ざざむし。

北陸の山菜ハンパない


春ですねぇ。
山菜狩りのお誘いをいただき、こちらではどれくらいのところでやるのが普通なのかという興味もあり喜んで参加させていただきました。

まずはコゴミを拾いに河川敷へ。 生えてます。
あとは定番のセリとかアサツキとかカンゾウとか。しかし本当にこっちはあちこちに普通にワサビ生えてんだね。
だんだん価値観が麻痺してきそう。
これも葉を少しずつ頂いていく。

コシアブラ。
日当たりの差かなんなのか数mの差で成長が全く違ってて面白い。
関東と違って大木がほぼ見当たらないのはなんなんだろう。

あまりに普通に生えまくっているので一枝に複数出ている芽から良さそうなのを一つずつ貰う程度に、微妙なものは総スルーできる余裕が生まれる。

皆さんご存知タラノキの芽。
これはわかり易いせいか、富山でも各地で真っ先に採られている模様。

ここここここここここ小コシアブラ達。
関東だと人が容赦なくとってしまうというのもあるけど、小さいうちに鹿にかなり食われちゃうらしいんだよね。ヤマイモ掘ったのかイノシシが開けた穴こそ多かったものの、コシアブラは殆ど採られた形跡がなかった。
なんだこのパラダイス。

タラちゃんの群れデース。

なんだこのパラダイス。今夜は皆で食べるってことなので、各自食べる分くらいあればいいだろと ゼンマイやミツバ摘んだりしてた。なんせドアtoコシアブラ僅か5分だもの。一瞬で摘むのが終わってしまう。関東だったらまだポイントまで到着できてすらいないよw

温泉でダラッとして、少し買い出し。なんだこれ?
聞けば昔からこの地方の家庭で作られていた押し寿司で、サバのほぐし身を真ん中に挟んだものだそう。商品として売っているのはこの志むら乃寿司しか作っていないらしい。ずっしり重いが、高いんだか安いんだかよくわからない値段。
買う。
青色1号ーーーーーーーーッッッ!!!
なにこの色www
これもこの地方で昔から定番色らしい。確かに他にも青いのがちらほら。何故に青なのか。華やかにするのに黄色じゃいけなかったのか。

みんなが採ってきたものを集めて整理していく。
あんな短時間で終わったとは思えない量。

定番コゴミマヨ
クセが少なくほんのりヌメリがあっていいですよね。
最近は年中売ってるけど、あれ一体どうやって作ってるんだろう。最近流行りらしい山菜の昆布締め。
ワラビ自体は風味が良いものでもないからありだなぁ。

こっちはコゴミの昆布締め。
富山ほんとなんでも昆布だ。昆布が安くなかったら貧乏人には生きていけない世界。

お手製のノドグロやアマダイの干物もつつきながら。
酒が止まらない。
派手だけど当然味はカマボコです。
慣れない人からは食欲が削がれるとかいう声も聞きますが、クチナシ青という食用色素もありますし、かき氷ならブルーハワイも普通に食べられる人が多いんだから人間の感覚なんてテキトーで勝手なものです。
私は自分が食べる分には青いカレーでも同じです。

そしてやっぱりカマボコにも昆布。

タラの芽~
ホクホクうまうま

コシアブラ~
説明不要でしょ。

今朝水揚げされたばかりのものを買ってきてもらったホタルイカ1kgを茹でたてで~

さすが慣れてる。
軟骨と目玉とるのめっちゃ早い。
全部アツアツのうちに取り除かれてて口当たりまでバッチリ。
驚いたのは生姜醤油で食べる文化がまだあまり浸透していないんだとか。

カンゾウ・コゴミ・ホタルイカの酢味噌Ver.

あとこれクロモ。
アナカリスっぽい淡水のクロモじゃなくて海藻のクロモで、いま試験的に養殖を試みてるらしいものを特別ルートからの提供。
初めてなのでとても楽しみ。

サッと湯通しして酢の物で。

あぁ、これ美味い。
舌触りやヌメリ感はモズクっぽくもあるのに、歯切れのチャキチャキ感は岩手の高級海藻マツモに少し似ていて脳に響く小気味良さがある。
とてもじゃないけど今の価格では一般に浸透はしないだろうけど、高級料亭なら差別化できて十分に売りになるものだと思う。

いっぱいあるからとタラの芽を豚バラ巻するという暴挙までwww
不味い要素なんかある訳ないんだけどタラの芽でやる意味があるのかっていうと疑問なところで、シオデでもアスパラでも変わらないんじゃないかという気もしないではない。でもこれだけ肉感ある山菜は限られるのでタラだから対抗できるのか。

写真にないものなども散々食べて結構腹いっぱいのはずだけど最後に出てきたセリとミツバのフォー。
別腹でペロリ。

いやー、楽しかったです。
まさに売るほど生えてる世界。お誘いありがとうございました。

あんなに食べたのにコシアブラとタラの芽が余ってて、お土産に頂いて3人で分けました。
コシアブラ御飯とか胡麻和えなど贅沢できます。

おかげで家でも堪能できました。

で、

実はこの日もついでにアミガサタケを探してみたものの発見ならず、なんとか富山でもシロと言える程のアミガサタケを見つけたいと思い、後日フラフラとしていました。
たいした進展もなかったのでこの流れで書いていきます。

久々にグーグルアースを眺めて近場でアミガサタケが生えそうだなと思ったところへ向かう。
途中、良さげなところで食べられるものを摘みながら。

クッソ太いアスパラの化け物みたいなイタドリ。
よほど環境が良いんだろうか。スカンポとかいって生のままかじって喉の渇きを癒したりするやつだけどシュウ酸あるから生はほどほどにね。

ほんとコゴミはあちこちに生えていて、サイズさえ拘らなければいくらでもある。
サイズさえ拘らなければ。

コシアブラ・・・。
タラの芽が壊滅してる横でも伸び伸びしてる。
富山では人気がないのか知られてないのか、でも容赦なくタラの芽が採られた痕跡を見るに木の体力を無視した感覚のまま人気が出てしまうと激減は目に見えているので人気でなくていいかなと思う。魚釣りも植物採集も昆虫採集も同じで、教える人は資源管理面も同時に教えていかないといけない。
コシアブラは例えると春菊を上品な貴族のお嬢様に昇華させたような感じの風味。マナーのなってないお下品な人は手を出してはいけません。

この日はまだ先日の残りがあるのと細い木しか見なかったのでコシアブラは採らず。

イラクサでかっ・・・ミヤマイラクサか。
実は関東で見なかったからイラクサしか食べたことないんよね。

ミヤマってこんなにぶっとくなるのか。
この時小指に刺さった。痒さはイラクサと同じ。一度くらいテストに刺さっておくのも良いものだ。

足元にたくさん生えているのはキクザキイチゲの紫かな?
最近は山菜も何種かは簡単に買えるけど、買うだけじゃこういう春を感じることができない。

と、こんな感じでサラッと山菜のありそうなところを通過しつつ車を走らせている途中、小高い位置にいかにも生えそうなニオイが。うん、見えるニオイ。
停めてちょっと探してみると

あったーーーーー!!!
富山にもイエローあるじゃん。

しかし、この1本だけ。
富山のアミガサって一体どうやって子孫残してんだよ・・・

そして、目星をつけたところに向かうも、到着してみると侵入禁止エリアで入れず終了w
関東近県だとかなり細かいところまでグーグルアースの手が伸びてるけど、地方に来るとまだ行ってみないとどうしようもない範囲が多いのね。
これはこれで縛りプレイのRPG感があって良い。

他の山菜在庫がいっぱいあるのでイタドリはジャムにでもします。
ルバーブみたいな爽やかなジャムになるので甘いものが苦手な人にもウケが良くオススメです。

初めてのミヤマイラクサほんと太い。
これだけ太いと数本採ってくるだけで満足できるから楽だし負荷が少なそうで良いですね。

つまみがひたすら山菜だけどまだ飽きないですね。
ただ、こうなってくるとやっぱりコシアブラやフキみたいなクセの強いものが光ってくる。
ミヤマイラクサはおとなしい味だけどめちゃくちゃジューシーで、太いから1本食べるだけで甘さがはっきりわかる。あと葉は醤油ラーメンに合う。

~ そして更に後日 ~

ほんと富山なんなん・・・こんなの・・・絶対おかしいよ

この日は妖精さんについて森の中を進んでいきます。

気付くとデボン紀でした。

見えなくなる範囲まで延々とクサソテツ。

こんなごんぶとコゴミばかり。
なんだこのパr

あまりに凄まじいので一株から良さげなのを2~3本だけ拝借してもあっという間に袋いっぱい。
売ってるのより太いって。ここの株は一体何年生きてるんだ。

所々にニリンソウも。
しばらく食べる予定はないけどオハウ用に干すため少し頂いていく。
食べたことない人でもゴールデンカムイで有名になったプクサキナだといえばわかるかも。
単体で食べても食べ甲斐のないものだけど、干して肉類と合わせると鄙びた独特な香りが臭味と打ち消し合うような感じで良い味になりますね。

関東で気にしたことなかったこれ、キバナアキギリ。
シソ科だけあって千切ってみると特徴的な香りがしますね。
なんというか・・・シソとミツバを足して割って草で混ぜたみたいな?

地方名「婿泣かせ」ともいうそうで、昔こればっか食べさせられた婿が泣いたからと言われるほど大量に生えるので当たり前に食べてこられた山菜。婿が泣くほど美味しいという記述も見かけたけど、婿泣かせってタカノハダイにも使われる別名だしマイナスイメージに使う感じがするから前者なんだろうなと。

上から葉4枚のところで摘みます。
おひたし、ゴマ和え、ナントカ味噌にしましたが加熱するとだいぶ風味が飛んでしまうので濃縮する調理法を考えたら化けるかもなぁなんてぼんやり考えています。

しかし富山の山菜の手つかずっぷりには驚かされます。
案内されてバッチリあるのは当然としても、適当に走ってみてもあちこちに普通にある。北陸ってどこ行ってもこんな感じなんでしょうかね。
そりゃぁこれだけ有名な山菜が普通にあればマイナーな草なんて手出さないのもわかる。ただ、春過ぎちゃったらどうなんだろう?それはそれで山菜どころじゃないような気もするので期待したいところ。

そういえば世間には野食は貧乏人のやることだなんて揶揄する心の貧乏人がいるらしいですね。

ランチに作った釣りアマダイ・アズマハナダイとコシアブラ・アラゲキクラゲの塩焼きソバ。
ガラベースの出汁にコシアブラ15個入れてサッと加熱して、ひと塩しておいた魚をポワレしたものと麺を混ぜてスープを吸わせながら炒めただけ。香りの主張が凄い。
採集は言ってみればゲームやアトラクションを楽しむことに時間や経費を使うようなものなので、食べる時点では食材は完全にオマケなんですよね。
都内で食べたらいくらかなぁ?

私が貧乏なのは否定しませんけどw

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Comments & Trackbacks

  • コメント ( 34 )
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  1. やはり人の少ない場所に行けばあるんですね。
    魚と一緒か・・

  2. こんなの見せられると採りに行きたくなる

  3. 何で地元の人間が山菜を食べないかというと、単純に「飽きてる」からです
    店で売ってる野菜の方が貴重で価値があって尚且つ食味が優れていて美味しいんです
    なので、わざわざそこらに生えてる雑草(失礼)を食べるのはツラい
    そうなると、老人も食べない→子供は知らない→誰も採らない、という感じに
    ただ、誰も知らない山間部で山菜を栽培して売ってる人は居るので勝手に採ると叱られます
    源流部のワサビとか自生してると思うのか、盗難被害が多いそうです

    • なんで食べないかってのは私も昔はそう思っていた時期がありました。

      ワサビに関してはいろんな人がいるのでなんともいえないですね。
      私有地ならわかるんですが、今時まだイワナの隠れ沢感覚で植物を勝手に植えてしまうのは考え方としてアウトですし。
      先日もワサビじゃないけど山菜採ってたら山の持ち主と知らず文句言ってきた人がいたという話も聞きましたし、勝手な人は結構いますからね。
      ワラビなんかも栽培してる斜面はよく見かけるし、あくまでもケースバイケースで調べて見て判断するしかないですね。

  4. 志むら乃寿司大好きです。寿司というかおにぎり感覚の食べ物だと思ってるんですが
    せつなさん的にはいかがでしたか?
    普通のかまぼこはもし飽きてきたら、軽く塩コショウしてバター炒めにしたり
    煮物や鍋物に入れたりしてもおいしいですよ。
    昆布のかまぼこはちょっと醤油つけてもおいしいです。

    • 志むらのは完全に握りすぎおにぎりというか、大きさの割に腹にたまりますね。
      食べた上でも高いんだか安いんだかなんともいえないので、やっぱり家庭で作るもんかなと。

  5. コゴミってワラビとよく似てますね。
    通学路で寄り道してフキノトウを摘んだのを
    思い出します。

  6. 初めまして。
    富山というとホタルイカとか海産物のイメージが強いんですが、こんなに山菜採れるんですね…
    自分も大学生になったら野食やってみたいですね〜

    • ちょっと他県向けアピールがホタルイカとシロエビと寒ブリとアカムツに頼りすぎな感じがするんですよね。
      本気で外食する人なら1年で目ぼしいところ行き尽くしちゃうだろなぁという感じもあるので、やっぱり自然は利用しないと損だと思います。

  7. 三脚担いで山登ってようやく採れるコシアブラがまさか雑魚キャラ扱いとは…

  8. 更新頻度が高くて1ファンとしてうれしいです
    ありがとうございます

    青いカレーは友人からネモフィラカレーとかいうレトルトをもらったまま賞味期限がそろそろ切れますので食べます

    • 更新頻度のことには触れないでください。しんでしまいます。

      ネモフィラカレーって天然ゆえか気持ち悪い青してますよね。

  9. 東北日本海側から東京に出てきた俺様的には、とても辛い記事でしたw
    そのうち、ハシより細いゼンマイやワラビはいらん、と言い出すでしょうw
    ネマガリタケはぜひ攻めてくださいね〜

    • ワラビは細くても良さがあると思うんですが、ゼンマイは関東にいた時もそんな感じでしたね。
      ネマガリはポイント持ってる方がいらっしゃるのでそろそろ行ってきます。

  10. いいなぁ、いいなぁ
    昔仕事で山に入ってた時はコシアブラたまに食べられたけど都内ではなかなか食べる機会ないならなぁ

  11. 押し寿司の感想書いてないな(´Д`)y-~~
    ところでこっち(大分)では「くろめ」と呼ばれる海藻があるんですが、同じもんなのでしょうかね?
    くろめタコ焼きとか普通に売ってます。

    • 押寿司はなんというか硬いおにぎり。
      クロメとクロモは同じ褐藻だけど全くの別種ですね。クロモは刻まなくても最初からあの形状です。

  12. コシアブラ採れすぎですよ(笑)。
    山菜の売り場にいた時にたまに貰って帰りましたけど、
    個人的にはタラの芽より風味が強くて好きです。
    知ってると思いますけど、買うと結構高いんですよ(笑)。
    山菜かぁ、今年もアカミズ食べたいなぁ。

    青色一号ですが、むかし富山の知り合いが送ってくれてたみたいで、
    子供の頃はカマボコっていうとその青いのばっかり食べてました。
    青い部分だけ上手くはがそうと遊んでたんですけど、
    だいたい途中で裂けちゃってムシャムシャ食べちゃいましたね。
    昆布巻のもありましたが、幼心には青色がヒットしてました。
    剥がすの難しいし。

    • コシアブラ、苗ですら600円くらいで売ってますね。
      そろそろネマガリタケいってきます。

      青色1号は発癌性がどうのって話もあるけど、多少食ったくらいで影響するような奴ぁ世の中知れば知るほど寿命縮むだけなので面白いですね。

  13. コゴミにコシアブラって大好物なんだけど何処の山ですか?氷見の農協で買うものだと思っていた。

    えー昨日岩瀬浜とか四方に行っとるやろ思てたのに(笑)

    • 3方向どっちに突き進んでも普通にありましたよ。
      絶賛稼働中のキャンプ場まわりですら採られてるのはタラノキばかりという不思議。
      岩瀬浜は1日差でスカりましたわw

  14. お疲れ様です。

    見えるニオイとは言い得て妙ですね!

    山の中に現れる鮮やかなコゴミ(コゴメ)のデボン紀感は凄い!
    なんかこう人間心理の内側にゾッとくる怖さがあります。
    新潟も絶賛こんな感じです。

    昆布〆系は、富山より(上越あたり)くらいか見られる傾向です。

    私はキノコには手を出していないので、もし機会があれば、「魚野川 覚張徹」という方にアクセしてみて下さい。
    ネイチャージモンに登場した、山菜キノコ狂いの方です。

    では

  15. もう野食とか飽きた!っていつ仰らないかとビクビクしながら拝見。

    山菜って少量で春の季節感を楽しむものかと思ってましたが、おなか一杯になりますねw

    • 田舎生まれゆえに地方の人が当たり前にしてて見ようともしてないものがたくさんあるってこともわかってるつもりなので、1~2年で飽きたってなるのは自分の見る目がないんだろうなって自分を見直すように考えてます。

  16. コゴミってこんなにでかくなるんですね!
    南九州では見かけないので裏山鹿です。
    こっちは筍がモウソウからコサンにバトンタッチし始めました。

  17. ヤバイ…昼食ったあとなのにナンダこの飯テロ感は…(汗)
    わらびの昆布締めいいなぁ

コメントしたければしてもいいのよ?(カエストハイッテナイ)

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