皮や身が縮んではじけるのがわかるが、コイツはまるで縮む気配がない。
期待して一口・・・ひと・・・あれ?
身離れ悪っ!
ネットではタラみたいとかいう感想を見かけるけど、あんな簡単に骨から身が剥がれない。
筋繊維がめちゃくちゃ細かくて、いわゆる身割れになる筋肉の境目も全くわからない。
口の中でホロッといくような感じは全くなく、脂は少なく、味も染みず、肉質はしっかりしているが好みの分かれるところ。
個人的には期待しすぎてただけに残念だなぁ。
キモはそこそこの味でしたよ。
でも、これは確実に深海産のほうが脂多くて旨いんでしょうね。
売ってるのなんか見たこともないから比べるのはいつになるかわかりゃしませんが。
とりあえず、この段階でこの魚の評価は決めてはいけないと思う。
半身の昆布締めはなかなかイケましたが、刺身と煮付けのガッカリさに写真撮るの忘れてたっぽい。
ただ、昆布締めはイイにはイイんだけど、べつにわざわざイタチウオでやらんでもいいんじゃん?
こうなると、可能性を感じるのは吸い物くらいかな。
次回会えるのはいつになるやら。
見た目はドンコみたいでも確率はザクの群れの中のシャアザクくらいレアなのに味は肩透かし。
でもきっと冬に釣れたら釣れたでコイツまた喜んで騙されるんだぜw
\\それあるー//
なるほどですね…
わたくし以前、西伊豆でウツボ狙いでこやつを上げたことがありました。その時わたしは…
「うほっ、なんだこのでっかいドンコwwwコポォwww」
とか思ってました。
そうかー、イタチウオって言うんだ、ふふっ(白目
草生やすべきはわたしの頭の残念さだったのですね(泣
釣ったのはおそらく秋から冬に変わる11月頃だったと記憶しております。
刺身にはしなかったのですが、煮つけまして食べました。
かなり身離れよく、脂も乗って、身もしまっているのにホクホクシットリしていてうめえ!!と喜んだ記憶があります。
な、なんだろうこのせつなさんの記事との違い…頭だけでなく舌も残念なのかもしれない。
この記事を読むまで、それ以来ドンコ釣る度「こいつ小さいな」とドンコに失礼な態度取ってしもうておった…ゴメンナサイしないといけないですね…
個体差もあるでしょうが、身離れはそんな変わり方はしないと思うんで不思議ですね。
ヨロイイタチウオとかでもないんですよね。
ヨロイイタチウオwwwなにそのカッコイイ名前www
と思ったらほんとにいるんですね…無知が加速してスパイラル無知に…
はい、確認しましたがやはりイタチウオと思われるというか、この記事の画像通りでございます。体長はおそらく35㎝くらいの個体でした。
ホロリとは取れなかったけどプリっと取れたように記憶しております(頭悪い文章ですいません…)
なんていうか、骨が無くてすごく食べやすいウツボみたいな…?
小骨は確かに殆どないようなものでしたが、個体差にしては身離れがやはり違いすぎますね。
骨との密着も筋肉間の接着っぷりもしつこかった気が。