ざざむし。

ちょっと沖縄行ってきた~散策編2~

2日目の朝。

グーグルアースを頼りにマングローブのあるところを回っていて思った。
正常なヒルギ林が非常に少ない。
ヒルギ、いわゆるマングローブの実ってのは長くて、落ちた時に泥に突き刺さって芽が出て成長するようにできている。
しかし、どう見ても刺さりっこない底質の場所が多すぎるんですよ。
砂利だったり、砂だったり。
想像していたのは、ノコギリガザミが穴を掘るような、シレナシジミがゴロゴロいるような泥が堆積した場所だっただけに違和感が大きかった。
そういえば保護林だった場所はまさにそんな泥の中にあった。

中には、明らかに人工的に植林された若いヒルギも多く見られた。
昔はヒルギ林が広がっていて壊滅したのか、元々なかった所をヒルギ林にしようとしているのかは知らない。
ただ、見て思ったのは、河口から出た干潟もやっぱりおかしい所が多い。
どう見ても赤土っぽいあれ、流出したやつなんじゃないの?

それでも環境の維持されているところには確実に生き物が棲んでいた。
それこそ、数mの範囲の地形変化の中にだけいるものとか。

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コメツキガニなんかもそうだね。
団子にできる砂粒のサイズが揃ってる場所じゃないと棲めないし。

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ミナミコメツキガニはもう少し底質が柔らかい、ちょっとズレたところに集まっていた。
近付くと一斉に豆粒が泥に溶けるように滑らかに潜っていく様が面白かった。

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川沿いにそこそこいたバッタ。
トノサマバッタ近いサイズなんだけど、こんなにデカくてツチイナゴなの?
本州のよりだいぶ大きくない?

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飛んで逃げる際にピンクに見えて綺麗な後ろ羽根。
このサイズだと佃煮にしてもちょっと固そうだなぁ。

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生きてるの初めて見たイシガケチョウ。
ほんとに広げすぎなまで羽広げるのね。

想像以上にマングローブに苦戦し、何の収穫も得られないまま半日が過ぎる。
あと可能性が残る場所はどこも遠すぎてちょっと行くのに時間がかかりすぎる。
今日は雷雨の予定だから着いても何もできなくなる可能性が出てきた。

仕方ないので一旦諦め、ヤシガニを探しながらオオウナギとノコギリガザミを狙えそうなポイントを探す。
明らかにノコはいるだろうと思えるポイントがあったので準備していると雲行きが怪しくなってきた。

天気予報通り、急に雨が降り始め、激しい雷鳴が鳴り響きだす。
竿を2本投入し車を横付けしたはいいが、横薙ぎの雨があまりにも酷くて外に出られない。
しばらく車内でうなだれていると、2時間くらいで多少小雨になってきた。

仕掛けには残念ながら何も掛かっていない。
暇なので打ちなおし、傘差して農道を歩いてみる。
この短時間であちこち水浸しだが、どこから出てきたのかここもカニだらけだ。
しかもだいたい拳大のがゴロゴロと。

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なんだこれ??
見たことないよ。
ベンケイ寄りじゃない感じするし、タイワンアシハラガニ?
ミナミオカガニほどじゃないけど、これも大概なサイズだよ。
こんなのが5~6m毎に道に出てきて草をもしゃもしゃ食っている。

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こっちは形状同じで色違い。
美しい。
こいつらも近寄っても全然逃げない。
なんなんだ沖縄w

こんな状態になってしまうと農道を車で徐行しながら生き物を探す訳にもいかない。
クラブクラッシャーになってしまうからだ。

仕方なく徒歩で更に先へ・・・・

Σ(゜д゜

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ァッ!?
こんなとこで何してんの!?
川までは木々の茂みも挟んで10m以上離れてるし、その手前にはマングース防止の細かい目の鉄柵があるから来れないはずなんだが。
どこから来た?

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近づいても全く逃げる素振りがない。
卵でも産みに来たのかとも思ったけど全く掘ってもいないし、雷雨で濡れたついでに上がってみただけ?
謎だが晩御飯は君に決めた!
スッポンは国内移入種で本来は沖縄にいなかった動物だし、繁殖力旺盛だからあまり気にせず食材にできる。

スッポン連れて車に戻ると、川は酷い雷雨の影響でゴミが流れすぎ、釣りどころではなくなっていた。
調理も考慮して綺麗な水源のあるところへ移動。
しかし移動先でも雨は酷くなるばかり。
この雨の中でズブ濡れになりながら解体調理するのもダルいので、少し休んだ後とりあえずの雨中散策。

と、早々に今回2匹目のクロイワトカゲモドキ発見!
相変わらず動かないのでカメラを出していると、近づいてきたカニに鋏まれそうになって一目散に逃げてしまった。
あんなに動かなきゃカニやヘビに食われもするよなぁ。
そもそも、道路であんなボーッとしてたら余裕でロードキルされるだろ。

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見慣れたモクズガニもいた。
側溝の中を歩きながら豆を摘むようにオタマジャクシを連続で食いまくっていた。

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何十匹見たかわからないヤモリ。
クロイワトガゲモドキと違ってそれなりに逃げる。

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自販機の中にもいた。
虫は中までそんなに入らないから特等席とも思えないのだけど。

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鉄柵にも沢山ヤモリが付いていたが100%道路の向こう側にくっついてた。
何故?

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コアシダカグモか?

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雨の影響でできた小さな流れの脇に沿って林道を登ってみると、ここにもクロイワトカゲモドキが。

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イケメン!

結構上ったけど、いたのはこれまで見たカエルが無数、シリケンイモリが10匹くらい、ヤモリも10匹くらい。
どこかでアオガエルも鳴いてるんだけど全く見つからない。
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あと、ヒメハブが何匹か。
全然目が光らないから4~5mまで近付かないと気付かない。
うっかり尻尾踏んだりしたらほんとに危ない。

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車通りの少ない道路を歩いてみると、ヒメハブが落ちてるわ落ちてるわ。
この子は尻尾がプリッとしててツチノコみたいで可愛かった。
写ってないけど。

ふと前方に小さな木片のようなものが・・・

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イボイモリきたコレ!
近くに全く沢なんか無いけど、普段どうしてるの?
これで既に天然記念物3種目。

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数m先にはシリケンイモリ。
こいつも出てきてるってことは、やっぱりどこかに水溜りでもあるのかも。

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更に数m、赤いイボイモリ発見!
ほんとソフビのオモチャみたいだ。
ちったぁ動けよwww
見てたら後ろのカタツムリが歩いてきて触れて初めて前進したw
それも4歩くらいで止まる。

こんなの車通ったら一発ペチャンコじゃないか。

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ヒメハブ

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ヒメハブー

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正面から近付くのはなかなかスリリング。
ここまで今日だけでヒメハブ10匹。
でもハブは全くいない。
ハブは本土でマムシ探すのと同じくらいの確率なんだろか?

戻り際、来た道の隅で石が動いた。

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リュウキュウヤマガメきたーーーーっ!!!
2時間の間にどんだけ天然記念物が出てくんだよwww
マジでロードキルが心配で仕方が無い。

皆さん、やんばるに旅行する際には道路上に注意して徐行してやってください。

雨も小雨になってきたのでスッポンを処理し、明け方も近いし調理は海岸へ移動。
晩飯のはずが朝飯になってしまった。
それはそれで別途野食編で。

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河口近くの湿地にいたカエル。
なんぞ?
サッパリわからんですよ。

そういえばイシカワガエル探してないこと思い出すも後の祭り。

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こっち見んな

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オキナワモリバッタ。
ロリニーソ萌え。

なんやかんやとうまくいかず、結局時間の浪費するだけでヤシガニもシレナシジミも見つからず。
とある異様に泥濁りな河口で物凄いチェイスを見かけたのでストレス解消に久々にルアーを投げる。

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口に掛かってきたけど多分偶然。
コボラ?フウライ系?メナダではない感じ?なんにせよ見かけないボラ。

メインベイトはこれっぽい。
追われてる速度に合わせてジャーク、ポッピング、ドッグウォークなど試してみるも30分ほどカスリもしない。
濁流すぎて正体がメッキなのか何なのかサッパリ見えない。

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いろいろやってたら何故か微妙な速度でのスローリトリーブのみに容易に反応するのがわかった。
ゴマフエダイかな?

普通に民家の目の前なので、見ていたおじいちゃんが「バターで焼くと堪らんよ」と言っていた。

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完全にパターンで作業のように無限に釣れる。
その気になればとんでもない数の乱獲もできそうだ。
しかし25~30cm前半のコイツばかりで他種が全く釣れないので終了。
1匹だけキープしてリリース。

ちょうどツイッタでミナミコメツキガニの話が出ていたので目の前の浜で適当に採集し、材料を買い足したら次のポイントへ。
オオウナギかノコギリガザミでも釣れればいいかなと、河口寄りで山際のエリアへ移動した。

仕掛けをぶっ込んで、調理していると前方を何かが走った。
マングースだ!
これまでもの凄い数のトラップを目にしたけど、あれだけ設置されててもまだいるにはいるんだなぁ。

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キープしたゴマフエダイらしきものを刺身とムニエルにしてみた。
山奥で刈っておいた野良バナナの葉に乗せて。

おっちゃん・・・ムニエルより刺身のほうが断然うまいよ!
つか、めちゃくちゃ美味いよ。
歯応えはマダイよりちょい柔らかいくらいで、旨味甘味が物凄く強い。
なんやかんやで釣ってから車内に3時間くらい常温放置しててから捌いてこれだよ。
こんな美味いのがあんなにボコスカ釣れていいのかね。

しかしこの後は全く釣れず、エサもとられない。
これはいかん。
ゴマフエダイを爆ったところへ戻り仕掛けを入れようと思ったが、着いてみるとまた雨。
止むのを待っていたらうっかり寝てしまい、気付いたら朝だった。
最も薄い1日を過ごしてしまった。

今日は車を返却しなければならないので北部へは向かう時間がない。
戻りながら水路をチェックしていくことにする。
しかしどこもボラとコイばかり。

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ここも透明な水路で物凄く良い雰囲気だったのに、僅か30分のスコール級豪雨で濁流になってしまった。
完全に雰囲気はジャングルだけど、これでも道路脇。

雨が上がったので昼飯だけ済ませ、レンタカー返却の時間まで戻っていくことに。
日曜なので渋滞も酷く、返却したら気力がなくなった。
800円のゲストハウスをとり、3日ぶりのシャワーで体力回復。
ありもの全部洗濯して、適当に飯を食ったらダウン。
やんばるに温泉でもあればいいのに、戻ってこないと風呂にも入れないのはとても不便。
雨が酷かったから頭と髭くらいはなんとかなるんだけども。

ここらへんから普通の食事を交えつつ、那覇市街の外来種を中心に見て回ることにした。

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Comments & Trackbacks

  • コメント ( 4 )
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  1. アマゾンに比べると馴染みがあっていいなぁ。
    みんな性格良さそう。

    • アカマタ以外は攻撃性ないし大人しかったね。
      ハブは目の前通ると3人目が噛まれるって言ってた。
      それくらいで我慢できなくなるらしい。

  2. まさか、すっぽんが拾えるとは。
    ヤンバルまさにパラダイス。
    イシガケチョウかっこいい。
    幼虫もかっこいいらしいですね。

    • 陸上でスッポン拾ったのは初めてです。
      イシガケの幼虫はフリーザの第二形態みたいなの生えててイカツくて見てみたいですねー

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