野食会用に採ってきたカニの副産物の顛末ですが、スタッフが美味しく頂きました。
ぶら下げたら腕くらいあったノコギリガザミは
シンプルに茹でて
マウスくらいある爪の肉はもちろん、ミソも美味くて最高でした。
脱皮からの回復中だったようでまだ身が詰まりきっていなかったのが多少残念でしたが、それでもでかい。
味は変わらず、内子がない分だけメスには劣りますが十分に絶品です。
活タイワンガザミは米に放り込んで味醂だけ足して炊いて
剥いた身を盛れば活カニ飯に。
塩分は元々カニが内部に含んでいるので、活きたまま放り込んだだけなのにめちゃくちゃいい味になるんです。
で、あと今回は更に想定外に採れてしまったガザミのメスが大きかったので
よく洗ってふんどしにもペーパー挟んでしっかり水分を切っておく。
ここまで水切った時点で450gだからガザミとしては相当でかい。
せっかくだからケジャンを作ってみましょう。
ケジャンもいろいろあるんですが、今回はせっかくなので銀座ユンケのレシピを参考にしてタレを作ってみることにしました。
ケジャンというとウェステルマン肺吸虫がどうのこうのという話があります。
ウェステルマン肺吸虫に寄生されると創傷性肝炎、腹膜炎、胸水貯留、気胸、発熱、発咳、血痰などの症状が現れ、脳に侵入されたケースでは頭痛、嘔吐、てんかん様発作、視力障害などを示し死亡することもあるらしい。
あれって詳細書かれているところをあまり見かけないんだけど中間宿主が淡水蟹だから、感染した人は上海蟹やモクズガニで作ったケジャン食べただろ?って話だよね。
何も考えず店で提供されるものを食べている人のほうが可能性高いんじゃないの?
汽水域に定着するでもないワタリガニならまず大丈夫なんじゃないかな。(肺吸虫も現状28種もいるらしいからいつ新しいケースが出てくるかわからないけど)
ということで冷凍はしない。
タレに金がかかりすぎてもうやらないかもしれない。
40分煮出した漬けダレ。
そのまま冷まして濾して出来上がり。
洗って水を切っておいたカニを大きなタッパーの中で逆さに漬けます。
・・・が、タレが足らないので浸かりきりませんね。
キッチンタオルを乗せれば毛細管現象でなんとかなるでしょう。
冷蔵庫のチルド室で2日が経ちました。
腐ってなければ良いのですが。
ちょっと色が濃くなっただけで見た目変わりませんね。
同じ皿を使っているので、ボディーだけならあのノコギリに迫るサイズなのがわかると思います。
ね。
ねっとりとぅるるほわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
大きな身の中心部が熟成され甘くなっており、タレの甘辛旨味と複雑に絡み合って・・・これはいろいろといけませんね。
脚の先までちゅっちゅするだけで身が抜けてきます。
ただ、ちょっといろいろあって指がボロボロなのでタレが染みて指が痛い。
ある程度食べたら身だけまとめて取り出すことにしました。
パカッ
アツアツ御飯を甲羅に詰めてカニミソと混ぜ、剥き身を乗せて頬張ります。
説明いる?
いらんよね。
この味は日本古来にない味。
比較用に漬けたタイワンガザミも食べてみますが誤差でしたね。
デカくて脱皮前の身の詰まったタイワンなら十分いける。
剥き身は
ゴマと和えて韓国海苔と温泉卵を乗せて御飯に盛りケジャン丼に。
ふほほーっ
ワタリガニを獲って食べることに言及しているサイトは少ないので何回も読み返させて頂いてます。
自分も河口でノコギリを捕まえて食べるんですが、かなり当たり外れがある印象です。
身はほとんど美味しいのですが、味噌は苦い物が多いです。
原因は不明ですが、身が苦い個体にも当たったことがあります。
タイワンに混ざって獲れる様な外洋に面した海だとそういったこともないんでしょうね。
ケジャンに出来るくらいですし…いつかはそういった海で獲れた物を食してみたいものです。
苦いというのは何なんでしょうね。
加工や干潟に生息することが多いので泥質の影響はかなり受けるタイプだと思います。
泥底に棲むカニだとアマゾンの泥蟹が有名ですが、あれなんかもブラシで綺麗に泥を落としてからしばらく泥抜き飼育しないと泥臭く、それが別物に変わると聞きます。
不味いノコギリは何か貯めてるのかも。
ケジャンでググってから最近ココに来ました。
虫とかは正直今は食べるの無理だけど、天災戦争未曾有の危機が来たらココで仕入れた知識がムッチャ活きそうです‼︎
これからも色んな食レポ期待してます!
べつにまだ現状では無理に虫を食べる意味はないと思います。
一般化していないほうが自分も楽しめますし。
ちくしょう!ちくしょう!今年はタイワンの豆メス1匹しかとれなかったのに!
ちくしょう!せつなさん痛風に注意してくださいよ!(妬み)
たまにしか食べないので問題ないです!
本当はもう一発行きたかったんだけど用事に振り回されて行けず、来週も行けないからもう無理かも。
最近カニ熱がムッシュムラムラと涌いてきています。
せっかく買ったウェーダーを納屋の肥やしにするのはもったいないです。
ウェーダーも使ってないといざという時に劣化してソールが剥がれてたりしますしね。
たまに使ってあげないと。
ガザミサイズの巨大モクズガニ(一番でかいのは脚拡げると30cm超える。ノコギリガザミサイズw?)を大量に捕獲したところなんですよ…。自重しろオレw!
綺麗な場所のでかいモクズは美味しいですよねぇ。
私どうもモクズは数杯以上食べると頭が痒くなるんで3杯くらいまでしか食べられないんですが。
先日タイワンガザミに思いっきり指を挟まれて悶絶してました。
ノコギリガザミに挟まれたら指持っていかれそうですねえ・・・。
タイワンやイシガニのハサミはおもいっきり突き刺さり流血しますよね。
ノコギリは慎重になるので挟まれたことはないですがw
生魚ですがつい先日サルモネラ食らって死にかけました
せつなさんもご留意くださいませ
サルモネラは調理前の問題が殆どですしねぇ。
たれにつけると食感も変わるのでしょうか?
うまそうです!
タレに浸かって変色している部分はタレの味と共にネットリと変化、染まっていない部分はひたすら甘くなってますね。
うおおー、最高に美味そうだー。
野食会に行きたかったです。
同日開催のスズメバチフルコース祭に参加して、オオスズメバチのフン出しを延々やってました^_^
スズメバチはスズメバチでよかったのでは。
パンチないから料理法次第ですけど、本気の人達の調理なら美味かったのでは。
オオスズメの幼虫のバター醤油炒めに少し砂糖を入れたのが結構効いて、コッテリ感が加わって美味でした。
クロスズメの酢の物はサッパリこっくり。
キイロの成虫はせつなさんに倣って揚げてバリバリやりました。
確かに美味いジビエを味わう機会よりはレアかもしれませんね^_^
幸せそうですねww
一度でいいから、そんな立派で新鮮なノコギリガザミを家で蒸して食べてみたいです。
また台湾ガザミが多く採れた時にでも、あらゆるカニを生で食べる方法の食べ比べとかされると面白いかもですね!(読者が)
ノコはモリモリ採れるところも知っているので来年は適当に食べてそうな気もしますが、やっぱり縛りありで採れたやつは別物ですしねー。
メンドクサイ上に金がいくらあっても足りなそうなのは御免でございますw
赤い方かと思ったらカンジャンケジャンでしたか(`・ω・´)レストランで食べても生臭いことがある料理だから、採ってきてすぐに自作するのが一番確実に美味いもの食べられますよね。ちなみに赤坂の一番有名なお店のカンジャンケジャンは殻幅15cmくらいでウン千円でした。
赤いほうが簡単なんですけどね。
せっかくなので博打感あるほうを。
材料さえ確実なら誰が作ってもそう変わらないはずですしね。
この時間に見てはいけない物を見てしまった!!
なぜ夜中に見る海鮮物や丼物は凄まじい魔力を放つのか!
バナナだ、バナナで我慢しよう!
バナナ丼ーーーーーーーーーーーーー
夜中に見るんじゃなかった…腹減ったーーー!
定期的にまともな飯テロしていかないと誤解が生じてしまいますので