この時期から様々な竹藪から筍が伸びはじめる。
次々と伸びるので竹林の持ち主は管理が大変なことでしょう。
たまにしか筍狩りなんてしないので、機会があるとてんこ盛りに採ってきては暫く筍三昧。
そんな中、いつも気になっていたものがありました。
筍の根です。
いかにも瑞々しく伸びはじめている太い根は美味しそうに見えます。
でも筍狩りの時って筍が山のようにあるから何気なく切り捨ててきちゃうんですよね。
上に出る芽が美味しいなら、下に出る芽も美味しかったりしないでしょうかね。
そのまま持ち帰ったので、今回はちょっとだけ食べてみることにします。
わりと太いのですが根は糠で茹でると取り分けが面倒だと思い、重曹で2分茹でて冷めるまで放置。
黄色く変色して見たことないものが出来上がりました。
なんかのキノコの軸だけのようにも見えます。
早速、味見してみます。
うん、意外に美味しい。
塩も入れてないのにトウモロコシの胚のような甘味と味がします。
先端1cmほどの色が違う部分はプリプリしていて特に甘く美味しい。
先端1cm以下はジャキジャキしていて心地よくジューシーで、これはこれでなかなか良い。
生長に従って維官束のような部分が特に固くなりはじめるようで、勢いよく育ったと思える部分でも快適に食べられるのは3cmくらいまでが限界のようです。
マヨつけてみたら見た目も味もホワイトアスパラっぽくなった。
まぁ、今後もわざわざ食べはしないけど、変わった物好きがうちに来た時なんかはタイミングよければ話のネタ程度に出すこともあるかもね。
竹を枯らすときに切った竹から液がでるじゃないですか。
あれを集めたら酒ができるかな?
いやいや、普通においしそうじゃないですか!
茹でる前のどこと無く卑猥さを感じさせる色合いが(笑)、
あんなに黄色くなってまるでマテ貝の足のようです。
・・・マテ貝うまいよなぁ。
甘みについてですが、以前筍を採集したあとの切り株(?)に、
ノコギリクワガタとスズメバチが飛来しているのを見ました。
根・茎ともに、筍はあれだけ爆発的に成長するだけあって、
組織を形成する養分(糖分?)がかなり強いのでしょうね。
最近マテガイ食ってないなぁ。
毎度タケノコの切り口にはハエが物凄く集まるけど、ノコやスズメバチは凄いですね。
何の成分に集まってるんですかねぇ。
切り株が伸びてきちゃって陽にさらされてたんですけど、
それで醗酵したのかアルコールっぽい臭いがしていました。
確か舐めたんですけどね~、味が思い出せない….。
そういえば外国のゴホンヅノカブトが笹を主食にしてたような?
竹でアルコール臭、考えたこともなかったですね。
ゴホンツノ、子供の頃好きでしたが笹食いだったんですね。
こっちではコサンチクがたくさん取れました。
モウソウもいいですけど、大半が私有地なのでたくさん生えても手が出せないのがネックです。
生え放題なところとか、金とって採らせればいいのにね。