ざざむし。

スモールマウスバスは食べましょう

どの魚を指すのかは知らずともブラックバスという名前はもう多くの日本人が耳にして知っている名前でしょう。
オオクチバス属8種の総称だけど、日本には3種(オオクチバス・コクチバス・フロリダバス)が移入されていて、知らない人から見ればこれらを指す。実際のところオオクチバスとフロリダバスは容易に交雑してしまうので、日本の釣り人的にはざっくりとこれらをラージマウスバス、コクチバスをスモールマウスバスとして扱っているケースが多いと思う。
これら3種は全て特定外来種に指定され、現在は特別な許可がない限りは生体移動ができなくなっている。


今回はこの中のコクチバス(=スモールマウスバス)について。
1925年に赤星鉄馬によりオオクチバスと共に食用目的で放流が試みられたが爆発的に広まったオオクチバスと違って何故か定着しにくかったらしく、野尻湖や檜原湖での定着が確認できてからまだ30年弱。オオクチバスが爆発的に広まってしまった経緯は当初の食用という目的からゲームフィッシングという概念を釣り業界が広めたことが大きく影響しており、この概念自体は魚体の扱い方の進歩などに貢献した点も多くあったと思うが、身勝手なゲリラ放流という取り返しのつかない結果も生んだ。
現在では悪しき風習として真似る人も場所も殆どないだろうが、「イワナの隠れ沢」に代表されるような勝手な放流で自分だけの釣り場を作るという行為が横行していた時代があった。自分の求める魚だけいればいいという生態系もクソもない考えだが、環境保全の概念が一般に広まり始めたのはまだ近年のことといえるので過去は過去として仕方がないとはいえる。実際、今では信じられないことだが昔は有名人が「ここにブラックバスこれだけ放流しました」なんて公言することも行われていたくらいだ。
しかし一方、歳がわかっちゃう話なんだけど、コクチバスは私が子供の頃の図鑑にはまだ檜原湖にしかいないことになってたんですよね。よくよく思い出してみると定着確認される前の記載だろうから放流した事実に伴う記載だったんだと思う。
震災前の檜原湖のスモール(美味しかった)

檜原湖はエサとなるエビやワカサギも豊富だが何故かあまり大きくならないものが多く、定期的に大会も行われる場所なのでフィッシングプレッシャーもあるのかなと思うが、同じく観光資源とされている野尻湖では結構大型化するので説明がつかない。檜原もmtDNAハプロタイプ2種いるんだから大きいのがもう少し出てきても良さそうなもんだけど謎。

これだけオオクチバスが全国に広まっていたにも関わらずコクチバスが長らく定着しなかった理由は何なのかとても興味があるところだが、ここ10年ほどでかつてのオオクチバスを彷彿とさせるような日本中への広まりを見せている。水辺の人的環境変化やオオクチバスやブルーギルなど多くの外来生物の定着による生態系バランスの変化など、何が引き金になったのか定かではないけれど、間違いなく言えるのは各地で再びゲリラ放流が行われたであろうことだけだ。
ハスのように産業魚種の放流に混ざったなどの例も放流おじさんという妖怪が存在するので皆無とは言い切れないが、流下もなく一切放流などされていない溜池や山上のダム湖などに何故突然爆発的に出現するのか。
わかりますね。犯罪のニオイしかしないです。
元々日本に定着したものが一部であったことから遺伝子の多様性が非常に低く、mtDNAハプロタイプが国内種は3パターンしかないそうで単一化していくほど近場から移入されている予想がつくようです。
最悪なのは特定外来種に指定されたのが2005年なのに、その後に爆発的に広がっているように感じることです。どこまで愚かな人間がいるんでしょうか。

コクチバスはいまや関東から関西まで広まり、以前の住まいの近くの相模川にも50UPがいたし、多摩川でも爆発的に繁殖してしまいました。本州ならば検索すればだいたい近県でHITするんじゃないでしょうか。このままではオオクチバスのように海も渡って全都道府県に広がる日も近いです。
当然のように北陸にも増えている。富山でも行くとこ行けば異常な密度になっている。わざわざこんなところまで持ってきた奴がいるのかと呆れ返るばかりだが、かつてオオクチバスが爆発的に増えてバランスが大きく狂った時代の再来を感じさせ、この先を想像すると人間の罪は大きい。特定外来種ですら広まる現状ですが、新たな特定外来種を増やさない為にも放流禁止法、早く作ってくれないでしょうか。

コクチバスの危険なところはオオクチバスより冷水・流水に適応できるところで、そのくせ汽水にまで対応できるのでこれは昔から懸念されていた。ただ、冷水・流水に適応できるということは比較的綺麗なところで育つものも多いと言えるということだ。
これは特定外来種を移動する場合は現場で絞めてこなければならないという縛りがある中で、食用とするに際してとても助かる点となる。現状、観光資源として利用されている檜原湖と野尻湖以外のスモールマウスバスはほぼ間違いなく密放流によるものだと思って良いので、ガンガン釣って食べることを勧めたいと思う。

ただし、注意点。
コクチバスは閉鎖系である淡水棲、寿命は8年前後、水中の生態系においてピラミッドの頂点に位置する。化学物質や放射線物質の蓄積はこのあたりを考慮してどの地域でどのサイズなら問題ないかを考えて食用とするか否か自己責任で判断しましょう。


綺麗な場所で釣れる魚というだけでも食指が動きやすくなると思いますが、血抜き作業も気兼ねなくできる水質であるとなお食材化のハードルが下がりますね。殺してからでないと違法となりますので釣ったら血抜きして持ち帰りましょう。

オオクチバス(=ラージマウスバス=一般的なブラックバス)よりも鱗が細かく、若干取り易いかと思います。

卵は粒が大きく、たらこのようにまぶして使う料理にはあまり向かないかも。トビッコを微妙に大粒にしたくらい?
煮付けが無難ですが綺麗なところの魚なら焼くだけでも美味しいです。

釣りたてはブヨブヨの身ですが、血も抜けて死後硬直後はわりと締まった綺麗な白身になります。
刺身も美味しいのですが顎口虫などの危険性があるので普通の場所での刺身はやめましょう。ダメ。

オオクチバスとの大きな違いは、皮や腹腔内の脂が調理しても青臭くならないことだと思っています。
あまり汚いところのスモールは食べたことないから知りませんが。

普通に塩焼きにして美味しく、キャンプなどで適当に焼いて食べるのに非常に向いている魚だと思います。
しかし炭でじっくり本気で焼いてみたことはなかったので焼いてみた。

ところが残念、じっくり炭火焼きは適当な塩焼きに劣ることが判明。
適当なほうが美味いんだから、これはむしろ一般的な調理環境から考えると利点と言えるのではないか。水分を飛ばしていくと旨味が強くなっていく魚も多いけど、こいつの場合はしっかり水分を残して手早く焼いたほうが良さを活かせる。


スモールスモーク。
熱燻のほうが一般家庭向きだと思うけど残念ながら冷燻向きの魚。
熱燻だとめちゃくちゃ身離れがいいし、まぁまぁ美味しいけどコレジャナイ感が拭えない。


骨からは出汁がとれるんだけど、正直そんなに良いものはとれない。
生で湯引きしてから煮出しても焼いてから煮出してもいいが、色こそ違えどいずれもパンチが足りない。

焼くとこんな黄金色、湯引きからなら白っぽい色の出汁。
何に使うにしてもイマイチなので昆布などと合わせるほうがいいし、あえて使わず兜焼きほじって食べるくらいでいいと思う。


出汁がイマイチってことは鯛飯系もイマイチなので、根菜と昆布で補いつつ焼いたの入れて更にとった出汁を加えて炊き込み、仕上げに別焼きほぐしの身を混ぜ込む3段仕込みにしてようやくなんとかという感じ。

そこまでするくらいなら炊き込みする意味あんまりないよね。
魚飯は単体で旨味がガツンと来るマダイなどだから生きる調理法なのでスモールには微妙。


刺身は危険性があるけど、生食で生きる身質ゆえの昆布締め。
チルドで1週間くらい時間かけてしまってもいいし、昆布で挟んで密封した段階で冷凍→解凍して3日くらいという安全策をとってもいいでしょう。

ポン酢でいただきます。
あまりネットリしてこず、なかなかしっかりした肉質の中に甘味があり美味しいです。


塩と麹の発酵パワーを借りるというのもアリだと思います。

スモールマウス大根寿司。
できあがるのに10日以上かかりますが酒のつまみに良いです。何故かがっつり塩漬けしたスモールの身がすごく甘い。

楽さを考えると生食系なら昆布締めかなと思うのですが、それよりなによりジャンキーな調理がより合うということがオススメしやすい魚なんです。

定番のムニエル。
オオクチバスでもバター効果で皮の臭味を相殺できますが、元々焼くだけで気にならないスモールはただのパワーアップ料理でしかありません。サッと熱を通して仕上げたいので、丸まらないように皮目に切れ目を入れておくと短時間で仕上げられて良いと思います。
身質が、タラと舌平目を合わせたような上品系なんですよ。そりゃ合うよね。


ということは当然、唐揚げも美味しい。
ただし、皮ごとの場合は揚げたては良くても冷めると皮だけゼラチンが冷えてゴム化する。食べる分だけ揚げるか、すぐに食べきらないほど揚げるならば皮を外してからのほうがいいかもしれない。でも揚げたては皮も美味しい。

皮つきで冷めたものをどうせ温めなおすならば・・・

餡かけにすればいい。
こうなっちゃうともう殆どタラ。
近所の水辺でタラ釣れるんなら良くない?


唐揚げが美味しいんだからフライが不味い訳ない。
ほんと、牛乳なんぞ使わなくても臭味なんて気にならずとても美味しい(水質悪いところの場合はさばいてニオイで考えろ)


スモールマウスバーガーにするとめちゃくちゃ美味い。
サクサクジューシーで口の中で溶けるようにほぐれる身のしっとり加減が最高によくて、普通のフィッシュバーガーよりずっと美味いと思う。スモールマウスバーガーですがラージマウスでガツガツ食べましょう。

油つかった調理は不味いものや「とりあえず食べられるように」誤魔化すという調理に使われることも多いので誤解されがちだが、スモールマウスバスにおいては短時間の加熱で良さを引き出すことができ、どの家庭でも簡単にできる調理法なのです。
これは食べないなんて勿体ない。

実際のところ一旦定着してしまった外来種の完全駆除というのは非常に困難を極めるもので現実的でないケースも多いのだが、コクチバス(=スモールマウスバス)については本栖湖と中禅寺湖という大きな湖においての完全駆除例がある。爆発的に増えてしまった場所では既に焼石に水かもしれないが、侵入初期段階で「あらこんなところにスモールが!?」って出会いがあった時には貴方の食欲がその水塊の生態系を救うかもしれない。

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Comments & Trackbacks

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  1. コメントの議論も含めて拝読致しました。
    基本的にROMっておりますが、いつも読み応えのある記事、敬服いたします。

    特定外来生物という言葉の存在すら知らずにアウトドアしている素人がたくさんいると思うのです。私のように。
    それはもう重ね重ね恥ずかしい話なのですが、どこかで事実を知って、関心を持って、勉強して実践して広めていかないと素人から脱することもできないし、こういう問題も解消しようもないかもしれないなと感じます。
    悪意よりも無知のほうが恐ろしいということは往々にしてあると思いますし。

    アウトドア初心者の目線でも、常に色々な声と向き合いながら鋭い意見を発信し続けておられるせつなさんにはひたすら頭が下がります。
    専門家のような方があふれるコメント欄で恐縮してしまうのですが、個人的に引き続き応援しております。

    そして料理写真が美味そう過ぎて……魚買ってきます!

  2. 腹減ってるトコに食いもんの形した器具で突然口をぶっ刺されーの、水中引き回しーの、息も絶え絶え陸に出されたらハイサヨナラってのはむっごーいナァと。

    釣りは身近な狩りだと捉えてるので釣れたのは食べるのが当たり前だと思うのです。

    それはさておき
    毎回ウマそうなお料理探究されてますなぁ。
    これからも応援しておりますぜネイチャーアニキ。

  3. いつも楽しく拝見させて頂いてます。
    せつなさんの釣行を読んで石鯛を釣りましたが(遠投カゴで)、非常に美味しかったです。
    次の石鯛釣行記事も心待ちにしております笑
    バーガーはビジュアルも味も素晴らしそうですね!
    近くの池で釣れるラージは少し臭うので香草パン粉で揚げて僕も作ってみます
    ローズマリーとタイムを探しに行かねば

  4. はじめてコメントさせていただきます。

    いつも楽しく読ませていただき、アウトドアというより本当の自給自足の参考にさせていただいてます。

    ブラックバスなんですけど、かまぼこや竹輪にするのはどうなんですかね?
    皮を剥いで。フードプロセッサーやすり鉢で小骨が残ってても食べられるようになるんじゃないかと思ったんですが・・・

    どこかのいろいろ食べている人が試しませんかね?

    あ、うちは農家ですから野菜は採れますよ。

    • カサゴと同程度の構造だからあの程度は小骨に困るようなことはないと思いますよ。
      肉質考えるとこれもスモールのほうが美味しく歯応えよくなりそうな気もしますが、これは比べてみないとなんともいえないですね。
      カマボコの場合は油抜きという工程が入るので多少の臭味がある場所でもなんとかなっちゃいそうな気も。
      さつま揚げくらいなら少し作るも沢山作るも手間はあまり変わらないので、次回たくさん釣ってきたらやってみますよ。

  5. 多摩川の府中あたりのはラージもスモールも(最近はスモールが大半になった気がします)あまり気兼ねなく調理しても、臭くて食えないみたいなハズレに当たったことは今の所ありません。

    調理よりも魚を絞めてる時に現れる輩の方が厄介で、要約すると
    ・みんなの資源を減らすな
    ・食いたいなら魚屋で買え
    ・エサ釣りは軽蔑
    てなことを言われますです。

    せつなさんは↑の様な方々とも、リアルでもネット上でもエンカウントする数は遥か多いんだろうなと想像すると、さぞやる気を削がれることと思いますが、ラージの方の記事も楽しみにお待ちしております。

    • あの辺りの身質が問題ないなら私の周りの好き者達は喜ぶでしょうw

      資源減らすなとかアホなこと言ってきたらアユの年券買ってる人に資源減らしてる補償してるのか?とか言ってやりたいですね。
      釣りたいだけなら観光資源として遊漁を認めてる檜原湖か野尻湖へ行け。
      だいたいエサ釣り軽蔑とかルアー軽蔑とか偏って見ようともしない連中は酔ってるだけでロクなもんじゃないです。
      べつにアンタが放流して増やした訳でもないんだろ?なんて録音しながらカマかけてみるのも面白いかも。

      • 録音&カマかけは良いですね!
        すごいアイディアをいただきました!

        ところで質問させていただきたいのですが…
        別のコメントへのお返事で、やつらをキープしないこともあるとのことでした。

        私は駆除という観点から、人間が食いきれない分は鳥と虫の餌にしてしまった方が良いのだろうと、いままでその様にしてきたのですが(原則食うぶんしか釣りませんが)、むやみに駆除しない方が良い、という考え方があるなら知っておきたいのです。

        なにぶん、私北海道が第2の故郷でして、こちらのブラックバスやアメナマ以上に、環境負荷が高い割に認知度の低く放流に対するプレッシャーが皆無な、ブラウンやレインボーからモチベーションを得ているので、高負荷外来種に対する攻撃意識が変に高いのかも知れません。

        • とにかくいちばん駆逐すべきは違法放流する奴なんですよね。
          駆除の問題点はたくさんあると思うんですよ。

          1)殺した時点でモノになる(捨てればゴミ扱い)
           →河川法に従うと厳密には河川敷に埋めた場合に不法投棄にあたる(グレーなのが釣ってすぐなら流すことらしいが、水域によっては死骸が大量に浮いて腐敗しますよね)
           →つまり基本的には殺した時点でそこで食べてしまうなり、持ち帰ってから捨てる・食べるなりがスマートな正解
           →持ち帰ることができる量に限界がある

          2)減らすことだけ考えれば良くも見えるが他の生物への餌やり行為にはなっていないか(場所によりケースバイケース)
           →ノネコ野良猫・カラスやトビなどが当てにしてして増えた場合に別の問題が発生する可能性
           →ここを考慮するとやはり持ち帰りがスマートなのではないか
           →量に限界がある

          3)水域による駆除効果の問題
           →小さな溜池などの閉鎖水域で流入・流下・氾濫もなく、侵入間もなければ(1年2年魚が全くいないなど)根絶の可能性も感じる。
           →対極的なのが無駄としか思えないほど広くて密度が濃すぎる場所。例えば先日の場所で、浮き物禁止の大きく深いダム湖なのに毎日釣人は全体で5人もいないんじゃないか。もはや何万匹まで膨れ上がってるかわからない状態なので無限に釣れるが、上記1.2を避ける合理的方法は?もうここまでいくと不毛な上に自分にリスクしかないので希少種がいる場所でもなければ個人では付き合ってられない。行政や地域が動いているところであれば負荷のかかり方や処理のし易さが変わってくるのでまた話は別。

          大きなところはこの3つだと思うんですが、基本的に生物は成体になるまでにある程度減っていくのが正常なんですよね。
          場所のキャパによってその数は変わる訳で、キャパオーバーな状態で正常な減耗もなくなればエサ不足に陥り自滅の道を辿って共食いするなり死ぬなりして、いずれ個人で頑張って殺すより残酷な世界が水面下で広がるでしょう。ケースバイケースですが、状況によっては中途半端な駆除は彼らが食い扶持を確保して正常で良好な成長をするための手助けになってしまうこともありそうです。(実際、魚の養殖現場では定期的に物凄い間引きをしますしね)
          1匹2匹ならいつでも持ち帰れるけど、それ以上はその場次第というのはざっくり言えばこういったことです。
          リスクあって気分が悪いうえに効果の出ない駆除を頑張った挙句にDQNのコマセになるとかアホらしいじゃないですか。

          渓流魚の場合は状況に関わらず抜くべきものは抜ける時に抜いておいたほうがいい気がしますね。
          単純なニッチの問題以外にも、産卵期がかぶって混ざるものなんかの場合はF2が生まれないなんて結果が出たら最悪ですし。

          悪を設定した時に悪に捉われすぎて思考停止しちゃうと身内の敵になっちゃう可能性があることは常に考えていたいですね。  

          • すっごいご丁寧なご教示ありがとうございました。

            思考を止めて悪速斬すると奴らに利する場合がある、と言うのは確かにありそうです。自分ではそこまで思い至らず、目から鱗でした。

            以前、アメナマのクソでかい奴が釣れ、釣り上げた時点でアスファルトのにほいに耐えられず。かと言って環境負荷のデカそうな個体を再放流する気にもなれず、食わないのに殺めたことが一度だけありました。

            でもやはり食わない生き物を殺すのは嫌〜な気分で、特にデカい生き物はしんどかった…

            やはり持ち帰る分だけ釣ったら納竿、帰るのが私の性分に合いそうです。
            ありがとうございました。

  6. ヘタレおっさん

    いつも楽しく読ませてもらっています。今回も考えさせられる記事ですね、わが家の近所の川でもここ数年でラージとの入れ替わり、及び個体数の増加が感じられます。
    自分は残念ながらリリースする人間です、最初に釣った個体は食べましたとても美味しく。でもそれは甘ちゃんエゴイストなりのケジメみたいなもんであって、やはり釣ったバスを手に掛けることができないんですよね…しかし現状を鑑みるにやはりこのままではいけないというのは動かせない事実であるわけで…裏磐梯、野尻湖等の《そこでしか出会えない魚》のままでいてくれたらまだ救いがあったのですが。
    きっとこれからも悩んでいくのでしょうな…こんな釣り人も居ることをお許しください。
    これからも色々な観点の記事を期待しております。

    • 私も必ずしも全部はキープしませんからね。無理だし無駄だし。
      それが仮に、この場所でこの感じなら食べずとも逃がす訳にはいかないと判断できる時は虫のエサになってもらうこともあるかもしれませんが。
      完全駆除が見えてくるような場所でなければ基本的には必要な分だけキープしてピラミッドの頂点をいびつに広げないよう心掛けるだけです。
      キープするしないは禁止行為に抵触していなければ現状自由でいいと思います。

      そこでしか出会えない魚っていう感覚はほんと大事だと思います。
      遠くの人ほど出会いに苦労するから釣れた感動はあるし、他所から人も呼ぶ資源なので近くの人は大事にする。そして無暗にバラ撒かれることがなければ槍玉に上がることもない。ゾーニングの理想ですね。
      一部が内側からぶち壊してるんですけど。小学生の頃からルアー作ってたくらい好きだったのに、高校生あたりからいろいろ現実知り始めてだんだん冷めていきましたわ。

  7. 特定外来生物に指定された、ということ自体はたいした枷にはならなかったでしょうね。
    罰則があっても摘発する組織も体制もないわけですから。
    施行時点で単に良心に訴えるだけのルールだったであるならばなんらかの体制が取られるまでにできることはやってしまうという火事場泥棒的な拍車がかかった可能性さえありますね。
    スモールは遊泳力がラージより高いので水系で広がる点も大きいでしょう。
    一方琵琶湖などは定着に失敗したようですし、中禅寺湖なども駆除に成功したというよりはたまたま定着に失敗しただけかもしれません。
    元々内水面は地元の人間が利用するために好き放題やってきたわけで、生態系云々は今さら何なの?という感はあります。
    せっせと成果のあがらない駆除に励んで生態系ノスタルジーを満たしてどうするので?という思いは消えません。

    • 駆け込みの可能性はあるでしょうね。どの生物でも同様の恐れがある話ですしね。

      中禅寺湖は学生時代に漁協の人に聞いたことがあるんですよ。駆除活動もやったようですが凄いことに放たれた数のかなりが釣られたんだとか。あの規模の湖でそんなこと可能なのかと耳を疑いましたが、その通りならば定着失敗させるだけの圧力をかけたのは人間であるともいえます。
      また初めのほうに書きましたが定着しにくかった時の理由が非常に気になるところで、いろいろヒントが埋まっている気がします。

      大事なのは今更ではなく今からなんですよ。更に壊さない為に、同じことを繰り返さない為に、どうしていったらいいのか。
      無駄な税金投入と顔色伺いのポーズだけ駆除ならいらないと思いますが。

      • 完全に想像なのですが、当初定着しにくかったのはラージと同じような溜池や閉鎖系水域に放流していたからでは無いかと考えています。
        あるいは評判通り水温が低い(低すぎる)場所を選択していたか。
        今の拡散を見るにスモールは中流域河川が最適の魚なのではないでしょうか。

        • あるかもしれませんね。
          実際、同じ水域なら水温が低すぎるところよりは適温と思われるところに多くいますし。閉鎖水系でラージと同時に入れたらラージのほうに優位だったからという理由は成り立つかも。
          こちらも想像にしかなりませんが、あとは琵琶湖の場合は湖北なんかだとラージより産卵場所が限定的でイワトコやビワコオオナマズと産卵場所が時期かぶって入ってくるかも。このあたりもどこで放流したかが重要になりそうですね。

          • そういえば野尻湖は湧水が多く結氷しない湖でした。適水温への誤解は定着を遅らせていたのかもしれませんが、もうダメですね。
            一方ラージは高水温と低酸素に強いのかもしれません。スモールは水からあげるとすぐ弱ってしまうのですが、ラージは中々弱らず10分やそこらなら平気なようです。
            水温が高くなる地方だとその辺りが影響するのかもしれません…

            • そういえば檜原も凍結はしますが湧水はありましたね。凍結する場所としない場所だと年輪の感じも違うかもしれないですね。
              ラージはほんと強いですね。高密度で持ち帰ってもすぐ慣れて金魚のエサ食ってました。お前らが御飯になるんだよ!って終わりましたが。

              • スモールのサイズは水温の影響かもしれませんね。関東の河川で大型が上がっていますし。

                西日本以西のラージ拡散はそのタフさが効いたんでしょうね。最初に芦ノ湖への移植が成功したのもそのおかげかな。

  8. なんか偉そう

  9. キャッチ&イートは自由にすればいいとして、釣り人のゲリラ放流が広まった理由のように書かれているのは残念でならない。
    いくつか例を出すと、完全に閉鎖されている水瓶はまずありえません。つまりはどこかと必ず繋がっています。そこから入ってきたと過程したときに、どこから来たのかという疑問が出ます。大元を辿るとゲリラ放流もあると思いますが、水鳥や鵜(渡り鳥など)が運んでしまう場合も多く、アメリカでは車の少ない(生きた状態で運ぶのが難しい)時代から、各地で生息域を広げていました。
    専門用語なども多く、よくリサーチされているようですが、ゲリラ放流に関しては決めつけるような文面になっていますので、もう少し柔らかい表現で良いと思いました。

    • 一般には欠点ばかり槍玉に挙げられることが多いところを、せっかく言葉を選んで良いところもあるけど悪い事実もあったんだよって程度に抑えたのに、わざわざ言わせてしまうのはどうかと思いますよ。
      鵜の吐き戻しで回復できる範囲は相当狭いでしょうからどちらかといえば足で持ち運べる一部の猛禽か嘴で移動できる水鳥でしょう。毎日の摂餌と年数を考えれば新規の繁殖可能な場所に繁殖可能な数を落下させ増えることもありうるでしょうが、それでゲリラ放流や密放流がなくなったことにはなりませんし、確率を想像すればどちらが増殖の為の条件が容易に揃い影響力が高いかは明瞭。極稀に降ってくる事件が起こりますが、現状の爆発的な広がりの多くの原因がそれなのであれば陸上に降るニュースは(人に見つかる前に他の生物に食われる可能性を考慮しても)もっと何倍もあって普通なんじゃないでしょうかね。しかしどちらが多いなんてのはここでは関係ないのです。
      1976年9月号のフィッシング特別付録では「雄蛇ヶ池は沈黙した―あるバスポンドの誕生とあまりにも短かったその一生の報告」に計画的な密放流から爆発的に増え釣り過ぎて減少するまでが綴られており、おそらく同じ内容がSports Fishing No.3(http://dorabibi.net/?pid=71551508 サムネイル参照)にも書かれています。バス密放流に関するマニュアルも存在していたそうですね。
      バサー達の憧れだったバルサ50の産みの親らが、そういうのも知った上で1978発行「ブラックバスの楽しみ方」(https://www.amazon.co.jp/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%90%E3%82%B9%E9%87%A3%E3%82%8A%E3%81%AE%E6%A5%BD%E3%81%97%E3%81%BF%E6%96%B9-1978%E5%B9%B4-%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%81%AE%E6%9C%AC-%E5%89%87-%E5%BC%98%E7%A5%90/dp/B000J8N43S)では「ささやかなゲリラ放流」なんて書いてしまう認識で、業界がゲームフィッシングの楽しさを前面に押し出す中で既に害魚論が沸き起こっていたにも関わらず、権威に弱い日本人に対して業界の有名人達があたかもたいしたことではないかのように「自分にもできる」と思わせる方法論を広めていったのも事実です。
      今ですらニュースを鵜呑みにする人が残るのに、ネットのない時代のTVと新聞と書籍の影響力をどれほどとお考えでしょうか。
      知らなかった話では、2000年9月には河北新報朝刊で時効だからと八郎潟から岩手へ数年に渡り移植したことを語っている人もいたそうですね。これなんか本当であるなら氷山の一角と考えてもおかしくない。同年富山でもバスを溜池に移植した人が逮捕されてますし。

      また、鳥による空中移動が可能ということは一般に想像されている人の手による移動の難しさを否定することにもなるので逆効果です。人であればもっと簡単に移動できるよねということになります。そのあたりは生体移動が合法だった時代の経験がたくさんあるのでラージの記事でも書く時に触れてもいいかとは思っていましたが。

      戦争の事実と戦争と無縁に思える現代日本人の関係に似ていると思いますが、認めるところは認めないといけない。己が明らかに間違った事実を頑なに否定し続ける者が何を言ったところで世の中は認めてくれるのでしょうか。
      実際に釣具屋で働いていた時にも釣具屋は味方と勘違いしてか現行犯でないと意味がないゆえか知らないが、犯罪行為を当たり前のように公言してくる輩は多数いましたから「これが無ければ他の要因だけを問題にできたのに」という残念な思いが拭いきれないのが釣りにも携わる私の立場です。
      こういった事実を何倍も書いて理詰めで叩くことに意味はないと思い、本文は十分に優しい言葉で綴ったつもりでしたが理解できないのであれば、視野が狭くなっているか、勉強不足か、私の文章力のなさゆえでしょう。

  10. バスに限らずアカミミガメ・アライグマ・カミツキガメ・ガーの様な素晴らしい生き物たちが馬鹿馬鹿しい理由で日本に定着して結果害獣呼ばわりされるのは悔しくて仕方が無いです
    彼等を駆除するのは正しい事だけどそこから読みとれる教訓をきちんと教育するのが一番急務だと思います

    まあそれはさておき泥臭さが無いというのは良さそうですね…
    ラージの方も余程の水域じゃなければ処理すればちゃんと美味しいのにそれ以上とは…

    • これに限らず、受験の為の勉強以外に教育すべきことってかなり多いように思いますね。

      ラージも十分美味しいですがいかに青臭味を出さないで仕上げるかってのは多少気をつかう部分になりますよね。
      その点スモールは楽ですが逆に調理法誤ると物足りない感じになるケースも出てくるかも。

  11. 健啖隊ホイホイですね。

  12. 食指が動いたので少し調べてみましたが、今のところ公に福岡では流入が確認されてないようです。バスフィッシングはこちらでもかなり流行っている筈なのですが、水質?餌?天敵?妖怪の良心(無い)、妖怪の懐具合が良いためか?もしかしたら妖怪の勘違い(「冷水・流水に適応」の部分を「オオクチ+低温」でなく、「オオクチ-常温」と勘違い?)かも。
    いずれにせよかなり水を選ばない魚みたいなので、おそらく?未法流であると信じたいところです。むしろこちらでは、山間部にある上流砂防上の冷たく透明な溜池で繁殖しつつあるオオクチの適応力と釣り人のモラルが心配・・・orz

    今回も沢山の美味しそうなお皿を、まことにありがとうございます。
    お吸い物の色とパンチが正比例でないというww
    (良い奥さん)<(平野レミ)<(周富徳)<(磐鹿六雁命)←ここらへんですね。(笑)
    これらのお皿を通し、単に食べることだけでなく“生物多様性”と“美味しく頂くこと”の関係をあらためて教えていただいたことに家族を代表してお礼とさせていただきます。(堅苦しい?)w

    • 繁殖まで確認されずとも北海道では国定公園で捕獲されてるから本州外でも油断はできないです。
      ラージは単純に全都道府県どころか三宅島などの離島にまで分布してしまっている現状から、愚かな人間のやることは侮ってはいけないと思います。
      平野レミくらい大雑把に斬っていかないといけない世界の食材はあると思います。

      • 先日虫探しの旅に出たのですが、行く先々でMAP検索しないと出てこないような溜池にすらラージの魚影が確認でき、そのつど息子とため息をついていました・・・そのほとんどは、もう既に人すら寄りつく事が無くなっている様な溜池で、おそらく放流者はプライベートポイントにでもしようと思い放流したものの、本人の中で流行が終わったのか、はたまた引越しでもしたのか、いずれにせよ身勝手そのもの・・・。
        業者から個人まで、欲望は枯渇することを知りません。
        ひとまずログを録ることしか出来ませんが、いずれ役に立てて行きたいと思います。

        平野レミさんくらいの影響力と頻度でアムールやってくれると面倒も減るんでしょうねwあ、TOKIOさん達のほうが早く四足にたどり着きますかねw

        • っていうか今更当たり前すぎるかもしれないけどTOKIOにはブラックバスおいしいですって狂ったように言ってもらいたいですよね。
          むしろ特集しないで毎回のメインにオマケで1品ずつバス料理つけてくるとか。いまだに食べられると知らない人がいたり、釣りする訳でもないのに食べるのに抵抗ある人とか意味がわからない。

          バスに限らず日淡でも同じだけど、本来いるはずの環境と共に楽しむのがいちばんだと思うんですよ。
          この環境がこの生物を形作ったんだと言えなきゃ、自然を使った釣り堀でしかないですよね。

          • 役割って大切ですねw是非そうして頂きたい。

            ”本来いるはずの環境”、いまそこが課題です・・・いろんな人の話にも耳を傾けねばと思ってます。

  13. 水系の生態系の頂点に立つのはせつなさんでしたか。

  14. 20くらいの小さいのは脂がないけどおいしかった
    デカいほうが脂があると思うんだけど生物濃縮考えるとどうなんだろう
    あまり釣られてない場所の方がワームとかの内分泌かく乱物質の影響が少ないかもしれないから
    メジャーポイント、特に湖はみたいなところより川の方がいいかもしれないな

    • まぁ、あんまり気にし過ぎても美味くないですけどね。
      海産魚でも腹出せばワームやイカ角が出てくる訳で、調理されて出てくるものだけ食べてる人が絶対安全かっていうとそんなことも言えなくて。

      • 確かに売られている魚もどこでとったかわからないし、
        外洋でも大量のごみが漂流しているという話は聞くからな

        最近気になって川でも海でもハードルアーと生分解ワームしか投げていないが、
        生分解ワームの種類の少なさと素材の感じには若干不満がある
        現状でも生分解ワームはかなり釣れるから
        もう少しバリエーションが増えれば通常のワームを淘汰しそうな気はするんだが

  15. 何故か分かりませんが、
    最後まで読んだらハッシュドビーフと
    スモールバスが食べたくなりました。
    せつなさん、何か呪いかけましたか??

  16. バスバーガー!!美味しそう…!ムニエルとか唐揚げはよくやってるんですが、ハンバーガーにするのは思いつかなかったです。真似してみよ。
    個人的にはうっすら衣をつけてから黒酢ベースで優しく和えて酢豚ならぬ酢バスにするのがたまらなく好きです。お試しあれー

コメントしたければしてもいいのよ?(カエストハイッテナイ)

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