ざざむし。

野食会2017秋に行ってきました

秋ですね。
身の周りが食べ物だらけになるのに動ける体と時間に限りがあるので困る季節です。
そんな中で開催される野食会2017秋。

各自で捕ったり採ったり漁ったりしたものを中心に持ち寄って楽しむ会ですが、富山へ引っ越してからはご無沙汰でした。
今回は茸本さんの出版祝いということもあり富山から通称怪魚ハンターの小塚拓矢さんと共に遠征しての参加となりました。もはや野食会にいて普通にも感じてしまう小林銅蟲先生をはじめ、どこまで書いていいのかわからないのでなんですがその他有名漫画家先生方などもゲストにいらっしゃってなかなか豪華な会でした。

出版記念ということでもあるのでついででなんですが個人的なレビューを書いておきます。

まず、新書一冊で狩猟免許不要で入門しやすいジャンルを殆ど全て網羅するという方向性なので、これ一冊で野食の参考としてやっていこうという人には向いていません。あくまでも何から手を出したらいいのかわからない、実は身近に食材はいくらでもあるということを知り野食への切欠として楽しさを知る為に優秀な本かと思います。
本の完成度として白黒写真の点が残念だと感じる人も多いようですが、これを切欠に興味を持った人は興味を持ったジャンルから図鑑を買い揃えるなどして入っていけばいい訳で、ただ読み物として楽しむだけの方と野食をやっていきたい方に分けた際、後者にとっては想像を膨らませるに足ればいいのでこれで十分かなとも思います。安易な人ほど「これで間違いない」「大丈夫だろう」の認識が甘々なので事故が起こりやすいのは昨今のキノコ食中毒のニュースを見ても明らかですからね。興味を抱いたら詳しい図鑑へ。その為の野食の樹形図の根幹にあたるものかなと。

ですから当然、それぞれのジャンルについて深くまで突き詰めるには限界がある訳で、既に特定のジャンルをやりこんでいる方には物足りないところは多いでしょう。逆に言えばこの本で興味を持つことができた方には一歩踏み出せば記しきれなかった楽しく広大な世界が待っており「野食のススメ」というタイトルに偽りのないものかと思います。
最初は読み物としてで良いでしょう。世にはまだ下手物としての感覚が強い方もいると思いますが、その感覚を軽減していける内容になっているのではないでしょうか。まぁ、外部の人がどう感じるかなんてのはその世界にどっぷりな身としてはあくまでも想像でしかないんですけどね!

ということで興味のある方は購入してみると良いでしょう。
では会場入りからいきます。

いらっしゃいませキノコ達。
この後使えるものは適宜使われていきます。
ほんと関東って卑怯なキノコ揃ってるよね。沈めばいいのに。


アケビとミツバアケビ。
来場途中に採ってきたとかで天然デザート。


開会は14時からなので午前入りした人達はジビエの解体から行っていきます。
にゃごにゃさんなど手慣れた方を指導者に、未体験の方々に優先にやってもらいました。
普段何気なく食べている鳥も、種類は違えど見てるだけでも肉になるまでの大変さが実感できると思います。

尚、本来は解体工程を施設レベルで分けるべきものなので外で行えるものは外で行い、室内で行うものは感染症などを防げるよう最大限の配慮をして行われました。

有害鳥獣駆除で駆除された瓜坊(イノシシ)です。
でっかいネコくらいの大きさで脂もないので皮剥ぎが楽そうでした。

肉になります。

マガモやコガモも肉になります。
この時期にどこから入手するんだろう。

今更ですが、こういうサイトですから食べものであるはずのものを遮り遠ざけることは食を取り巻く環境の不健全に繋がるとも考えているのでクッション挟むようなことはしません。
我々も例外ではなく素人なりの解体だとどうしても不格好にはなりがちですが、一度経験すると食べる際の感覚に変化が生じることは多く観測されており、今回も同じものを食べていても初解体だった方には僅かなりとも違った感覚があったのではないかと思います。


今回は絶滅したかとも思われていたヒメモクズガニを発見してニュースになったばかりで有明の広告塔となった小宮君もはるばる福岡から来場してくれるという。


左半分が有明海でメジャーなやつ。
しかし自分で採ったものをこうして揃えられる人は限られるでしょう。


ムツゴロウの甘露煮。
基本的な味はハゼなので不味い訳がない。


ワラスボの唐揚げ。
これは干物を揚げたものですよね。ワラスボはサクサクという感想だけが独り歩きすると誤解が生じるので注意しましょう。香ばしさがかなり好きなタイプです。


ワケノシンノスの煮もの。
いわゆるイシワケイソギンチャクで若い者の尻の穴という意味の方言です。
イソギンチャク独特の歯応えが心地よい。


ミドリシャミセンガイのスープ。
生きた化石と呼ばれるほど外見があまり変化しないまま現在に至る腕足動物で、一般には貝と思われることがあるが貝ではない。化調のような出汁が出る。


有明海で爆発的に増えて最近問題になっている外来種のヒラタヌマコダキガイの味噌汁。
初めて食べたけど、なるほど出汁が一般的な食用貝とちょっと違い、中途半端だけど逆にクセがないとも言える。欠点としては身が恐ろしく小さくて身離れが悪く、食べると身だけに泥臭さを感じる。ということは、無理に身を食べる必要がなく、よく出る出汁専用の貝として利用すると割り切ることができるので、貝自体を冷凍するという方法でもいけるのではないか。貝は鮮度や活きが重要になることが多いけど、そこをあまり気にしなくてよくなるのなら活路はあるような気がする。


ここまで有明海シリーズ。
オキシジミは有明海でもやっぱりオキシジミだなぁという感想。
右上の河川アサリと海アサリの食べ比べ。
有明には河川に生息するアサリがいるそうで、どうも古来からいる特殊な個体群ではないかという話が出てるらしい。食べると明確に貝の味が柔らかく、単純に体内に含む塩分の違いゆえなのか謎なところ。


365日野草生活ののんさんの持ち込みも多数あります。
さすがにガチの方がもってくるものは違う。
どこにでも生えてるけどシロザの種なんて集めようと思ったことがない。醤油と味醂で炒め煮?してあるけど御飯向け。お茶漬けにもいいかも。
カラスウリクキフクレフシはいわゆるカラスウリにつく虫コブ。カラスウリ自体は苦くて食うもんじゃないけど、カラスウリフクレフシのついた虫こぶは生で齧ると「あぁ、俺水分とってるわー」ってなる。ただし、内部には幼虫がいる。

後で果実酒なんかも多数でてきます。

ボケの実を使ったパウンドケーキ。
ボケって実家にあったけど未は硬くて食った記憶がない。
梅酒のように半年とか1年とか漬けてから使うらしい。


ツルマンネングサのポテトサラダ。
掘ったらめちゃくちゃ入ってた。なかなか面白い歯ざわりで、生で食べられてこれはなかなか良いものだと思う。


シロザとヤマドリタケモドキのキッシュ。
塩味が丁度よく、ワインに合わせてよさそうな美味しさ。今年豊作だからってみんなして高級食材のヤマドリタケモドキ使いまくりであるが、その味を知らない人には全く伝わらないシリーズですね。


雄鹿のあばらの塩煮。
他にも肉料理はいっぱいあったし、次々と出てくるんだけど半分以上食べ損ねた気がする。


これは銅蟲さんのあれです。

大量のイノシシが投入され炒めていき

ファイナルイノシシカレーになります。
ファイナルカレーをイノシシで作った結果です。

説明いるか?
米があっという間に絶滅したのでパンで食べていました。


瓜坊ヘッド。
脳味噌はいつもの味。


ところで富山からは今年一部で話題になったあぶらぎっちょことオオミミズハゼとバイをもっていきました。
昔から行われているとはいえ踊り食いはどうかと思い、10匹もあれば充分だろうと思いつつ勢い余って採り過ぎたものがまさか30匹以上消えることになるとは思っていませんでした。
生で噛むと腹が苦いので飲み込むものなんですけどね。

あと富山でのバイは白バイと呼ばれる深海性のエッチュウバイなどが主流で、いわゆる黒バイであるバイはあずきバイと呼ばれており、食べる習慣が殆どないそうです。
共同漁業権のない場所で前々日にサクッと採って、この中から模様の消えていく大きいものだけを選んで煮付けていきました。(あとは資源保護のためリリース)

黒バイ自体は有名ですが、このサイズは店でもなかなか出てこないかと思います。
比較対象が後ろのボトルくらいしかないのでわかりにくいですが、アフリカマイマイではないです。


ヘビイチゴは種の粒感だけはいいものの、水っぽいスカスカなだけで加工すると黒っぽくなるだけの困った奴です。
ナワシロイチゴとガマズミで赤さや酸味を補い食感だけうまく活かすという一つのカタチ。


いつも期待させてくれるヤマモさんの自作パン。
今回はヤマドリタケモドキとヤブカンゾウの花とエノコログサのパンでしたが、エノコログサのパンが全く予想の及ばない方向に転がっていて個人的に大HIT。もっちり食感のパンを噛む度に気持ちのよい響きでプチプチと弾けるエノコログサの実の粒粒が素晴らしい。こんなどこにでも生えてる雑草がここまで他にない結果を生み出すという意外性は野食の醍醐味だと思う。

頭を足れはじめたくらいに熟したいわゆるネコジャラシを採取し、炒って毛を焼き飛ばしたものを練り込んで焼いてあるようです。これは皆真似したらいいと思う。ほんとうに良いものだ。


こちらはマテバジイで作ったクッキー。
どうやったらこんなバランスよく作れるんだろうと思ったらお菓子作りのプロの方だったという。


この唐辛子と日向夏のジャム、辛い!うまい!辛い!うまい!って止まらなくなるやつ。
元ネタがあるらしいけど、強い肉に合わせるなど使い道次第でかなりインパクト生まれそうな一品。

左に見えるのは若いクルミの実を酒に漬けたもの。
山中虎徹さんが若いクルミがジャムになるとして漬けたツイートを見てたのですが、近所は巨大な木ばかりで若いクルミを逃してしまっていたので気になっていました。


若いクルミの果肉を乗せたオレンジケーキ。
ただでさえアクが強くて黒くなってしまうクルミの実がどんな感じになるものかと思っていたが美味しい。っていうか、生きるも殺すもベース次第だと思うので下のオレンジケーキが偉い。スイーツ作れる人すごい。


ちょっと収穫が遅かったやつは芯の種が硬くなってしまっていたそうで、果肉だけを食べる甘煮になっていました。
よく考えたら食べ損ねてた。
まぁ、あれだ。自分で作れということだね。近くで低い木の多い場所は押さえたので来年がんばる。


桑の実も個性が弱いので使う人によって化け方が変わってくる素材かなぁと思います。
富山は粒の小さな山桑しか見かけなくてやる気がなくなり気味なので、大粒が多い関東が少々羨ましいですね。


若いクルミで作る果実酒にノチーノというのがあるようですが、それも自作しておられました。
ただし、誰も正解のノチーノを知らないのでこれが正解なのかどうかわからないw
レシピに沿ったものは風邪薬シロップのような風味で、調味なしのものは完全に漢方系だった。
他にも牛乳で割ったものなどはじめいろいろ用意されていたけど、夫妻揃ってあまりお酒が飲めないというのによりによってスピリタスでよくもまぁこんなに作ったなと。


左上のあたりのはのんさんの浸漬酒ですね。
カヤの実酒は安定の秀逸さ。

後から思えばここで前半に片っ端から酒の味見に炭酸割りしてたのがいけなかったかもしれない。

よく考えたら前半で随分スイーツ系を食べていた気がする。
寝不足で脳が死んでいてか、のっけから血糖値を上げまくってしまった。


レアチーズケーキの桑の実ソースがけ。
うまい。


イノシシ。
取り分け係になると食べ損ねるという罠があります。


ホシハジロのロースト
食べた記憶がない


シカとイノシシのいろいろ焼肉
タンうまい。
しかし一周してきたらもうなかった。


イノシシのラード飯というデブ不可避の飯に

今年のトリュフはまだ香りが薄いので好きなだけ盛って食べるというセルフサービス


タメトモユリって初めて食べたなぁ。
茨木方面はウサギが相当に多いそうで、美味しい地ですね。

見ていてもセミマヨが好評でしたが、やっぱり幼虫はともかく成虫は空洞がある為かどうしても保管すると酸化臭が気になるところです。今回美味しいと思った方は、来年は是非シーズン中に新鮮なもので試してみてほしいところ。
ハチの子おにぎりは採って作って食べるから良いけど、高くて外で食べる気にはなれないよね。
誰かもってくるだろうと他力本願で昆虫持参はスルーしてきたのですが、今回は昆虫食が少なかったのであって助かりました。


イノシシのスモーク・ハチクのメンマ・ゼンマイの煮物。
ベーシックだけど止まらなくなる系


コウタケ御飯も慣れ過ぎてか無難に美味しい。
コウタケの香りが足りなかったという話だけど、このズイキの味付けと食感好きだった。


ヌメリイグチとハナイグチの塩茹ででの食べ比べ。
ヌメリイグチは中毒者が出たとかで近年毒キノコ扱いになっていますが、私は昔から当たったことがないので普通に食べます。
成長段階の近いものを比べてみましたが、明確にハナイグチのほうが味が濃かった。しかし逆という人もいた。普段は揃って採ってくることがないので比べたことはなかったが、土臭さや食感は似たようなもので、旨味の強さもそんなに変わらず、咀嚼する時にフワッとくる風味に弱い黄色をまとっている感じがすることくらいしか違いはないかなと思っていた。しかし今回のは明確に濃さが違い、逆意見もあったので単純に個体差(個体ではないけど)や地域差のほうが大きいかもしれないと思った。


野食って訳ではないシリーズもいくつか。
これはコイチかな。泡菜黄魚を酸菜で作ったものらしい。イシモチの仲間は多少の差こそあれど似た調理法が使えるので釣ったシログチやニベでも応用できるはず。
ただしさんの料理は多国籍すぎて私にはどうやったら再現できるのか食べただけで味が分解できないのが難点だ。


これは沖縄で有名なエラブウミヘビの燻製を用いたスープですね。
魚のウミヘビ科ではなく正真正銘の爬虫類のウミヘビなんですが、何故かイラブー出汁はほぼカツオ出汁です。つまり普通のヘビで同じ工程を踏んだら内地でもカツオ出汁っぽいものができるんじゃないかと思いつつ何年も放置して忘れている自分がいます。


世界が違いすぎて全く知らなかった食材がこれでした。
普通の黒トリュフや白トリュフですら正解の使い方がいまいちしっくりこないというのに、これはハニートリュフというレア食材です。

スライスするととても瑞々しく、香りは普通にキノコ臭。しかし舌に乗せた途端に襲い来る異常な甘味。完全にアスパルテームなどの砂糖の〇〇〇倍といった人工甘味料の違和感の塊的な凄まじい甘さです。なんと100g6000円。
甘いけど強烈、しかし後味が明らかに人工的、はたしてどうやって使ったら活きるものなのか頭を捻る食材です。コーヒーゼリーに乗せたい。

生える環境条件を聞いたが全く役に立たなかった。
北海道に住んでいたら少し考えたかもしれない。


ふろふき大根の山椒味噌乗せ
ややこしいことやればいいという訳ではない筆頭のようなもの。
サンショウは摘める木の芽として古来から代表的で、素材がシンプルなほど活きますね。


オニグルミで作った胡桃味噌の五平餅。
うまい。止まらない。


オニグルミのキャラメリゼ。
クルミこんだけ剥くの大変でしょうに。


Kさん今回品数多いなー。
以前の住まいの近所に住んでた方なのですが、養蜂もかじっていらっしゃるので蜂蜜が美味いんです。巣のまま食べる蜜は初めての方も多かったのではないかと。


色を活かすハマダイコンの花。
イノシシを見失ったのでこのまま摘んでいました。


ヒメグルミという植物自体を気にしたことがなかった。
こんなに中身が抜き易いんですね。小ぶりだけど味はまんまオニグルミだし、一般的なクルミより抜き易いというのは素晴らしい。


悲しみのキノコ雑炊。
アカモミタケ・ツバアブラシメジ・ハナイグチ・キノボリイグチ・カベンタケモドキ・コガネヌメリガサが入っていますが、会場でキノコ御飯を炊いている最中に炊飯器が壊れるという事態が発生し、急遽雑炊に変更される。


Kさんが神通川で釣ってきたアユを自ら会場で焼いて炊飯器へ詰め込んでいき、米:アユが1:1のアユ飯を炊きます。

とんでもないアユ含有率でアユ飯なんだか飯アユなんだかわかりません。

正直なところ、アユはもう少し焦げたくらいが好きで、数匹は塩焼きにしたくらいの塩分があるともっといいかなと思いながら食べきってしまったのですが、今回は出汁をかけて完成形というのを後で知りなんてこったいとなりました。


会場前に捌いてたカモの鴨南蛮蕎麦。
うまいに決まってる。
銅蟲さん仕事しすぎ。

後半はファイナルイノシシカレーの残りルーが注がれ、ファイナルカレー鴨南蛮に。
蕎麦屋で絶対出ないカレー南蛮の味。


イノシシの朴葉味噌焼き。
うまいけどそろそろ腹が限界です。もう肉が辛い。


瓜坊のフリカッセ。
低温調理された瓜坊がめっちゃ柔らかい。
美味いけどもう限界で一口しか食べられないのが口惜しい。

低温調理イノシシにパクチーと大量のミントを使用するという食べたことない組み合わせのものもあったようですが全く気付かないうちに消えていました。好評だったらしいので私気になります。


ペンさんのクエしゃぶ。
こんなん美味いに決まってるやん!
最近いろんなところで小ぶりなクエがよく釣れるようになっている気がします。


エゴマ茶。
韓国だなぁという風味。


今年はモンクロシャチホコが豊作だったので誰か持ってくるだろうと思って他力本願だったのですが意外に誰も持ち込まず。
そんな中でもさすがペンさん、しっかり糞茶だけは持参されていました。
これだけあれば40人前に十分なので煮出します。

と言っても普通の茶より容易に出る感じがするので煮詰める必要はありません。
ポットがないので鍋で作りましたが、物凄く好評な皆さんの反響から毛虫の糞であるというマイナスイメージを畳返しするパワーを実感しました。
聞かれた感想としては「キームーン・中国茶の黒茶系・ルイボスティー・紅茶」など共通点としては上質な高発酵茶のベースに艶やかな桜の香りを纏っているということ。乾燥した桜毛虫の糞に熱湯を注ぐだけのものなのに非常に完成度が高いので、昆虫食に抵抗のある方に是非試してみてほしいものです。


最後の品はもはや恒例となったコウタケのクリームパスタ。
今年はヤマドリタケモドキも大豊作だったのでヤマドリタケモドキもたっぷり突っ込まれていて旨味の塊です。みんな食べ過ぎで苦しいであろうに瞬殺されていきました。相変わらずおかしい味です。


出版祝いに真ん中の人を生贄に何かを召喚しようとするの図。

という訳で、久々の野食会ですが急速に参加者のやる気とレベルがインフレしたまま維持されていたことがわかり、参加者と未参加の皆さんの認識に著しく差異が生じているのではないかという印象を受けました。
自分のように単純な料理しか作らない身には見習うべきものがたくさんあり、一人では発想に至ることもないものが後を絶たないこういう機会があるというのは良いことですね。
惜しむらくは、品数が多すぎて食べたくても全部食べられないことです。

いつものことで持ち込み参加者の頑張りあっての会ですが、それにしても持ち込み参加3000円、手ぶら参加でも4000円はコスパよすぎませんかね。この手の食絡みのイベントは多くある中、もう大手開催のイベントはつまらなくて行けないなと感じています。
しかし本業ありながら仕事増やしてるのによくこんな頻度でやるもんだと感心しますよ。ほんと。

エピローグ

家に帰るまでが遠足です。


酒が抜けるまでTさん宅でお世話になり、数が少なすぎて出すに出せなかったコナガニシをつまんでもらったり。
結局寝ないまま深夜から湘南で今がシーズンのワタリガニ狩りに出発。


数もサイズもいまいちでしたが、野食会で出たゴミの中の魚のアラと駐車場400円分の結果ですからなんとか及第点でしょうか。
あとは目が魅かれたところがあれば随時道草を食いながら帰るだけ。


これはあるんじゃねー?
と、途中の長野で気になって停めたところで一直線にトリュフに行き着くという気味悪い現象を体験するなど。


途中で採ったキノコ揚げたり


細かいワタリ揚げたり


味噌汁食べたりして今回の野食会遠征は終わり。

採って食べるって良いものですよ。

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Comments & Trackbacks

  • コメント ( 14 )
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  1. 悲しみのキノコ雑炊を持ち込みましたが、なんとか鍋があり助かりました。
    ヌメリイグチの食べ比べは、てーぼー氏と共にヌメリイグチの地位が向上されればと思ってやりましたが、どちらも美味しいながら違いは感じてもらえたかと思います。
    要注意種だけに大勢食べる会では扱いが難しいですね。2回も茹でこぼしたので本来のポテンシャルを紹介できたかどうか・・・。
    今から思えばシロヌメリイグチも加えてもよかったかもと・・・

    • 2回茹でこぼしてたんですね。いつもそのまま味噌汁に入れるだけだったので、なるほどどちらも薄く感じた訳ですね。
      シロヌメリイグチ食べたことなかったのでそれはそれでちょっと気になります。

      • 私も自分で食べる時はそのまま鍋の中にポイッです。
        どこまで気にするかなんですけど、他人に食べさせるとなると慎重になってしまいますね。
        シロヌメリは、あの持って帰ったときにはグデーとしてる足の早ささえなければ結構うまいと思います。

  2. ハニートリュフ、塩味抑えめの生ハムと合いそう。
    ワインのお供に良さそう。

    • いろいろ試してみたくとも私のような庶民には試していられませんわ。
      凄いけど、あの人工的な甘さは天然キノコでなかったら敬遠するもんなぁというのが個人的正直なところで。

  3. ハニートリュフ美味しそうやん買ったろ
    検索したろ→100g6萬とか出るでw
    桁違いすぎ草

  4. 悲しみのキノコ雑炊に笑ってしまった(笑)

    ハナイグチ、ヌメリイグチは前日採取で1mと違わない場所から出ているモノも有り
    厳密に言えばそんな固体を食べ比べるのが理想でしたがそこまでの数は揃わず残念!

    個人的な感想はやっぱりハナイグチの方が比べたら上かな~と思います
    旨みの濃さ、香りがヌメリイグチを上回りましたが、ヌメリイグチも全くのダメキノコって訳ではもちろん無くて比べたらって程度、有ったら間違い無く採取する食材ですね

    ヌメリイグチを擁護するなら一応一部毒表記も有るのでハナイグチと比べ茹で時間を多く取ったのがハンデにはなってると思います。

    いずれにしても早朝から出発して寄り道採取含め楽しい一日でした
    せつなさんとも少しお話しさせて頂きありがとうございました

    • 出てくる時期の関係もあってか、若いものはあまり虫が入ってないのもいいですよね。
      日本は赤優勢になる傾向があるので仕方ないのかなとか、どうせ老菌を甘い加熱で食べ過ぎたとかそんな原因からなんじゃないかなぁと思ってますが。

      こちらこそありがとうございました。
      だいぶ酒入ってたので何答えてたかあまり覚えてませんがw

  5. ざざむ神。の手にかかると瞬殺になる魔法がかかるようでした。
    お茶立てていただきありがとうございます。

    今回、本体持ち込みも考えましたが、本当に良い時期に採取するところから各々始めて欲しいです。
    必要に迫られて食べるものでないですし、時期も短いので旬を感じて貰えたら野食の意味が感じられるかと。

    とはいえ。
    興味本位から皆んなの印象がリアルに変わった瞬間が見れて嬉しかったです。
    まだまだ、身近に楽しいものは溢れていますね。
    感謝。

    • いや、奴の実力なら誰が出しても瞬殺でしょう。
      ほんとに持ってきていただいてよかったです。しかしあそこまで反響あるとは思わなかったですね。既に当たり前になってる自分を感じてしまいます。

  6. 今回手ぶら枠で2回目の参加をさせていただいた者です。
    持ち込み枠の皆さんのパワーとお気遣いに圧倒される&恐縮しきりです。
    当然ながら、採るだけでなく持ってきて調理までしてるんですよね。
    会場直前にふらっと来て飲み食いしているだけで申し訳なかったです。
    正直あの内容で手ぶら4000円は安すぎかと。
    手ぶら会費はもっと高めで持ち込み枠の方々に還元する形でもよいのかと思います。

    • いずれにせよ、素晴らしい体験をすることができました。
      ありがとうございました。
      また機会がありましたらよろしくお願いいたします。

      • 参加費設定は茸本さん次第なのですが、現状は現状で考えられているはずなんですよ。
        消費者目線で見ると安いことに目が行きがちなんですが、持ち込み枠と手ぶら枠の差を広げすぎるとそれこそ持ち込み枠が気合を入れなきゃいけなくなる気持ちが強くなると思うんですよ。野食は本来もっと気軽であってよいもので、それが楽しくてエスカレートしていくものなので、初参加の方に限らず持ち込みの方がもっと気軽に持ち込んでもいいという気持ちになれる金額設定というのは忘れてはいけないんだと思っています。
        つまりwinwinならいいんじゃない?っていう。多分そんな感じ。採算度外視の同人的なものですしね。

コメントしたければしてもいいのよ?(カエストハイッテナイ)

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