ちょっとアマゾン行ってきた。
事の始まりは昨年末。
FBにてセーヤさんがガイアナ遠征のメンバーを若干名募集しているのを目にする。
いままで4~5日の海外遠征は考えたこともあれど、それすら叶わなかった。
3日の休みすら簡単にとれないとなると、タイの釣堀弾丸くらいしか無理なんじゃないの?
初めての魚とわかってて箱庭で経験するのは嫌だよ。
資金は頑張りゃなんとかなれど、時間はどうにもならない。
連休?有給?なにそれオイシイの?
そんな社畜生活が続きすぎると、いつの間にか洗脳されて人間腐ってることにも気付かない。
いつのまにか諦めていて、それに気付きつつも既にどうにかする気力もなくなっていたのです。
ガイアナ協同共和国はアマゾンに入るルートのひとつで唯一、英語が通用する国。
そして、そこを流れるエセキボ川は広大なアマゾンを流れる川の中でも特異な川です。
アマゾン川だけでも日本の国土の18倍以上、入る国や支流ごとに魚の進化が違っていて特徴がある。
だから普通はどこに行っても何でも釣れるという訳ではないのですが、何故かエセキボ川にはその代表的な魚種の多くが集まって生息しています。
ゲーマーにわかりやすく言えば、アマゾンというゲームの中でボスラッシュのような川なのです。
告知を見てもいままでなら「いいなぁ」とどこか他人事のように思うだけの毎日でしたが、今回予定されてる2月末は時間がある。
いちばん難しいはずの時間があるんですよ。
このままじゃ一生行かないで終わる気がするし、ダメモトで手挙げてみるか?
変化の切欠にできたらいいなと。
結果、お会いしたこともないのに加えていただき、蓋を開けてみれば凄まじいメンバーばかりでとんでもない場違い感。
ボストロールの隙間にいるスライムベスみたいな気分です。
準備期間は十分にありましたが、そのうち使うだろうと買ってあった道具の出番が来ただけで釣り道具は消耗品少々足した程度でOK。
持ち物は最小限に。
どうせ変わったものも食べるだろうとA型肝炎などの予防接種も含めて安全面もある程度確保。
切れてたパスポートも取り直し、ESTAの登録も終了。
あっという間に時間は過ぎ、気付けばガイアナ現地集合。
各自飛行機を乗り継ぎ、GEO行きの便の待機中、5名が集まった時点で3名がロスバゲしているという最悪なスタート。
私も預けていた青いバッグは行方不明。
何気に初の海外旅行でアマゾンな訳ですが、到着前から洗礼を浴びてしまいました。
「いままで最後まで出てこなかった例は1件しかないから、多分大丈夫ですよ」と言われ、出てこないことあるんかーいとブルーになりつつ飛行機へ。
カリビアン航空の機内食・・・なんという不味さ。
サンドイッチから蒸れたタヌキの足の裏のニオイがする。
一緒に入ってる塩とかその他の使い道もわからない。
夜明けの雲海は凄く綺麗なのに、ロスバゲに不味い機内食でさながら暗黒の夜明け。
フック・プライヤー・オモリ・仕掛・ボガなんかはあれに入ってるんだけど、どうしよう。
GEO到着。
え?
リュウゼツラン?こんなに伸びるもんなん?www
七夕の竹かよw
ブルーな気持ちがちょっと癒される。
いつも癒してくれるのは自然の創造物。
ガイアナも結構人が死んでるそうで、治安はあまり良いとはいえないらしい。
チェックも厳しくて入国の列が一向に進まない。
ゲートを過ぎたところで奇跡が。
荷物が届いてる!
なんかタグが2つ増えてる。
英語なんか20年も使ってなくてしどろもどろに話してきた黒人スタッフさんが、なんとかしといてやるから飛行機行けって感じのこと言ってた。
あんな片言でなんとかしてくれたんだろなぁ。
Nさんの荷物は1便遅れて着いたらしいし、この時点で見つかってないのはH坂さんのだけになった。
空港からホテルまで車で1時間。
前日入りしていたTさんも合流、みんないきなりビールを開けまくる。
この時点で急遽一人来れなくなったことが確定していたが、代わりに女性が一人来れることになり、明日到着するとか。
前日までボリビアにいて、今ニューヨークにいるから誘ってみたら即決で来るとかなんなん?
アグレッシブさの次元がわけわかんない。
とりあえず街を見回り。
こういう雰囲気はいいんだけど、魚の市場が既に入れなかった。
水路はとにかく汚い。
でもグッピーだらけ。
グッピーとかカダヤシっぽいのがどこにでもわんさかいる。
これを食べてるタウナギと派手な毒ヘビもいるんだとか。
ガイアナにタウナギいるんだ!?
一旦ホテルに戻り、初のガイアナ飯。
ジャークチキンうまい。
イギリス領ギアナなんで飯はあんまりうまくないらしいんだけど、インド系の人が多いだけあってカレーはそこそこ美味い。
でも注文してから恐ろしく時間がかかる。
その後部屋でうっかり爆睡、気付いたら夜。
近所でタウナギ&毒ヘビ釣りをすることに。
エサはいくらでもいるグッピー。
違うのもちらほら採れる。
凄い。
10mに1~2匹の頻度で延々とタウナギがいる。
後で聞いたら、夢中になってると平気で足元に人が死ぬレベルの毒ヘビがいたりするらしい。
みんなサンダルなんだからそういうことは先に言ってw
日本にいるやつとはなんか頭の感じが違う気がするけど、習性は紛れもなくタウナギ。
最初はエサつけてたけど、エサなしで鈎を目の前で振動させるだけで一発で食ってくるからそのほうが早い。
ばかなの?
夢中になって遊んでいると次々と現地人が寄ってくる。
Tさんに撮ってもらった写真を後で見ると暗闇で光る白目が怖いw
Iさんが釣ったオオヒキガエル。
楊枝咥えた親分の風格がいい。
この直後、みんなの前でKさんのiphoneがひったくりに遭う。
すぐ脇でチャリに乗って見物してるだけだと思ってたら狙っていたらしい。
そのまま全力疾走されてしまった。
やっぱ治安悪いわ。
IT系の人だからリカバリーめっちゃ早かったけど、自分だったら終わってたね。
ガイアナ超怖い。
ホテルに戻り、また呑んだり。
プールでルアーのスイムテストしたり、水中の音を聞いたり。
サイレントのはずのルアーの水中音の煩さに驚き、陸上で聞くラトル音と水中で聞くラトル音の違いに驚く。
スウィッシャーも水中では音の伝道が弱く、飛沫と抵抗の重要性がよくわかった。
世界を釣りまくってるTさんのチューンもいろいろ勉強になる。
これでお開きになったはずだったが、酔っ払ったお二方がプールに戻り、朝まで凄いことになっていたらしく、セーヤさんのカメラにはどこからツッこんでいいのかわからない写真が増産されていた。
やっぱり凄い人達はどっかぶっ飛んでる。
現地ガイドの勘違いで予定が1日ズレてしまったらしく、翌日は急遽、滝を見に行くことに。
いいなぁ……
いいなぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああ!!!
俺もロライマ山とか行ってオリオフリネラちゃんに会ってみたい
何かと思ったらあの跳ねることすらできないカエルそんな名前だったんですね。
結構近いとこまで行ったんですけどね。
名前だけ聞いたら萌えっぽい響き。いや萌えるけど。
体調を崩して白い巨塔・・・。じゃ無くて海外遠征でしたか。
ガイアナと言えばロストワールド(ギアナ高地)もありますね。
せっかくなのでその端くれにも行ってみました。
二度と行くこともなさそうなので。
お帰りなさいませ〜
ちょっとアマゾンっていうのがいいですね笑
ご無事で何よりですm(_ _)m
結局、ポイントに着くまで50時間近く必要なんですけどねw
夜はほんとにシャレにならないくらい物騒らしいです。
海外で釣りしたかったら、こういうのを乗り越えないとダメなんだにー~_~;
ヘタレなんでムリポ{(-_-)}
でも〜、人の冒険談はむっちゃ好き〜(≧∇≦)
今回なんてぬるぬるなので楽な旅なんですよね。
みんなの話聞いてるとマジで人間力ないとやってけない話が多くて面白いです。
オーパ!
開高さんの時代とはこうも変わったのかという
すごい!面白いです。
カリビアン航空のサンドイッチの味の感想が、最もざざむしっぽかったですね。
田ウナギとかは、現地で食べるんですか。
ぶっちぎりで面白い人だらけだったので私の出番は殆どありませんでしたw
中華の店はちょいちょいあったけど、目の前の水路のタウナギは食べてないと思います。
水路マジで汚い。