ざざむし。

スジエビとヌマエビ

小エビは美味しい。
小さくともエビの主張が強く、とてもわかりやすく美味しい。
中にはお好み焼き用の小エビみたいな、海産のアミなどもあるが今回のは淡水産のエビ。

よくよく思い出してみると、売っている淡水エビの佃煮はテナガエビを除く殆どがスジエビなのではないか?
日本全国隅々まで見てないのでわからないが、少なくとも中部から関東で見た限りは大半がスジエビ。
綺麗な水域から、富栄養化の進んだ閉鎖水域まで、かなり広範囲に生息している。
売っているものも加工してしまえば産地表記の義務はないので出所が全くわからない。
実際に捕まえて料理してみると愛される理由がよくわかる。
さほど綺麗に見えない場所のものでも臭味なく美味しいのだ。
ただし、3時間程度で構わないので、できれば流水で、無理なら水を代えながら糞出しをすること。
テナガエビもスジエビも肉食だからか、わりと消化が早いので早々に背ワタが綺麗になる。
これをしないと見事に食べていたものの香りがするので、採った場所の藻の臭いそのものだったり、ヘドロ臭さや鉄臭さのようなものが一噛みで口内に爆発します。
一緒に食っちゃってるんだろうね。
suzinuma1これは時間なくて〆てから冷蔵庫で少し置いてしまったので白くなってきてるけど、できるだけ透明なほうがいい。
泥抜きさえ済んでしまえばかき揚げでも佃煮でもエビ煎餅でも簡単で美味です。
suzinuma2近所にまとまって採れるところが少ないのが残念です。

・・・と思ってふと考えた。
人間、あまりに当たり前になっていると見落としが増えるもので、冒頭に戻るのですが、なんでヌマエビの佃煮は見かけないのか?
検索すると個人で作って食べてる人こそいるものの、やはり写真から見える製品物は殆どスジエビっぽい。
佃煮にできるほど採れることはよくあるけど、実際食べようとも思ったことがないので試しにやってみた。
suzinuma3とりあえず30分少々でヌマエビ2000匹くらいは採れた。

ヌマエビの仲間ってややこしくて外来種含めて種類がいろいろあるんだけど、これだけいると全部が同じとも言い切れない。殆どがヌカエビなのかな。まぁ、ヌマエビ類としておこう。
ちなみにザリガニが1匹混ざってるけど探す気になれんwww

さて、問題のヌマエビ類。
テナガエビ科のスジエビと違って雑食。
普段は殆ど藻類やデトリタスを食べていると思われるから、臭味の元があればドブ臭さがストレートに出るはず。
よほどの清流でもなければ糞出しは必須だろう。

30分に1回水を代えながら様子を見たのだが、3回目から殆ど水が汚れない。
案外消化は早いのか?
どう見ても背ワタはまだ点々と黒く見えるのだが、3時間で我慢の限界。
いってらっしゃい!

ビチビチパチン

suzinuma4こまいのが大量にできました。
細かいのでスジエビほど肉感はないのですが、おおむね似たような味です。
ただ、こうして比較してみると明らかにヌマエビのほうが僅かなニオイがあるんですよ。
糞出しがまだ不十分だったせいなのか、原因は不明ですが。
ただ、ニオイといってもどの程度かというと、モロコの佃煮として売られているモツゴの腹のニオイ程度のものなのでクセといって済ませてしまえば問題ない範囲なんでしょうが、両者の食性を考えるとやっぱりデトリタス由来な気がしてきますね。
商品としてあまり見かけないのは、魚場の問題とコレなのかな。
やっぱり食用にする際はそこそこ綺麗な場所を選んだほうが良いのでしょう。

それでも気になる方には魔法の言葉を贈ります。
気にしたら負け。

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Comments & Trackbacks

  • コメント ( 3 )
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  1. 何処から買う?

  2. イソスジエビの刺身にチャレンジしてみて貰えませんか|・)

    • イソスジエビは昔生で食べた気がするけどあまり記憶に残ってないですね。
      いくらでも採れるので機会があれば酔わせてガシャガシャ食べてみてもいいかもですね。

コメントしたければしてもいいのよ?

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