ざざむし。

無責任発言しないようアカミミガメを飼って食べてみた

昔々、ざざむしをやっていた頃にアオウミガメの次はアカミミガメをUPするつもりでいました。
あの頃はまだ外来魚駆除ですら走りで今より賛否激しい時代。
亀となるといろいろメンドクサイだろうなと、どうしたもんかと思っている間に関係なく飽きて閉鎖していました。

アカミミガメは知らない人がいないくらい有名なミドリガメとして、かつては多く流通していた。
可愛いミドリガメも凄い食欲でどんどん成長し、色はくすみ、噛まれれば痛いほどに大きく育つ。
丈夫なのはいいが水は汚れ易く、すぐニオイの素になるので意外に手間はかかる。
相当な人が面倒みきれず野に放ったのではないかと思います。
私も幼い頃に屋台でミドリガメを買ってもらったことがありますが、数日後に同居していた20cm程度のコイに食われて甲羅だけになったのは懐かしい思い出。
突然チュパチュパされている姿を目にし、齢6つにしてコイが肉食でもあることを悟ったものです。

そうでなくとも裏口を出て3秒の水路でアカミミガメもイシガメもクサガメもしょっちゅう掬えました。
次第にアカミミガメの比率が増え、時折とんでもないサイズのものも見かけるようになる。
様々な外来種の問題が取り沙汰される頃にはアカミミガメは駆除したところで焼け石に水なほど全国に広まり、現在では侵略的外来種ワースト100に入っていながら半分諦めのような保留状態です。
ようやく2020年からは認可がないと飼育もできなくなる方向性ですが、ここまで放置してきて緊急対策とか、何が緊急なんだかという話ですね。
だからアムールハリネズミなども指定するだけでなく簡単に捕獲できるんだから今のうちに何か対策しろよと思うのですが。
いつだって日本は批判が出そうだったり金にならないことは後手後手です。

殺さないようにというのも実際問題として不可能。
生物の命の尊厳がどうのと言うだけなら自由ですが、隔離も除去もしないのはその背後で本来営まれていたはずの生物達の平和を無視するものです。
乱暴な例えで言えば、移民を不法にこっそり受け入れ、窃盗や殺人が横行したとしても彼らは生きる為に必死なだけなんだからと放置を推奨するようなものです。
誰しも当然、殺さずなんとかしたいと隔離を考えはしますが、あらゆる施設や水族館などのバックヤードは引き取られた動物でパンク状態のところもあるとか。
実際問題としてだいたいは駆除=殺して廃棄、よくて肥料ということになるのではないでしょうか。

だったら食べてもいいじゃない。
アカミミだって結構美味しいんだよ?
アカミミガメが増えて困るならヒトがナチュラルに天敵になって生態系の頂点にさせなければいい。

アカミミガメが特定外来種に指定され生体移動が禁止となった場合、カミツキガメなどと同様に食材とする際には現場で〆てこなければなりません。
カメは泥抜き飼育しなくても下処理さえ適切であれば比較的臭味が残りにくいとはいえ、せっかく丈夫な生物なのに捕獲したら現場で処理してきて調理しなければならないというのも地味に厄介なものです。
実際2020年にどうなるかはさておき、2016年現在は生体移動もできますので気休め程度の泥抜きもできます。
自分のタイミングでさばきに入れますので、この機会にやってみてはどうでしょうか。

ただし、ハードルが高め。
1)甲羅の構造がスッポンやカミツキガメより強固
2)カメをさばこうと思えるかどうか
この2つは複雑に絡んできます。
度々行動を共にしている茸本さんも最初は相当精神をすり減らしたようですが、そうなんですよ。
人によりどこが境界になるか個人差はあるのですが、4つ足の動物ということもありカメは獣に近い感覚があると思います。
4つ足、かつ瞼があることで表情が生まれるというのはカエルあたりから上位の動物に発生するハードルですが、そこに甲羅が積み重なる訳です。
甲羅のせいで慣れていないうちは余計に手間取り、精神ダメージが蓄積されてしまう。

しかし人間って現金なもので、どんなに大変だろうが利点が一定水準を越えてしまうと途端に苦労を苦労と感じなくなる生物です。
食べ物の場合の利点はやはり美味しさと希少性(=価格的価値)の2つでしょうか。
アカミミガメに関しては捕獲難易度がとにかく容易。どこにでもいるので価格的価値はない。
ハードルは解体だけ。
となると、味さえ他に代わるものがない美味しさであれば捕獲したくなる人は増えるはず。
実際それなりに美味しいし、常食のようにされている方もいるようです。
アメ横でも「オニイチャン、カメイラナイ? オイシイヨカメ」なんて時々声を掛けられ、見るとスッポンに混じったアカミミガメだったことが何度かあります。
最近だとアカミミガメはレトルトカレーとして750円で商品化もされましたね。

確かにそれなりに美味しいんだけど、あの趣味友遊のゴミカスヘタレバカクソ野郎さんですら美味いといいながらトータルではわざわざ捕ってまで喰おうと思わない」と言わせてしまうように解体調理・食味・肉量のバランスが微妙に残念なレベルに拮抗しているのがアカミミガメなんですね。

肉量はお世辞にも多いといえないので、調理法で素材の持ち味を生かしきることで味をよくして解体で上がってしまうハードルを無理矢理下げるしかありませんが、なんだかそこまでして食べるくらいなら安い肉買って食べたくなるのが本音です。
改めて記事にするとして、今更普通にやっても意味がない。
何故だかアカミミガメはそこそこ食べている人がいるので、普通のことは他所で見てもらえばいいでしょ。

そ こ で

アカミミガメを取り巻く環境の中で問題となるのがペットとして多く飼育されていることです。
特定外来生物になった時、いままで飼育していた人は認可を得れば継続して飼育できるとは思います。
ただ、数々のそういった動物の過去の例から考えると、無許可なまま飼育を続けたり、こっそり自然に放つといった行為が横行すると思われます。
ぶっちゃけ、アカミミガメは既に全国に増えすぎているので、自然界のものを駆逐してからの施行でもない限りは多少の違法放流ではあまり影響はないような気もします。(病原菌媒介など無いものと仮定して。)
しかし大切なのは「飼育する以上は最後まで責任を持つ」ということで、外来生物の多くはそういった責任の放棄によって帰化していったのですから、違法放流という行為は許されるべきではありません。そういう感覚が残っている以上、必ず何かしらの違法放流は繰り返され、新たな帰化種が増えることになります。
極端な話、責任を持って飼育していたとしても、自身が突然の事故で亡くなった際に親族がどこかに捨てるかもしれません。
ヘビやカメなどはエサを経って1ヶ月くらい平気な種はたくさんいますから、飼主が孤独死して遅くに発見されてもペットである彼らは生きているかもしれません。
死後でも責任も果たせるよう準備しておくべきでしょう。そこまでやっている人もちゃんといます。

飼い切れなくなった生物の責任の取り方のひとつとして
「食べればいいじゃない?」
ってのがちらほら聞かれます。
意外かもしれないけど、私はあまり言わないんですよ。
それでも言う時は冗談の通じる間柄か、飼育していても味に影響が出にくいのがわかっている生物などが多いです。
水中生物に至っては水質の影響を受け易いので不味くなる可能性もあります。
なにより、愛着のあるペットは家族であって食材とは思い切りにくいものです。
それでも海外ではペットすら食材に変わるのが普通のところもまだまだあって、実際に長期で海外滞在している間に可愛がっていた動物を最後に泣きながら締めて食べてきた知人などもいます。
さすがに現状の日本で寿命に至っていない犬猫などはいろいろ面倒そうですが、動物を飼いはじめるにあたって本来それくらいの覚悟があっても良いのかなと思います。
飼い切れなくなった際に新しい里親を探すか、食材とするか、殺処分するかという選択肢の違いだけかと思いますが、結果的に責任を横流しというのはずっとモヤモヤが晴れないからといって、食材にするのもただ殺して埋めるのもなんだか気が乗らないので次第に私は責任のとりきれない飼育ということから離れるようになりました。

で、前置きが長くなりましたが、カメです。

アカミミガメって性格が雑なのか、慣れるのが早いんですよ。
「懐く」というよりは「慣れる」という感覚のほうが近い。
釣ってきた奴ですら僅か数日でエサをくれと寄ってくるようになる。
もちろん、愛情をもって飼育すると懐いたと思えるような状態にもなりますが。
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5月某日、食材としてのカメを釣っていました。
本当に増えすぎで、いればいるだけ釣れます。

この時に私も2匹を持ち帰りました。
最初はある程度糞をさせたら締めて食べる予定でした。
水替えが面倒なので風呂場の床に水を溜めておいたのですが適当に蓋を吹っ飛ばされて水が抜けてしまいます。

帰ってくると
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オマエラーッ!!!!
糞しすぎだよ・・・
どうやって風呂に入れと?

その都度掃除しては翌日には振り出しに戻るの繰り返し。
ちなみにこれは3日目だったか。
動物性のものは硬いものでないと残りにくいので植物質の糞が目立ちますが、雑食で何でも食べます。
この量の糞が1週間近く続きました。

手間のかかる子ほど可愛いという言葉がありますが、ふと思った訳です。
嫌だから言わないってのも何か違うし、飼って可愛がってから食べれば、時には堂々と「食べればいいんじゃない?」って言えるんじゃないか。
泥抜きという短期間の絶食保管ではなく、ここからエサをやりながらの飼育に切り替えることにします。

水槽は水替えが手間だということで、浴槽を生活空間として分け与えました。
幸い、日光が入る浴室なので陸を作ったら昼間はなんとか甲羅干しもできます。
風呂に浸かるのは好きでしたが、ここからしばらく私はシャワーだけの生活になりました。
外来生物にニッチを奪われる種というのはこういう気分なのでしょうか。
まだ自分はシャワーという逃げ道があるから良いですが、逃げる余地が残されていなければ銭湯通いという避難、もしくは入浴を諦めれば全身が臭くなり社会的に抹殺(=絶滅)されかねません。
かといって夏だからと一緒に水風呂に入っていれば謎の細菌感染や寄生虫の侵入を許すかもしれません。
外来生物を無差別に野に放つということは、在来生物にそういった負荷を与えるということなのです。


案の定、移してすぐに慣れてエサをねだるアカミミガメ。

エサやりや水替えの時でなくとも、シャワーを浴びに行く度に
「ごはんくれるの!?」
「こっちにくれよ!」
なんて感じにバタバタ寄ってくるから、否応なく毎日顔を合わせる。
大きいほうは水中に流産してたりもした。

イワシなどの小魚からハタやヒラメなど、自分が釣ってくるもののアラを刻めるものは刻んでおき主食としていたので、基本的には私と同じようなものを食べていましたが、最初にあれだけの糞をした訳ですから、どれだけ食べても食べ足りない顔をして寄ってきます。
しかも、アカミミガメって雑食なのに動物性のエサがあるとそっちばかり優先に食べるんですよね。
これがクサガメやイシガメだと素直にホウレンソウやクローバーも喜んで食べるんだけど。
わがままなやつらだ。

そうこうしているうちに4ヶ月が過ぎ、時折肌寒い日が訪れるようになりました。
そんな日はカメの動きも鈍り、そろそろ冬眠への栄養も溜め込みはじめたい頃でしょう。
しかし冬は私もできるなら湯船に浸かりたいしなぁ。
冬眠に入って外に出してしまうとその間は顔を見る訳でもなくなるから飼育している感覚も希薄になるのは昔の実体験で知っているので、そろそろが別れの頃合なんだろう。

さて、どういった最期にしようか。
自分は病床や部屋で死ぬくらいなら自然の中で何かに食われてサイクルの中に還りたいと思うから、せめて最期に外を見せてあげようか。

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ほれ、川だぞ。
悪いが、逃がしてはやれないんだけどな。

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久々の川面を目の前に何を思うのか。
思いのほか逃げようともしない。

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通常のカメ解体セット。
スッポンのように引っくり返せばすぐに首を伸ばすようなカメとは違って、なかなか掴めるほどには首を出しません。
そこで釣り用ですが、スプリットリングプライヤーはカエシ状になっているので顎を掴み易く便利です。

顎を掴み引っ張るか、そのままぶら下げていれば自重に耐えられなくなって首が伸びてきます。

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斬首。
ごめんな。

はっきりとした瞼をキュッと瞑って必死に抵抗するのを見ると、毎日自分と同じものを食べていた風景がかぶって見えるんですよ。

包丁が骨まで達した時点でもう訳がわからなくなってるんだろうね。
ブラブラに繋がってる頭を自分の足でエサを千切るように押し千切ろうとしちゃうんですよ。
つくづく、カメに関しては一撃必殺ってのが難しいから人によっては越えられない壁になりうると思う。

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ある程度流水で血を流したら、ノコギリで上下甲羅のつなぎ目を切ります。

やっぱりこの間も動きまくるカメボディー。

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パカッと。
今回はここで調理してしまうのでこれ以上甲羅を分離はしません。
不要な内蔵だけ外して洗っていきます。

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これが膀胱。
丸焼きにするとこれも中で破裂してしまうんですよね。
だからポイ。
コイが食っていきました。

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肺や腸などを取り出し、空洞ができました。
今回は四肢を外さずこのままにします。

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解体は終了。

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薪を集め、いろんな意味で燃え易そうなものを火種にします。
昆虫はバッタしか食べるのを許さないような宗教は私には不要です。
俺が宗教だ。

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ファイア

火種としてとても有効でした。
よかったね。

火が落ち着くのを待つ間に調理準備をします。
ちなみに焚火は禁止の場所も多いので注意しましょう。

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野菜やそのへんで採ってきたキノコなど適当な具材とカレー粉を準備

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具材を適当に突っ込み、適当に調味し、バターを乗せます。
アカミミガメは味が薄めなので水分は極少量にし、ほぼ野菜と肉から出るものだけにしておきます。
思い出と自然の中という二大調味料があるのでその他の調味料なんかは何でもいいのです。

塩やカレー粉が染みるのか、ビクビクビクビク動き続けているのでそっ閉じ。

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ピッタリ格納完了。

美味しんぼでも生きたままカメを火に放り込むシーンがあったかと思いますが、ハコフグ同様、中に水分があると燃えにくく中が蒸し焼きになるのでこのまま火にくべればいいです。
でも今回はバショウの葉が貰えたので、気分だけ巻きます。どうせ燃え尽きるけど。
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雨が酷くなってきたし待てないのでさっさと乗せちゃいます。
せっかくバショウで巻いたんで土に埋めるのもやりたいけど、短時間の小規模焚き火程度では土の中って案外熱くならないんですよ。
焼畑の後すぐに草木の芽が出るくらいだしね。

乗せるなら本当は熾火がセオリーなんでしょうがこの場合はそうでもないです。
特に丸焼きなら熾火で引っくり返しながらしっかりが良いと思いますが、今回みたいに蓋になってると引っくり返せないし、浮いている筋肉が多いから水分があるうちに一気に蒸気で加熱したい。

なんにしても時間がかかるので、いまのうちにもう一匹をさばいてしまいます。
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なんだろう。
あれだけ噛み付こうとしてたのに、随分とおとなしくなっちゃったな。
死を悟ったんだろうか。
すまんな。

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完了。
なんで同じ条件で飼育しててこんなに肝臓の質が違うんだろうね。
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てことで、こっちは四肢もバラバラにして持ち帰って調理することにします。

時間があるのであるものを探していたのですが見つからず・・・

戻ってみると・・・

.
.
はぁぁぁぁぁぁぁ!?

底が抜けてスープ駄々漏れ、巻き上がった灰が入ってる。
目を離しすぎました。
あまりに動揺して写真撮り忘れてた。

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急いで救助するもあまりに酷いことに。
リカバリー不可能。
でもせっかくなので無駄にせず食います。

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幸い、四肢は浮いているのでよく火が通ったままだった。

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ジョキジョキした典型的なカメ肉。
やっぱりアカミミガメは筋肉の味が薄めなので水分を飛ばす調理か濃い味付けの調理が合う。
そして炭の香りが美味しい。

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首を甲羅と繋ぐ筋肉は非常に鶏っぽくて無難に美味い。

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後脚と尾。

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歯応えバッチリでありながら身離れよく食べ応えがある。

しかし御覧の通りみるみるうちに日が暮れていき、うまくできなかった申し訳なさが気分を落ち込ませる。

だが食う。

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これが本当の亀の手。
甲殻類のカメノテそっくりに皮が剥けるのが面白い。
この指の骨の隙間にある赤い筋肉が最も味が濃いんじゃないかなぁ。

しかしやっぱりできればちゃんと成功したカレーで食べたかった。
ジャガイモからちゃんとカメの味がしたのが途中まで成功していたのを物語っていて虚しい。
やっぱり強火からは目ぇ放したらあかんのやで。

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帰ってから持ち帰ったほうのアカミミガメでテッパンの唐揚げ。
やっぱり美味い。

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中でも首肉はやはり最強。
ジューシーさ、適度な歯応え、味の染み易さ、言うことなし。

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やっぱりアカミミガメは唐揚げ専用亀と言っても過言ではないくらい、料理の中で頭ひとつ飛びぬける。

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もひとつ、わりとイケるのが燻製。
好みの味で濃い目にソミュールして、サルモネラや寄生虫の恐れがあるのでしっかりと熱燻する。

ちなみに手前のはアカミミガメレバー燻。

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身離れよく、噛み応えのあるつまみになる。
肉自体の味が薄めなのが顕著になるので、ソミュール液を濃い目にするのがコツだと思う。

レバ燻の味は鶏と変わらないんだけど、なんか食感が出来損ないのキャラメルみたいに歯にくっついてよろしくないな。

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しかしどんなに美味しく食べられると言っても、同時にスモークしたウズラにあっけなく上を行かれてしまう訳で、いろいろ食べてみた結果やっぱりアカミミガメは食べるならアウトドア食材、もしくは解体して帰って唐揚げ専用ってのが無難なところだろうなと思うのです。
綺麗な川で加熱前提の解体調理するだけならナイフの消毒だけで済むしね。

食べ終わり、住人のいなくなった浴槽は病床に臥せっていた家族が逝ってしまったベッドのようで、なんともいえない空虚感に包まれていた。
掃除して、久々に湯船に浸かって、改めて様々な命の上に生かされているんだと実感する。
これから風呂に入る度に、心のどこかであいつらのことを思い出すんだろう。

飼ってる動物は飼いきれなくなったら食べればいいと思うよ
それが嫌なら最期まで責任持って、愛情込めて飼ってやってください。

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Comments & Trackbacks

  • コメント ( 48 )
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  1. ざざむしさん、優しいですね❣️

  2. はじめまして、こんにちは。
    どの記事も大変感銘を受けながら拝読しておりますが、こちらの記事は自分が同じくらいの大きさのアカミミを飼っているのもあり、動物を飼うこと、動植物を食べること、向き合わなければいけないと思う事が凝縮され過ぎて何回も何回も読んでしまいます。
    ガーンとなって、なったままです。ありがとうございます。

    • もともと飼うっていう字は食を司るって書くんですよね。
      食べもしないのに飼うってのが普通の時代になり、いろいろ薄れていったものがあるんじゃないかと最近思います。

      • お返事ありがとうございます。
        アカミミが家に来たのは今から17年前?縁日でモナカで掬ったミドリガメだったのですが、こちらを拝見してますます愛着が湧いた(現在冬眠中ですが)と同時に、キミ食っても旨いんか…という違うベクトルの亀愛も生まれて不思議です。
        せつなさんに捌かれた亀の写真もやっぱり可愛いのですが、肉になると美味しそうにも見えるので不思議です。
        数年後の特定外来種に指定された際の許可の取得方法等調べてモヤモヤしております。

  3. はじめまして。

    ウチの実家は養豚業を営んでいるのですが、この記事を読んでいて初めて豚を〆た時のことを思い出しました。
    弱っていてどうしても出荷できない豚がいるのですが、そういうのは家で潰して食べてたんですね。当時小学校高学年、自立できないほどに弱った豚の脳天目掛けてハンマーを振りぬいた時のあの感触は一生忘れられません。

    畜産動物ですらこんなにしんどい思いをするのに、いわんやペットを潰すなど……。小心者の私には到底出来そうにないですね。
    何がいいたいのかよく分からなくなってしまったのですが、つまりこの記事を読んで感動したということです。(謎)

    • 昭和も古くの人だと田舎では結構多くの人がそういった経験をしてきたんでしょうが、最近ではそういった家庭環境でもない限りは隔離された世界になってしまっているので、現代の日本人の多くはわかっているつもりで肉を食べていてもどうしてもそこには埋められない隙間が広がっているんじゃないかと感じます。
      豚っていうと銀の匙の豚丼を思い出すけど、自分の手で〆ないだけであんなにマイルドになっちゃう訳ですし。

      っていうか、なのにぶたですかwww

  4. 心に染み入る回でした。ありがとうございました。

  5. こういう読みごたえある記事いいすなぁ。
    もし、子供がいてその子が殺人犯とかになったら責任を取るとかいって、愛をもって喰われそう(笑)

    • 同じように実行して書いても犬猫に近い哺乳類だったらどうせ大炎上なのかと思うと世の中の差別感が酷く感じますね。
      ヒマラヤンとスピッツ食べたゲンコツ堂はすげぇ。

      • 横レス失礼します。
        ゲンコツ堂ってそんなものも食べてたんですか(笑)。

        北寺尾ゲンコツ堂。
        ネットのどこかで神奈川の人だと見かけた気がするのですが、
        近所に北寺尾って地名があるのは関係があるのか無いのか。

        • 無駄に死んでいい生物なんておらん
          。んなこたぁ我々は分かっとるし、肝にめいじておるわけですよな。でもこれと狩って食っちゃいかん、というのはまるで違う。都合よく、あれは殺して食います、あれは殺しちゃいけないのでくいません、とか、明らかに理が通らないのに、いったいなんで個々の生物ごとの食性に善悪をつける人が世の中多いのでしょうな。
          抵抗がある、とかその気持ちは分かるよ。人間だもの。でも、怒りをあらわに荒らしまくる、それは違うと思うどってな。

  6. 元ブービーさん懐かしいです。
    ネットは広大ですがこの業界は狭いのですね。

    私も昔、アカミミのメスを飼ってたので
    別れの悲しさを少しだけ思い出しました。

    でもたぶん、美味しければ食いますね。
    は虫類まではなんとかなると思います。
    インコあたりからきつくなるような。

  7. 飼っていた生き物を食べるのは以前にサソリでもやってらしたと思いますが、動物の違いや、特に飼っていた目的や期間でまた愛着とかいろいろ別次元なんでしょうね。

    • いやー、サソリでも十分悲しいですけどね。
      サソリの場合は正直、一度目は知的好奇心が勝つけど二度目からは飼育し続ける価値のほうが上回ります。

  8. 茸本さんとこにも書かせて頂きましたが、ウチで飼ってた奴はこの夏、どこぞのクソガキに勝手にリリースされてしまいました(防犯カメラに映ってた)。アカミミは力が強い上機動性が高い(金網よじ登るくらいは予想していましたが「うんてい」してた時はさすがに我が目を疑いました)ので、脱走対策は万全を期していたつもりでしたが、まさかアカミミ盗む奴がいるとは…。

    飼育していた個体の故郷でもあるウチの前のドブ川にリリースしたようなので捜索しまくり、それっぽいのを片っ端から捕獲してはみましたがどれも微妙に違う…。結局諦めざるをえませんでしたが、どこかで元気に生きててくれてほしいような、死んでてほしいような、微妙な気分です。

  9. つくづく命を頂いているのだなと分からされます。

  10. ちょっ、目から謎の汗が

  11. 今回はいつにもまして感慨深い記事でした

  12. 迂闊にも最初のアカミミ4段重ねで笑ってしまったw
    真面目な記事だったのに…

  13. この記事を何度も読み直しました。
    クロスオーバーする部分が多くて
    なんと表現してよいか、、、
    胸が熱くなりました。

    少しの間でも手元に置いておく事で呼び名が付いたり、元気かな?とかおもってみたり。
    結局の所食べるのですが、何気なく感情移入はしらない間に刷り込まれている。

    お腹空いてるだろうなと野菜や肉与えてみたり、与えるコレも生物。

    様々な命の上に生かされているんだと実感する。
    この言葉、心に染みました。

  14. アオヒトデを飼育しています。
    私には(精神的にも安全性的にも)食べる勇気がないのでしっかり愛情こめて飼育したいと思います。

  15. うち、浴槽じゃないですけど風呂場でカメ飼ってるんですよ。
    拾ってきた35年目と25年目のクサガメ、買ってきた28年目のイシガメ。
    今回はなにか人事のように思えなくて、直球で言うと悲しくなりました。

    でも、別に批判的に思っている訳ではないんですよ。
    食っちゃえる物は食った方がいいと思っていますから。
    ただ、やっぱり悲しさはありますね(^_^;)。
    せつなさんも悲しかったんだろうなと思うと余計に。

    と、ここで気持ちを切り替えて現実問題。
    飼い切れなくなる、飼い切れないということにしてしまう
    タイプの人は、食べるだけの愛情も恐らく無いと思います。
    どこかに逃がせばまだ良い方で(良くは無いですか)、
    普通は世話をしなくなって殺すパターンですね。
    少し怖いですが、食べるというのは強い愛情表現かもしれません。

    • (良くは無いですが)、です(^^;)。
      (良くは無いですか!)ではあほすぎだろ(笑)。

      そうそう、うちも針飲んじゃったセイゴとか食べさせてますよ。
      アラは骨とか鋭い物は避けて、皮とか崩れた身とか大喜びです。
      ・・・話は飛びますが、セイゴ(スズキ)ってほぼ生態系の
      頂点にいる存在だと思うのですが、あいつら多すぎません?
      ルアーやってる人もガンガン食った方がいい気がするんですけど(^_^;)。

    • 35年は長いですねー
      しかしある程度大きくなったカメなんてどうやったら放置で殺せるかわからないくらい丈夫ですよね。
      1ヶ月くらい平気で絶食に耐えそうですけど。

      • 僕が4歳の時に父親が拾ってきたらしいんですが、
        カメより先に親父が死んでしまうとは思いませんでした(笑)。

        絶食というか、拒食だったのがイシガメです。
        11歳の誕生日に1000円で買ったイシガメなのですが、
        購入してから1年間何を上げても食べなくて困りました。
        見た目が衰えてくるわけでもないのですが、なんせ1年です。
        初めて食べてくれた時。
        湯がいたほうれん草を食べたのは忘れられません(^^)。

        話はちょっと変わりますが、同じく現在飼っている
        セイブシシバナヘビのオスも1年近く拒食しました。
        やっぱりほとんど痩せなかったし生理的な拒食(?)
        だったのかもしれませんが、食べないと困りますよね(^^;)。

        • 1年は凄いですね。
          昔ウナギなんかも何もない井戸の中で何年生きていたかわからないやつが発見されたりしましたね。
          イシガメは在来の中でもいちばん臆病な気がします。

  16. 食事も愛ですよね。若輩が知った風なこと言うようでなんですが。
    排泄物に食べた物の残片は1%程しか含まれず、人の体はおよそ2~6年で体細胞の全てが入れ替わる。つまり、食べた物は文字通り一つになって自分を生かしてくれる、自分と一緒に生きてくれる訳ですから、これが愛でない筈がない。
    日本ではちょっとカニバリというかサイコ的というかあまり理解されなさそうな考えですけど、少なくとも自分はそう思います。

    死体を傷付ける事を冒涜だと考える人も居るとは思いますし、日本の価値観では割りきることは難しいでしょうが、本当にペットを愛してるなら選択肢として食べる事を選ぶのはやっぱりアリだと思います。
    (とはいえ、食べるにしても死因次第では危険な場合もあるし、それ以前にそこまでの生活環境を詳しく知ってるだけに食欲が沸かないと言うこともあるかと思いますが)

    • 飼育の際には様々な薬品を使ったりしますしね。食品には到底使われないものも多いので、本来そういうものは食べないほうがいいんでしょう。
      違法放流されて繁殖したものは環境次第の生物濃縮が問題で、放流された個体は飼育中の蓄積物質が問題。
      ほんと、特に外来生物の飼育に関してだけでももう少し資格など厳しくしてもいいんじゃないかと。

  17. >ゴミカスヘタレバカクソ野郎さん
    あの人が名前を取り戻す日は来るのでしょうかね…

  18. 愛情を持って食べてあげる。
    スーパーの肉もそう。野菜もギリギリのとこまで食べて代わりに自分が生きて行くエネルギーに変える。
    だから明日も頑張らなきゃ。
    そんな事を想う記事でした。

    • 「いただきます」や「ごちそうさま」の意味がわからなくなっている大人も多い現代ですしね。
      精神論も無駄にしないという行動に繋がれば廃棄される食糧を減らすことにも繋がりますよね。

  19. しみるな~~・・・

    • 本当はもっと日記を増やすつもりでいたんですが、毎日が単調な繰り返しで、それだけに純粋な瞳で見つめられる毎日の繰り返しが決断を鈍らせるということがよくわかりました。

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