1週間ほど沖縄に行ってきました。
チケットが安かったのでなんとなくとっただけで、目的は全くありませんでした。
初めての沖縄なので何でも目新しいはず。
当日まで何も調べず、行き当たりばったりで楽しむつもりで行きました。
普通食編・採集編・野食編に分けて適当に残しておこうと思います。
主に自分用メモ。
ということで今回は普通食編。
前半殆ど北部の何もないところを歩き回っていたので、終盤しかまともな食事をしていなかった気がします。
大衆食堂から
沖縄ちゃんぽん。
店によってみんな少しずつ違うけど、どれもわりとジャンキーな感じの味。
卵と出汁のせいか親子丼と肉野菜炒めが混ざって御飯に乗ってるみたいな。なーべらーことヘチマの味噌煮。
独特な泥臭さみたいなものがアクセントとして残る。
トウガンとキュウリを合わせたような食感で、見ていたら超火力で炒めてから煮ていた。
一人前に大きなものが丸ごと1個分入っていて凄い量。
昔ゴーヤが本州にも認知されはじめた頃、特殊すぎてどうやったら正解なのかがハッキリしなかった覚えがある。
ヘチマもそれに近いものを感じていたので、現地の大衆食堂で正解のひとつを見ておきたかった。
旅先では普通のスーパーも楽しい。
あちこちで店を覗いたが、調味料なども独特のものが多くていい。わけのわからないものもある。懐かしいけど見たこと無い地方限定もお約束。もずく好きには堪らない。
500g近く入っててこの価格は関東では信じられない。
ここは天国ですか?乾燥もずくも売ってたが、乾燥イバラノリまであった。
高いけど普通のスーパーにあるくらいだから家庭での需要あるんだろうなぁ。一般のスーパーだとどうしても大量の種類を一度に目にはできないが、それでも関東では見ないものも多い。
沖縄方言でわかりにくく、皮や頭がついてればわかり易いが刺身になってるとサッパリだ。
しかも名前付けが結構適当で、素直に沖縄方言から直訳すると絶対違うやつも多い。
これだってどう見てもハタ科だけどカンモンあたりでタマカイとかじゃなくない?
そりゃ築地にバラハタが流れる事故も起こるわなと。
雑魚も見てるだけで楽しい。
ずっと天気悪くて時化続きで、港内くらいは行こうと思えば行けたんだけど、今回は行かず仕舞。
こういうのも釣りたいね。
科で収める潔さ。
もうみんな似たような味なんだろうな。
ヒメダイも結構見た。何やっても美味いらしいが今回食べず。
どこのスーパーもマグロ・トラウトサーモン・イカは刺身が溢れていて、次いでハマチやカジキが多かった印象。
マグロやカジキは種毎に区別されていてバショウも普通に並んでる。
次いで刺身に多く感じたのはアオブダイとフエダイ科。
このあたりが食べたければ、店で食べるよりスーパーで買って部屋呑みしたほうが安く大量に味わえる。
さすがアオダイ、皮だけでも売ってた。
白身としてはかなり好きな魚。外食でゆし豆腐定食なんてのもどこにでもあったけど、店で買うと温かい出来立てがこんな価格。
絶対買って食べたほうがいい。
どこでも買えるジーマーミー豆腐も市場なんかより2~3割くらい安いものが多かった。
宿に近かったので何度か第一牧志公設市場にも行った。
この周囲の通りは土産になりそうなものなら食品から衣類雑貨までなんでも揃ってるので、一度に済ませたいならオススメかもしれない。
南国お約束のカラフルな魚達。アオブダイの体色で目が抜けてるとゾンビっぽい。
チャッピーと呼ぼう。
ハタ科が種類多すぎて高くて手が出ない。
ここで買った魚は2Fの店で手数料500円で3品まで作ってくれるが、大きな魚だと一人ではキツイ。
一見高く感じるものも、種類と料理を選べば必ずしも高くはない。
数人で来て何種か頼みたいところだ。ノコギリガザミも大型がゴロゴロ売っている。
でも釣れるから買わない。 食べちゃいたいくらい可愛かったでっかいゾウリエビ。
リボンが縛ってあっておちゃめな店だ。
イセエビ・ニシキエビ・ゴシキエビがわんさか売ってたが、あんな巨大なの誰が食べるんだろうと思ってたら2Fで中国人が船盛りにしてた。
最近ではイセエビよりセミエビのほうが価格では上を行ってしまってるらしい。
美味いし、可食部多いし、わかる気がする。 ヤシガニに至っては減少のせいか異常な価格になっていた。
絶対に価格不相応な味だ。肉もいろいろ売ってたんだけど、肉はキリがないからいいや。
狩って食えないし。
ウミブドウはどこの店でも必ず売ってる。
いちばん安いのは、粒が揃ってなかったりしてはじかれた物。
半額くらいで買えるけど、土産物屋ではあまり売ってないので、そういうのも売ってそうなところを気にかけるとお買い得。
公設市場の2Fには数件の食堂があって、下で買った魚でなくても普通に食事ができる。
わりと普通。
しかし決して安くない。
イラブー汁、単品で2300円かよ。
御飯と刺身とミミガーがついて2500円のイラブー定食。
200円差でこれなら単品よりいい。
10cmくらいのエラブウミヘビのブツ切りが2本、豚足のブツ切りみたいなのが2個、結び昆布2個、島豆腐とニガナがそこそこ入っていた。
思ったより大きく器が22~3cmあって量がかなりある。
興味がある人は二人で単品頼んで分けるものいいと思う。
燻製されているからというのもあるだろうが、出汁が非常にカツオやアゴのような魚系の味。
ヘビ自体は箸で持ってもプルプルするくらい柔らかくなっているのだが、舌触りはプルプルするでもない。
普通に柔らかく噛み切れる、乾物を圧力鍋で処理した魚のような感じ。
エラブウミヘビの皮がこんな無難な感じだとは思っていなかったので拍子抜け。
この味、完全に魚寄りだし、圧力鍋で処理したダイナンウミヘビにちょっと似てるから擬似的なものは作れるかもしれない。
あと、ニガナの強烈な苦味はそのままなんだけど、こうして合わせるとなかなか合ってて美味い。
こうやって使うんだなと参考になる。
まぁ、苦手な人には食べられない苦さかもしれないが。
山羊ソーセージ。
サラミっぽい食感、やたらと濃い肉の味で完全に酒のつまみ。
山羊刺なんかも食べられる。
島らっきょうも美味い。泡盛が止まらない。
可愛いハリセンボンだけど、皮剥いて売られているもののほうが多い。
1匹だけ買って試しに調理してもらった。
ハリセンボンのアラの味噌汁。
想像以上に多い。
御椀に取り分けながら食べて4杯分以上あった。
フグの仲間だけどフグほどプリプリ感はなく、出汁はよく出ているが嫌味のない万人向け。
肝が大きいので半分入っていたが、ここからもいい出汁が出ている。
肝自体はやや旨味が薄れており、とろける感じよりはフワフワ感が強い不思議肝。
ハリセンボンの唐揚げ。
サイズ感わかりにくいけどめちゃくちゃ多い。
真ん中手前の1個が10cmくらいある。いくつか肝の唐揚げも混ざっている。
鰭の付け根などはまさにフグっぽい筋肉で似た感じだが、はやり多くの身はフグほどのプリプリ感はない。
どこの部位だか、やたら脂っぽい部分もあり甘味があり、こういうのはフグにはないなぁ。
肝の唐揚げはサクッときてやっぱりフワフワジューシーで、何故か明確にエビミソの香りが強く鼻腔に広がる。
ちなみにハリセンボンが1700円、上記2品調理してもらって(もう1品別に頼んでるのも含め3品)手数料500円、おまけに刺身一皿つけてもらってる。
この店でアバサー汁だけで1200円、隣で1600円で出てたので、この量なら全然悪くないと思う。
少なくとも、普通は一人で食べるには多い。
まぁ、捕まえて自分で調理すれば数百円だけど。
沖縄では南国フルーツにもお世話になった。
森のアイスクリームことアテモヤ。
完熟でないと意味のないフルーツで、絶対に完熟前に冷蔵庫に入れてはいけないやつ。
せっかく現地なので食べ頃状態のものを買ってきて、冷やして食べてみた。
皮目はまるで砂糖を食べてるような甘さと舌触り。
しかしアイスクリームというほどのクリーミーさはどこにもない。
なんなんだろうな。
ちなみに300円。
スターフルーツも完熟を食べられる機会なので、探して食べてみたけど、まぁ、やっぱこんなもんかという感じ。
ちなみに小ぶりなもので150円。関東じゃ考えられない。
スナックパイン。
切り分けなくても果実が簡単に一つ一つ手で外せて食べ易いのだが、なにより現地価格は安い。
石垣産の1kg前後が800~900円でどこでも普通に売っていた。
小玉なら500円でもあった。
食べ方も面白いが、味は普通にパイナップル。
でも、残った芯が素晴らしく爽やかな歯切れと甘さでとて美味しくて大好きだ。
食べ過ぎてブロメライン酵素で口の周りが溶けて血まみれになったw
パパイヤもどこでも売っていたが、献上品みたいな超高級品でなければコープなど、農家の方が直接並べに来る店が一押しかもしれない。
あまりの安さに目が点になった。
関東だと1個1000円くらいするサイズも250円だった。
小型だと3個でこの通り。
でも市場やスーパーだと倍くらいしてた。
炒め物やサラダなんかで美味しいけど、正直高くて好んで買えるほど裕福ではないので敬遠しがちだが、この値段なら普段から食べられる。
むしろ腹持ちも良いし、好んで食べたくなる。
勿論、完熟したパパイヤもコープなら安かった。
完熟400gくらい?のこれで250円。
最近流行りなのか知らないが種無しパパイヤは楽でいい。
丸のフルーツは傷みにくいので車にいくつか放り込んでおき、散策中の栄養補給にはピッタリだ。
なんで沖縄まで来てスーパーの弁当なんて食ってんのかと思うこともあったが予定が狂いまくって仕方が無かった。
残念だがこのハマフエフキより、釣ったゴマフエダイのほうが断然美味かった。
キリがないので普通食はこのくらいで。
錦エビはいくらでしたか?
個人的に今回は旧ざざむしを思い出す内容でした
ダイナンウミヘビやセミエビやヤシガニなど・・・
それしてもせつなさんが普通の食事をしてるのは違和感がありますね(失礼)
普段はふっつーーーのものしか食べてないんですけどね。
本人の意思とは裏腹に虫食ってる人という認識の人も多くてゲンナリしてます。
旧ざざむし時代からの読者です。
復活してたのを知ってとても嬉しく思ってます。
普通食でしたらチーイリチー(肉を血で炒めたもの)もお勧めですよ。
他のレポも楽しみに待ってます。
ありがとうございます。
チーイリチーも普通にありましたが、あれは亀でもなんでもできるので今回はまぁいいかなと。
えらい美味そうなパパイヤですね!
ワタシは毒々しい色に完熟したドラゴンフルーツに、シークワーサーを絞って
酸味を足して食べるのが大好きです。チェリモヤも好きです。
フルーツには旬やら当たりはずれやら色々あるので何度も試したいですね。
私もよく沖縄に遊びに行くと最初は公設市場ばかり行っていたのですが
結構お金がかかるのと同行者があまり変わったものを喜ばない問題で
スーパーやおさしみ屋さん(魚屋)ばかりになってました。
ニガナとかヨモギが汁によく入ってて美味しいですよね。
沖縄旅行レポート、殊更にリア充っぽくて楽しいです!
ドラゴンフルーツって単体だとどうにも物足りない奴ですよね。
マンゴスチンとかパッションフルーツみたいに特化したやつが好きかなぁ。
公設市場はお買い得感がわかるやつに限らないと、安いとは言い難いですね。
市場行けたらそのほうがよかったかも。
せつなさんが…普通食ですか。
何年振りですか?
普段から何食ってると思ってるんですか!
せつなさん、最近アクティブですね。
更新ないなぁーなんて思うと、遠くに居る感じ(笑)
ホタルイカの記事を見て、私もゴールデンウィークになりますがトライしてきます♪
子供たちに、幻想的な光が見せられればいいなかぁーと。
現地の人は本気だから、きっと掬えないで終わっちゃいそうですが。
沖縄の記事更新を楽しみにしてますね。
いままでの鬱憤を晴らしてますからね。
ホタルは爆湧きに当たれば誰でも大丈夫でしょう。
だってすぐ数kg満タンになるからどんどん帰っちゃうので。
問題は湧かない時ですよね。
あれは夜光貝でしょうか?一度食べてみたいものですね…
何やら凄い地震ががが
夜光貝は殻付で100g300円くらいからですが、500~1000gくらいが多いので結構いい値段です。
しかも殻が重いですからねー
地震もこれ以上酷いことにならなければいいのですが。