ざざむし。

野食会2016夏(第3回)に行ってきました

茸本さんとこの野食ハンマープライス企画、野食会2016夏。
野食会としては3回目となります。
今回も参加・・・というか強制参加の老犬ですワン。
いつのまにか参加することになってて気付いたら今週で、夏休みの宿題を残しまくった小学生のような一週間が終わりました。

例によってバタバタしてるうちに写真が撮影できてないものや食べられなかったものも多いのですが、そのへんは他の方のブログでも確認していただければと思います。
どうしても自分が動きながらしか撮影できないので偏ってしまうのは勘弁してくださいませ。

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会場に着くと茸本さんが直前に収穫してきたデカいハナビラタケの塊が鎮座してお出迎え。
よい香りが漂っています。

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ハマモさんが自作してこられたパン。
このへんはとてもベーシックだが大人のパンという感じでうまい。
いつもながらパン焼けるというのはいいね。
私なんか電気パンしか焼いたことがない。

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そして野食的に染まっていく。
カキドオシはここまで加工してもカキドオシだとすぐ判別できる香り。
しかしドクダミは至極普通の薬草茶みたいな風味がして、知っていないとドクダミとはわからないかもしれない。

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パンに塗ってもよし、いろんなペーストやらジャムやら。
鹿レバーペーストもあった。
後ろに見えてるのはにゃごさんの鹿とアナグマの燻製。
相変わらずアナグマの燻製は大人気だ。あいつは美味いから仕方がない。

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アライグマの燻製もある。
初めて食べたが、やっぱ燻製がうまい人が作ると大抵なんでもこうまとまっちゃうよなぁと。
食べてアライグマと当てられるような際立った特徴もないが、普通に美味しく食べられる。
イノシシは言うに及ばす。

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ネギばっかりしか見えないけど、下にいっぱい沈んでいるのはセミクジラの肉。
いまやセミクジラは貴重だから食べられる機会は少ない。
でも味はやっぱり普通にクジラだった。

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う!

17時から希望者が屋上で公開毛引きやってきたカワウさん。
もうね、相変わらずこいつの体表の油ってクロゴキブリのニオイそのまんまなんだよね。
元気なクロゴキブリをHey!って握り潰した時の掌と酷似したニオイが発せられます。
離れて他のことしてても臭うんだよw

食べたことあるから今回はいいかなと思ってたんだけど、この後、小林さんが定温調理してくれるみたいだから期待して待つことにする。

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ペンさんの差し入れかな?
さくらんぼとか高すぎて私宅にはこんなんやる余裕ないです。はい。

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にゃごさん
持参の肉も更にいろいろ。
アライグマもこうなっちゃうと普通に美味い肉。
脂だけはクセあるみたいなんで、解体後に丁寧に外されているのも美味しく食べるポイントか。

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出汁が染みた野菜がうまい。
暇だったら一人でも全部食ってたと思う。

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果実酒とか野草酒とかほかにもいろいろ。
もっとゆっくり酒呑みたかったな。

持ち込み料理や、こってり旨いけど食べにくいスミヤキの煮付けなどでワイワイやってもらってるうちに各自調理を進めます。

野食会3-32実は前夜にちょっとカメノテも採ってきまして。
あるところにはいくらでもあるのですが、固着生物なので必要最小限にいただいてきました。野食会3-33小さいのは食べるところがないので、こんくらいに育った塊をいくつかで3kg程度か。
今回はスペインのペルセベスのように軽く塩茹でして出しましたが、枝豆的に摘まんでいただくにはちょうど良い食材なのではないかと思う。
・・・にしては最近クッソ高いので買うもんじゃないよね。

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茸本さんが今週夜な夜な捕まえて貯めたウシガエル7匹まとめてドーン。
さすがにバターソテー7匹分もまとめて作ったことないわw
ウッシーは散々食べてるのでみんなに食べてもらったけど、あっという間になくなってた。
鳥っぽいとかホタテっぽいとかいろんな感想はありますが、やっぱりどれも美味しい食材の例えしか出ない万能食材ですね。

ウシガエルの見た目が苦手だという女性でも食べられていたのはとてもよかったかな。

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前日夕方に近所でちょちょいと集めてきたセミ幼虫38匹。
ヒグラシ3匹、あとはミンミン6:アブラ4な感じだが味は殆ど変わらない。
帰ってすぐ下湯でして漬けたまま冷まし、当日まで冷蔵庫で表面を乾かしておいたものを昼に燻製して持参しました。

一人1匹半は分配できたので一通り皆さんに食べてもらえたはずです。
意外かもしれませんが、野食的なことをしている人でも昆虫は伊那の三大珍味すら食べたことがないという人は結構多いです。
それも言ってみれば佃煮の味になってしまうので、食べていたとしてもツッコミ要素にもなりえます。
そこでオススメしたいのが、旬である今だからこそのセミ幼虫。

まさにこれ。
みんなそれぞれの感想があるんだけど、私はやっぱりピスタチオに近いものがあると思うんですよ。
何年も樹液だけを吸って生きてきたので木の香りとタンパクの風味が渾然一体となっており、ただ塩茹でしただけでも美味いんです。

今回も女性が多く、もちろん食べてもらいましたがこいつは嫌いという人が殆ど現れない。
というか、男女問わずやはり昆虫ということで食べるまでは怪訝な雰囲気が多かれ少なかれあるのですが、口に入れて変貌するのです。
カワイイorキモイが美味しいへと変化する瞬間が見られて、こちらとしてもとても楽しく嬉しい。
モテないでお悩みの方は、セミ幼虫を見習って密かにアピールポイントを育てると良いと思うよ!

食わず嫌いは損しまっせwww

前々日には新横浜近隣でテナガエビも釣ってきてました。

なんとか一人2匹以上は配分できるだけ確保。

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比較対照がなくてわかりにくいですが、店で「川エビの唐揚げ」を頼んでもこのサイズはまず絶対出ないですからねw
大きすぎてちょっと硬いんですが、今回はあえて見た目インパクト重視ということで。

茸本さんが溜め込んでたアナジャコも同様に唐揚げで大皿にドン。

よく考えたら私、冷凍してたアナジャコの唐揚げって食べたことなかったんですよね。
明らかにアナジャコ特有のクセが弱くなっていて苦手な人にも非常に食べ易くなっていた。
冷凍のせいか何なんだろう?

珍重される関西でもいまでは冷凍モノが結構多いらしいけど、何か関係あるんでしょうか。

そうこうしている間に仕込んでいた鮎飯が炊き上がりました。

本当は直前まで一緒に参加する予定だった近所の知人が昨日いっぱい釣ってきてくれた相模川産の天然鮎です。
土壇場で参加できなくなってしまわれたので、託されたものをなんとかしてみます。
給水させた米に通常の3倍の鮎を突っ込んで、調味料は抑え目に。

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で、ウチではいままで魚飯は土鍋やろ!みたいな感じでやってきたんですが、よくよく考えたら圧力炊飯器のメリットもあるんですね。
やってみて気付いたんですが、ただでさえ柔らかい鮎の骨が普通に炊飯するだけでも圧力のおかげでとても柔らかくなるというのは凄い利点です。
それでも頭と大きなものの背骨は硬いので取り外して

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今回は天然鮎だからこその香りの素であるワタも入れたままザクザク混ぜ込み・・・

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大葉を散らして完成!
もうね。
これくらい風味がガツンとくるならもっと頻繁に魚飯やっても良いよなと思う鮎爆弾でした。

でも釣り人か、家族知人に鮎師がいないといまは天然鮎なんてお高いところでしか食べられないんだよね。
特権特権~♪
Kさんありがとうございました!

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こちらは茸本さんが採ってきて開会前から仕込んでた栃木名物チタケうどん。
やっぱりこのチタケ出汁の美味さは茄子ありきのバランスだよね。

そうこうしているうちに定温調理が終わり、沈黙を保っていた小林銅蟲さんが水を得た魚のように荒ぶりだすw
4種類の肉をそれぞれ品に変えていくのだが・・・

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右のカワウがジップロック越しなのに臭っせぇ!www
やっぱりこいつはどうしても厄介なやつだなぁと思う。

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イノシシのロース。
やわらかしっとり、不味い訳がない。

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アナグマだっけか。
あっという間に消えてて食べられなかったけど、奴なら不味い訳がない。
その後ろの骨をしゃぶりたがっていた女性は無事食べられたんだろうか。

Yさん持参の葉山地蛸の刺身。
たかがマダコと侮ることなかれ、普通に地蛸なだけでも美味さが違うけど、芯まで加熱されているのが普通。
極レアに加熱して寝かすことで表面は殺菌され中身の旨味を増し、舌にダイレクトに甘味を感じることができるようになる。
これは活蛸を買って作るか、釣って作るかしないと食べられる所は少ないと思う。
釣り人の特権といえるものですね。

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にゃごさん作。
風味のメインは刻んだヨモギだが、色はツユクサのものだそう。
こんなに鮮やかな緑が生まれるんだね。
そしてクッソ美味い。
初めて会った時にこんなん作ってきた女子がいたらとりあえず連絡先聞くわと思う危険な味。

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ツイッタでチラ出ししてたカワハギの肝入りキムチの実験作。
今回のは安全重視でちょっと濃い目なので肝の良さが微妙なものだったけど、個人で作るならもうちょい薄めで自己責任でどうぞという感じ。

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にゃごさん
とこで生まれたアカミミガメの卵の茹で卵。
カメ卵は特に白身のサルモネラが怖いので、しっかりした加熱が必要。
30分しっかりと芯まで加熱されています。

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意外に手を出す人が少なかったので1個もらった。

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相変わらず白身が固まんねぇ卵だよ。
そして水っぽいのに粉っぽく、旨味だけ濃厚なヘンテコ卵黄。
カメ全般に共通して言える、使いにくい卵である。

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そして来ました定温調理カワウ!
普通に焼いただけでしか食べたことがなかったが、定温調理だとどうか?

臭味は思ったより弱いが、それでもやはりクセが強い。
そしてモモであろうと舌触りも血液っぽさもレバーに似た感じが強い。

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ならばと、誰ぞが気がついたハチミツ掛け。
あぁ、わりとよくなった。
このハチミツは私の近所の方が巣箱から絞ってくれた100%本物でめっちゃ美味いやつ。
どっちにしてもレバーっぽい肉とか、キジバトやカモなんかの野性味が強い肉がダメな人には厳しい肉だなとは思う。

でもまぁ、ゴキブリ鳥もある程度は化けられるということだから素晴らしい。

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気付いたら制限時間も差し迫り、茸本さんが恒例メインとなりつつあるコウタケのクリームパスタを作る横で急いで小鮎を唐揚げにする。
これはこれで鮎の香りいっぱいで美味しいのだが、終盤に出す揚げ物はやっぱり重いから考えないといけないな。
やはりビールに合わせる為にしょっぱなに持ってくるべきだった。

小鮎を揚げていたらコウタケパスタがピラニアの餌食になったかのように瞬殺され、完成形を目にすることもなく残骸のソースを舐めただけで終わったw
あれはほんとにクソウマな上に市場価格がヤバいので、採りに行きたくなる人もいるんじゃないかな。

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他にも難易度の高すぎる肝とかいろいろあったんだけど、最後のほうに貰った玉ヒュン事案。
アライグマの金玉痛め睾丸炒め
コリくにゅトロぷり。
なんだと言われても当てられるものではなさげ。

あっという間に終わったけど、楽しかったね。
今回は会場に早く入らせて頂ける場ということもあり、今までより余裕ももって動くことができたのはよかったです。
しかし想像以上にカオスな厨房になってしまったので、やっぱり事前に状況把握はしておかないとダメねw
器が足りないとか効率悪くて仕方ないから、気軽に持ち運べるステン食器などある程度常備しておいたほうがいろんな所で使えそうだなと思った。

一人一人が食べられる量は少ないと思うんだけど、それでもそれぞれの価値を知ってる人から見たらこれで飲み放題付き会費4000円は安すぎるんじゃないかなぁ。

野食会3_31終わってから呑んだ「印税生活」www

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Comments & Trackbacks

  • コメント ( 4 )
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  1. 参加させていただいていた者です。先日はありがとうございました!
    挙げればきりがないほどどれも本当に美味しかったのですが、蝉をいただいたりウッシーの皮剥きやカワウの羽毛引きをさせていただいたりして、「知っている生き物」と「ご飯」の間が埋まっていくのが、とても新鮮な体験でした。
    あと、いつもは読むばかりなのですが、これだけはお伝えしたく……アナグマの骨、いくつかに叩き折ってから、ぶじ1本しゃぶらせていただました!(笑)本当に、皆様ありがとうございました。

    • そういうところを感じてもらえる人が僅かでも増えてもらえれば、土壇場で宿題片付けるように走り回った甲斐もありましたw

  2. お疲れ様でした。鮎飯美味しかったです。
    カメノテ、こちらでもあんなに身が入ったものが育っているのですね。
    ヨモギとつゆくさのケーキはオーブンがないと作りづらいですが、ホットケーキミックスに刻んだ蓬を入れてレンチンか蒸せばもっとしっとりとした蒸しケーキが作れると思います。
    今回はバタバタしていましたので無理でしたが、次回、猪などのたまたまが手に入ったらぜひとも皮むきからやってほしいなと思っています。殿方がご自身にもついている大切なたまたまを手に、皮がむけねえ!と苦戦している姿を見るのが楽しくてねぇ。。。うふふ

    • もうにゃごにゃさんがいればだいたいなんとかなるからいいですよね。
      毎度なにが出てくるか楽しみです。

      カメノテは最近あまりメディアに露出がないからか、各所で育ってます。
      一時はどこも枯渇したんですが復活してるので知ってる人だけで密かに楽しめばいいと思います。

コメントしたければしてもいいのよ?(カエストハイッテナイ)

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