先に言っておきますが、真似しないでください案件です。
ハチ刺傷による死者数が毎年発表されますが、刺される状況にあった人に偏りがあると考えられるので年齢に関係なく死ぬ時は死にます。
また、死ぬ時はアシナガバチでも死にますが、死亡事故の殆どは何故かオオスズメバチとキイロスズメバチだということです。
これは毒性はもちろん、巣の規模や攻撃性など習性にも関係あるのでしょう。
先月、某奥地にキイロスズメバチの巣を発見した。
幸い使われていない小屋の屋根にくっついていたので台風もやり過ごせそうだ。
来月も顔を出すからその時に頂こうということでそのまま後にした。
昼間に見ると外壁に多数並んで絶賛増築中だったので、2週間程度の間に一回り大きくなってくれると良いのだが。改めて行ってみたら明らかに一回り大きくなってた。
キイロスズメバチはオオスズメバチよりだいぶ小型だが、わりと攻撃的なほう。
オオスズメバチよりず~っと小さく、むしろアシナガバチを大きくした程度のスズメバチだが、オオスズメバチより身軽なので小回りが効くのがすっぴんで相手にした時厄介になることがある。
が、今回はそんなこたぁ~知ったこっちゃねぇ。
根こそぎ頂きますとも。
で、スズメバチの駆除というと普通は業者任せで、喜んで採りに行くような人や地域が各地に点々とある程度というのが実状でしょう。
それにはいくつかの理由があります。
1)食用とするには有害な薬剤が使えない
つまり殺人蜂が暴れ放題です。眠らせるには無害な煙や二酸化炭素、エーテルなどを使用するしかありません。
殺虫剤や一般的な発炎筒は便利だけど食用には使えないんですよね。
2)残党が凶暴化する
仕事から帰ったら大切にしていた家がなくなっていたら・・・貴方はどうしますか?
怒り狂いませんか?
ハチも同じで、通りかかる人が誰であろうが襲う可能性が高くなります。
ただでさえスズメバチは秋になると凶暴化するというのに、更に悪化させるというのは事故が起こった際に加害者加担といっても過言ではありません。
主にこの2つが原因で、普通は薬剤の有害無害など考慮せずとにかく駆逐することを考えるのが駆除です。
対極にあたるのが「喜んで狩って食べる人達」で、ハチの成虫そのものを利用しない場合は成虫に残って新しい巣を作ってもらったほうがいい場合もあります。
大抵、こういう場合は普通の人が山歩きもしないような田舎の山奥でやることになるでしょう。
ヘタに市街地などで巣だけ奪おうものなら、その後無関係な人達に大被害が及ぶ可能性があります。
だから人気のない奥地で失敗すれば死にます。
あと細かい話は追々していきます。
若い頃は見えてる空間にあるタイプの小さな巣なら箒や竹刀だけでも戦ったものですが、さすがに体がついていかずリスキーなので最近は日和って防御を固めて行います。
人類の英知を思い知るが良いわ!(物理
スズメバチに対してはできるなら専用の防護服が良いでしょう。
右端のものは養蜂用のものでミツバチなどの小型のハチ対応ですから、本気のオオスズメバチを相手にするには力不足で、ヘタすると貫通されて死にます。
あいつらの針の貫通力と顎の力がハンパない。
防護服を着た状態で刺されると咄嗟に脱ぎ辛く、呼吸もし辛いので刺されて急激に悪化する状況に対処が遅れます。
あと、そんな場合も考えて複数人数で行いましょう。
そもそも素人が行ってはいけませんが。
と、前置きしつつ、私は業者でもなければさほどそんな機会が多い訳でもないので専用防護服なんて使いません。
しかも今回は一人なので、相手は夜間のキイロスズメバチ程度ですが、あり合わせで万全に固めます。
迷いましたが、中には駆除依頼できず自分で駆除せざるをえない方もいるかもしれないので参考の為に一応書いておくことにします。基本的には真似しないでください。
時々スズメバチ採りの変人がTVで放送されますが、あれと同じで真似して死者が出たとしても責任はとれません。
正直、夜中のキイロスズメバチに対してはうまくやればここまで必要ないのですが、とりあえずオオスズメバチまで対応するように準備している適当ハチ捕獲セットの一部。
オオスズメバチのように穴の中に営巣しないので、今回はそのテの道具だけ省いた状態です。
まずはハチの針が届かない厚手の長袖長ズボンの上から、厚手で丈夫な材質でできたハチの滑りが良いレインスーツ上下を着る。私の場合、下は釣り用のサロペットなので袖以外は実質二重防御になる。最近流行りのゴアテックスや透湿防水などは刺してくれといっているようなものなので論外。
伊達眼鏡でも良いので眼鏡をかける。
ホームセンターで買える、首周りを守れる安い作業帽子の上から帽子用虫除けネットをかぶる。
更に360度ツバのある麦藁などの帽子をかぶり、洗濯ネットを加工したネットをかぶり、首周りを縛る。この縛りはネックガードでも紐でも、隙間から侵入されないようにできればなんでもいい。これでネットに空間のある二重構造になる。
特にオオスズメバチで顕著だが、顔周りのネットにとまって針を突き立てると毒を飛ばしてくるので目に入る危険がある。
毒を飛ばそうとしているというよりは、もう敵に刺さっていると思って注入している気分なのではないかと思うのだが、それを避けるのがこの二重構造と眼鏡だ。ゴーグルにすると暑さで視界が曇っても肝心な時にクリアにできない。
フルフェイスのヘルメットを改造しても良いかもしれないが同じようなことが言えそうなのでこの程度にしている。
そして手袋は刺突耐性が強く滑りの良い作業手袋が売っているので、それをサイズ変えて二重にはめる。
足元はブーツを履き、袖口と裾の隙間をガムテープで巻いて埋める。
この道具立てならばバラせば普段使いができる。
ヘッドライトはできれば赤色光の使えるもの。
更に、上着の隙間から侵入されるといけないので、この上からベルトを巻く。
もうおわかりかと思うが、刺されたらすぐ脱げないので人生終了です。
だから真似しないように。
今回は相手がぶら下がった巣を作る夜のキイロスズメバチで、登れば届く位置にあるので回収するまではなんてことないのだが、一人でのんびり撮影もしたかったので万全の装備にした。
ちなみに去年オオスズメバチの巣を襲いに行った時はこの格好で残暑の山中を歩いていったのでクソ暑くて往復で2kgくらい痩せたと思う。脱いだ服が川に落ちたみたいに汗で絞れた。
ヘタしたらこれだけで熱中症で倒れる。
スズメバチGo!する前に、とりあえず横に来て適当に1枚。
夜だけど衛兵が満遍なく配置されてんなぁ。
この時、穴に入っていった奴が大量に仲間を呼んできてしまったのでやり直して回収しました。 pic.twitter.com/PN1S9shDuI
— ざざむし。の人 (@nekton27) 2016年9月11日
赤いライトなのは、通常ライトよりは虫にあまり感知されないから。
蚊やブヨなども極端に寄り付かなくなるので状況に応じて使うと便利です。
でもさすがに1mくらいまで寄っているので、おそらく温度や二酸化炭素に反応されてしまいました。
この後、一斉に出てきて羽を震わせブーンという音が多重に響き渡り、おもいっきり威嚇されてしまった。
オオスズメバチだと威嚇で口を鳴らすカチカチ音が大きすぎてドン引きするのですが、キイロスズメバチだとサイズがサイズなので羽音以外はさほどでもありません。
しかし今回は捕り逃がしを最小限に留めたいのでやりなおしです。
5m離れて体育座りで15分くらい眺めていると、羽音がなくなり数匹を残して撤収してくれました。
今度は素直に手早く袋をかぶせます。
ヘタに緊張すると心拍が上がったり、体温が上がったりするから察知され易いと思うので平然といきます。
夜戦しよ 夜戦しよ 夜戦しよ~!
もはや何もできまい。
などと余裕ぶっこいていると大変なことになるのでさっさと屋根との接続部分を鋸鎌で切り落とします。
写真なんか撮ってるから、たったそれだけの間に巣から出てきたハチがこの有様。
下部に入口があるから出てこれないだけで、まだまだ中に沢山待機しているはずです。
袋を二重にして通常なら終了。
最初から外にいて採り漏れた数匹がついてくるのだが、少なければここで捕獲して殺せばいい。
しかし今回はブログにUPするので、せっかくだから観察してみた。
照らしていたらすぐに仲間や巣を連れてくんじゃねぇ!とばかりについてきた。
そして巣の入った袋をガジガジと噛みはじめ・・・
外と内からみるみる穴を開け、脱出口を増やしていく。
すごい早さだなぁ。
・・・って、おい!
袋用意してないってwww
急いで予備の袋をとりに走っている間におそらく10匹近く脱出されてしまった。
まぁ、今回は人もこない奥地なのであれくらいはべつに構わんだろう。
翌日にもなれば元の位置に集まるので一網打尽にすればいい。
袋を4重にし、一旦部屋へ戻った。
この際、複数人数であれば背後にハチがついていないか確認もできるのだが、一人だとそれができない。
払ったつもりだったのだが首元に1匹ついてきたらしく、部屋に入ってから放たれてしまった。
防護服を脱いでからのバトルも1~2匹なら慣れてればなんてことはないが、不意打ちがいちばんヤバい。
さるかに合戦のサルにならないよう注意したいものだ。
さて、今回ここからが面倒。
巣だけ採ってくるなら非常に楽だが、今回はできる限りハチごとの駆除を兼ねている。
麻酔をかけるか、冷凍庫に入れて温度を下げて動きを麻痺させたいのだが麻酔も冷凍庫もない。
普段使われていない家屋なので冷蔵庫すらないのだ。
そんな訳で、今回は予め持っていった小型冷蔵庫で無理矢理冷やす。
巣がギリギリすぎて多少変形するし、なかなか冷えないが仕方がない。
冷えたハチは動きが緩慢になっているので、30cm以上の大きなピンセットを使ってホワイトリカーに放り込んでいく。
今回は泡盛ですが。
ピンセットの先には滑り止めに釣り用のゴム管をはめ込んでいる。
やっぱり冷蔵庫程度だと100匹も摘む頃には温度が上がってしまい、回復してブンブンと飛びはじめてしまう。
かといって冷凍庫を使う場合も完全に冷凍すると幼虫や蛹も台無しなので温度的には誤差ではあるのだが、この僅かな差が何気に大きい。
復活しはじめる度に冷蔵庫に戻してやりなおしがめんどくさい。
30匹
100匹
200匹
350匹
結局、成虫だけで510匹いました。
いくらなんでも昼間にすっぴんで戦える相手の数ではないですね。
うっかり市街地なんかで失敗した日には大惨事待ったなしですから、絶対安易に真似しないようにしてください。
酒に漬けなかった160匹は元気いっぱいですがなんとかします。
準備していった酒が足りなかったので。
成虫が減ったのでようやく巣の内部も観察できるようになります。
さすが冷蔵庫といえども何度も突っ込んだので壁に触れていた幼虫が数匹死んでしまい勿体無いです。
それより、周りのビニールが見えるでしょうか。
ボロッボロですね。
内側から寄って集って噛みまくり穴あけまくった跡です。
冷凍庫があったらここまでいかないんですが、いやはや、冷蔵庫も持ってきてなかったら大変だったろうなぁ。
結局、埋められて使われていない巣を除き6層ありました。
しかしタイミング悪かったのか卵や小さな幼虫も多く、空の巣穴もかなりあり、見ての通り幼虫が少ない。
こんだけ手間かけてガッカリだけど、こればっかりは半分運だから仕方がない。
むしろ、幼虫より好きな蛹のステージがどんなもんかに期待するしかない。
白いカバーがかかっているのが蛹の部屋なので、蓋を外していきます。
成長段階がわかり易い並び。
右端のは勝手に歩き出し、触れば刺してきます。
下段のはまだ柔らかいので強く摘み出そうとすると潰してしまいかねませんが・・・
蓋を全て取り去って
逆さにすれば
傷つけることなく勝手に落ちます。
あまり高い位置からだと潰れる可能性があるので紙でも敷いて低い位置でやると良いでしょう。
成長段階の進んでいるものは早速歩いているのもわかりますね。
幼虫は素直にピンセットで抜いていきます。
やっぱり小さいなぁ。
幼虫のいないところにはこんなのもいました。
ツヅリガの仲間でしょうか?
スズメバチという強者を利用するなんて、そんな度胸ある生き方をしてみたいものです。
また、明らかに違うハチも1頭出てきました。
巣の中段を暢気に歩いていたんだけど、知らないハチなので何かと思った。
エゾカギバラバチというハチらしく、かなり異質な寄生蜂。
極小の卵を葉に生み、何かのイモムシなどが葉を食べ、イモムシの中で一齢幼虫になり、イモムシがスズメバチに襲われ肉団子になり巣へ持ち帰られてスズメバチ幼虫のエサになり体内で成長、スズメバチ幼虫が蓋をし蛹化と同時に蛹を食い破って食べ尽くし、密室の中で入れ替わって蛹になって羽化するという。
なんだその寄生虫みたいな生活環。
そんな確率で子孫を残していけるのかとか、どうやってそんな経路を獲得したんだとか、本当に生物って不思議だと思う。
自分で食物を採集するというのはこういった対象を取り巻く環境ごと感じ受け入れることができるのも魅力で、単に出来合いのものを食べているだけではなかなか知ることができないものです。
スズメバチに至っては採る時に出るアドレナリンみたいなものが、行きすぎた猟や釣りのように中毒性を持つというのも否定はできないが、行うにあたっては周囲を巻き込み易いものなんだということは必ず念頭に置いてほしい。
ということで採集から分離まで終了。
500匹以上いようが刺されなければどうということはない。
ただし、スズメバチに限らずヘビやムカデなど意図せず刺されたり噛まれたりで毒を注入されてしまうことはある。
私なんかもいつの間にか腿にムカデが登っていて、痛みで気付いたら噛んでいたことがある。
そういった際に口で毒をある程度吸い出すというのは応急処置としてある程度有効だが、いつも口が届く位置を刺されるor噛まれるという訳ではない。
そんな時に有効なのがポイズンリムーバーだ。
なにもハチ駆除に限らずとも、山歩きや畑仕事から散歩の際に持ち歩いていても役に立つ可能性が高い製品で、多くのものが発売されているが片手で扱い易いものを選ぶのがいいと思う。
最近だと岐阜県のマラソン大会で115名がスズメバチに刺されるという大惨事があったばかりだが、秋はスズメバチが殺気立っているのでそういうこともありうる。
しかしポイズンリムーバーは患部を露出しないと使えないので、冒頭で説明したようにヘタに防護服を着用した状態で刺されてしまうと吸引開始までに殆どの毒がまわってしまう。防護服を着る以上は絶対に刺されてはいけないと言える。
あとは、余裕がある人ならばエピペンを購入して常備していると安心だろう。
アドレナリンなので根本的治療をするものではないが、アナフィラキシーショックによる意識喪失や窒息を回避できるそうなので救急車が来るまでに死亡することを高確率で避けられる。
アナフィラキシーショックもハチに限らず様々なもので起こるので、自分の体質・行動に照らし合わせて必要そうな方はエピペン処方医師に登録された医師のいる医療機関で一度診察を受け、処方してもらえたら常備しておくと良いでしょう。
腿にブスッと突き立てるように使用するので、こちらは最悪の場合防護服や洋服の上からでも貫通して使えるんじゃないかな。
真似して襲撃する人はいないと思うけど、外を歩く人ならば対処法の知識や準備はあって損はないかと思います。
と、いうことで長くなりすぎたので続きは次回 →キイロスズメバチ料理編
刺さないで毒液を飛ばしてくるというのは確か仲間をバーサクにさせる効果があったと思いますよ。
追いかけられた時に走って逃げて急にしゃがむと意外と高確率でそのまま気が付かずにスルーされてやり過ごせますが、毒液散布を喰らっていると他の個体が近くにくるだけで急変する可能性大です。
いわゆるフェロモンの類ですかね
スズメバチトラップについて調べていた所、なぜか当ブログにたどり着き、記事を拝見して戦慄しております。同じ人間とはとても思えない逞しさにゆとり世代草食系男子の自分は畏れ入るばかりです。
このキイロなんかは正直そこまで美味いもんではないので早めに退治してしまうほうがいいと思いますが、トラップにモリモリ入ってくるのってオオスズメバチが多いですよね。
オオスズメバチは段違いに美味しいのでついつい頑張りたくなります。
開高健も男を育てるのは危険と遊びって言ってましたしw
スズメバチに巣を作られてしまい、自力で駆除してみよう(命の危険を感じたら速やかに諦めます)と、調べて辿りつきました。
詳しい写真、ありがとうございます。正直、おそろしい…。
よ〜〜〜く自問自答して、チャレンジ(?)したいとおもいます。
しかし、食べる方がいらっしゃるとは!!びっくりです。
単に駆除するだけならば、夜中に巣の入口を塞いで丸ごと回収して破れないよう粉砕、または冷凍で終了です。
人によっては一発目で死線を彷徨うらしいので注意してくださいね。
レス、ありがとうございます。
わりとあとさき考えないタイプで家族から「思いつきで物言うのやめて!」って怒られちゃうんですけども。
幸か不幸か、殺虫剤が届きやすそうな位置に、巣があります。ただ、網戸越しなら問題なしだ!と思っていた素人考えは、ビニール袋食いちぎってる様子からすると、網戸も食いちぎられちゃうかもですねぇ。
はい。よーーーく考えて、実行する場合は、よーーーく注意して、Tryしたいと思います。
何度もコメントしてすみません。昨日までは、9割いけると思いましたが、実物を見たところ、五分五分(成功と失敗)かな〜?になり、落ち着いて考えたら、絶対無理なので、おとなしく業者さんにお願いしました。撤去後、近くでみたら、80〜90cmありました。
「近づくと危ない=遠くからしか見てない=小さくみえた」んでした。我ながら能天気なコメントでお恥ずかしいです…。
いやいやいや80cmはでかいですよwww
そのサイズはさすがに成虫の大部分を諦めないと私も頑張れる気がしないですわ。
凄いですね。
丁度、スズメバチの駆除業者を取り上げた番組が放映中だったので検索で見つけました。
駆除業者が殺虫剤を使用する度にあーもったいないと思ってしまいます。
以前、長野でクロスズメバチ幼虫の佃煮を食べたことは有りますが、大スズメバチは美味と聞きますので一度は食してみたいと思っています。
スズメバチを生け捕りにして食す会が有れば入会したいと思う此の頃です。
生け捕りにっていうか、活きたままの巣からってイベントはちょくちょく見かけますね。
動きを鈍らせるのに二酸化炭素は効きそうですね。
まだ10代の頃、二酸化炭素のボンベを吸ったらどうなるんだろうと
イカレタ実験をしてみた事があるのですが、一瞬で口の中がシュワシュワ。
そして視界が外側からぶわっと暗くなってしゃがみこみました(笑)。
チョークスリーパーで落ちた時を思い出しましたヨ。
僕はバトル(?)の楽しみでしか巣を襲ってたかったので、
成虫は叩き落したりトリモチ棒で捕まえたりやりたい放題でしたが。
全部捕まえて食べようとすると難易度上がりますよね~。
上穴や横穴の先に巣があるタイプだったらドライアイス投げ込んで蓋して待つとかね。
殆どの場合、ドライアイス持っていけるようなところに無いんですけど。
>刺されなければ
なんという赤い彗星w
噂に聞くハチの子…。フフフ、いつか機会があればこの手で狩猟してくれよう!
と思っていた時もありました
先日、大きめの台風が来ると言うので約1年ぶりに雨戸を閉めました。持ち手に埃が貯まっていたのでつまみながら勢いよく。
そしたらいつの間にやらひっそりと営巣されたアシナガさんの巣が、閉めた勢いそのままにガンゴンゴロゴロとばかりに自分の部屋に入ってきまして。
パニックってなってみないとわからんもんですね。部屋に入った巣を出さなきゃいけないはずなのに、私は窓を閉めました。
自宅に異常事態が発生し、ワラワラと出てくるアシナガさんズ。窓は閉められてるので部屋に舞う。
私は えっ?殺虫剤?ガスバーナー?虫取り網?ていうか俺なんで窓閉めた??えっえっえっ?? と混乱しながら後ずさるのみ。
なんとか無事に部屋中を殺虫剤で染め上げて事なきを得ましたが、調べてみると我が家には後3個アシナガハウスが乱立しており、絶望に胸を黒く染めながら処理いたしました。生きててよかった。
長くなりまして大変恐縮ですが、尊敬しますです、ハイ。
調べてアシナガでも死ぬ可能性はあるのを知って、全てを忘れようかと思った…(部屋にアシナガが溢れてる頃)
面白いw
アシナガは巣をとってきて中途半端な幼虫をハチミツだけで育てて成虫にしたことがあります。
何アシナガだったか当時は調べもしませんでしたが、明らかに30%ダウンくらいの小さな成虫になりました。
そしてやっぱり懐かなかったw
>なんだその寄生虫みたいな生活環。
寄生虫ですから…。ちなみにウィキ先生によると、寄生虫とは、寄生生物のうち動物に分類されるものを指すそうで、カクレガニだのヒトデヤドリニナ(貝w!)だのも「寄生虫」らしいです。
要するに「虫」のつく漢字のイメージそのまま寄生する奴はみんな寄生虫なんですね。
>本気のオオスズメバチを相手にするには役不足で
「役不足」ってのは「自分の実力に対して与えられた役割が軽すぎる」という意味で、「力不足」の意味で使うのは誤用ですね。
この使い方だと「怒り狂ったオオスズメバチとかいう雑魚(本来洒落にならないレベルの存在)がこの鉄壁の防護服に毛ほどの傷をつけられるとでも」って事に…。
まあお約束のどうでもいいツッコミは置いておいて。エゾカギバラバチとかいう、超回りくどい成長のための選択をしたハチについて。
正直こんな種が現代まで断絶せずに生き延びているって事が超興味深いんですが。
完全に語感だけで適当に書いてましたわw
ご指摘ありがとうございます。
エゾカギバラバチ面白いですよね。
全く知らなかったハチですが、どこかひとつの種が途切れるだけでも絶滅するんですよね。
昼間に出入り口を確認して、夜になったら入り口塞いで一網打尽にする事が多いです。
ロスが少なくて、なかなかいいですよ。
キイロ・コガタ・クロなんかはそうですね。
単なる駆除ならそこから完全冷凍してしまってもいいですし。
シュールストレミングの時と違って記事的には効率より危険性を表現しないといけないので悩んだところです。
安易に真似して失敗する人や二次災害を出さないようにと考えると、あまりにアッサリは絶対にまずいので、どこまでやるか考えてしまいました。
幸い数の暴力なキイロだったので、まぁまぁわかり易い感じにはなったんじゃないかと。
すげー臨場感ですね~!キイロ怖え~~!
一昨年前の今頃でしたが、かくれんぼ中、巣が在ることに気づかず倉庫に隠れてしまった子供の悲鳴を聞いて、倉庫に飛び込んだ父親が「助けてくれぇ!!」と、親子共々背中に数十匹のキイロをくっつけたまま飛び出してきた思い出。二人とも、ちにはしませんでしたが即入院でした。
ところで、簡易的になりますが、暴れ防止の為に”ムカデ用瞬冷スプレー(無毒)”などは役には立ちませんかね~?
あ~、荷物増えるから両手ふさがっちゃうか~orz(完結)
自分の場合、蚊やヌカカ以外にあまり殺虫剤を使わないので様々な殺虫効果についてはよくわかりません。
緊急用で旅先とかなら、コンパクトなハードヘアスプレーを持ち歩いていれば多少は落とせるんじゃないかと。
近所のお爺ちゃんがノーガード戦法で返り討ちにあってました。サツバツ
私はノーガードお爺ちゃんになるまでも生きられないと思うのでお爺ちゃん強い。
→殺虫剤や一般的な発炎筒は便利だけど食用には使えないんですよね。
岡本健太郎先生の「山賊ダイアリー」を読んでいたらスズメバチを巣ごと除去した後、殺虫剤をかけて全滅させ、その後スズメバチや幼虫を綺麗に水で洗ってから調理するシーンが出てきました。
ワタシも最初、殺虫剤の成分が有害では無いのか?と思ったのですが、日本家庭用殺虫剤工業会のホームページをみてみると
→
殺虫剤の安全性とは一口に言って、
「人には害を与えず虫には有効な殺虫剤をつくること」と言えます。
即ち、極めて微量で害虫に有効であるが、
通常の使用では人体に影響を及ぼさない薬剤を開発することから始まります。
http://www.sacchuzai.jp/safety.html
みたいなまとめ方をされていますね。ホントに危険ではないのか疑問もありますが、岡本健太郎先生たちはなんともないみたいなので一応大丈夫?ということでしょうか?
あくまでも「通常の使用」であって、どう考えても通常の使用ではないし、殺虫剤は口や目に入った場合は医師の診断を受けろって書いてあるのが普通ですしねぇ。
1回や2回ではなんともないと思いますが、経口摂取が重なるとどんな影響が出るかは男女年齢差も考えると私はヘタな行動とれないです。
また、体表についた殺虫剤は洗い流せても昆虫の場合は気門で呼吸するので、あの小さな空洞内部は張力の影響もあって洗い流せるとは思えませんし。
ホームセンターで見比べるとわかりますが、スズメバチ用ってどんどん強力タイプが出てますしね。
結局、より問題なく捕れる方法があればそれに越したことはないと思います。