いや~~~~~~、富山のキノコきついっす。
気候の基準もキノコの基準も全然わっかんね。どう考えても雨降りすぎだし。
まぁいいんですけどね。1年目は捨て駒でダメなパターンを体で覚えてるようなもんなので来年以降の候補地さえ増やせればいいんで。「微妙に遅かったなコレ」ってのが多くて、無駄に走り回ってる分だけ来年は多少マシな結果が出るんじゃないのかな。
そんな感じで最近はすっかり胞子苦LOVE活動だった訳ですが、無の世界から帰ってきたら庭に違和感が。
素で白ナス落ちてるかと思ったわ。
昨日こんなのなかったはず。
実は立派なコガネキヌカラカサタケ。
このキノコ、畑から植木鉢までいろんなところに生えるのでよく見かける。室内だと年中生えるらしいので、植木鉢に生えたことがある方も多いかもしれない。肥料になる堆肥に混ざってついてくるからどこでも生える可能性があるんですね。
移入だとかで元々は熱帯に多いんだそう。
だったら食べられるのがわかってれば、熱帯に行った時に遭遇したら食が豊かになるよね。
でもこれ食毒不明。
キノコの可食や不食っていまだに人力に頼ってる部分も多くて、成分から先に研究されるもののほうが少なくないですか?なんか事故があってから初めて研究されるようなイメージがあるんですがどうなんだろう。N県の皆さんご苦労様です。
よく見たらまだこれからの幼菌もいくらか生えてきてるので、これが食べられるなら2~3日楽しめるかも。
コガネキヌカラカサタケについてはweb上に食べた先駆者がいるのであまり心配せずに試せるかな。よく見かけるキノコではあるけど、いつもはこんなに大きくないし、脆いから絶対砕けるのがわかってるので普段は持ち帰る気にもならないんですよね。今回はせっかく庭に生えたんだから試すことにしましょう。
傘の径が図鑑の記載の倍くらいあるんですけど。
綺麗なキノコなので見てるだけでも癒されるんですが、どうせ明日には枯れるんだから腹も癒してください。
食べ頃10本に幼菌1本がついてきました。
香りはわりとタマゴタケやテングタケに近い感じなので美味しいイメージが湧きます。雰囲気がなんとなくヒトヨタケっぽさもあるので、とりあえずアルコールは同時摂取しない方向で試しましょうか。
先駆者の後を追って、ひとまずは安牌のはずの茹でから。
うーん
やっぱり予想通りというか、煮汁が激しく黄色くなる。そして本体が少し色褪せる。色素だけだったらいいけど、旨味も一緒に抜けてたら残念な感じになりそうなんだが。
2分茹でただけ。
まずは何もつけずに味見。
・・・ほうほほう。
抜けてるのかもしれないけどそれでもはっきりと旨味がある。タマゴタケと同じような「こっくりとした旨味」ってやつ。傘からも柄からも同様の旨味をはっきり感じる。柄はまぁまぁ歯応えがあって、市販の白いえのき茸を太くして微妙~~~に弱くした感じ。根元のほうは結構強い。
ヒトヨタケと似たようなものかと思ってたけど結構別物ですねこれ。
ならばと酢醤油につけてみると旨味が覆われて弱くなってしまう印象。
この旨味の感じ、煮こぼす必要あるのかなぁ。かといってタマゴタケみたいに焼いたら薄すぎて速攻で灰になりそうだし。
やっぱりエキスを逃がしたくないので残りは定番のバター焼きに。
うっまい。
やっぱりタマゴタケっぽいよこれ。明確に違うのは傘の極々表面が薄いスポンジっぽい舌触りになることで、ここは好みが分かれるかも。でも茹でてないから旨味が流出してないのかバターの強さに負けずに旨味がしっかり主張してて、バターの塩分だけで十分に美味い。これならオムレツにも使えそう。
あとは一晩様子を見て、なんらかの中毒症状が出ないかだね。
テーレーレーレ レッテッテー♪
おおせつなよしんでしまうとはなさけない!
問題ありませんでした。
で、昨日の
この幼菌達なんですが、丸1日経過した本日はというと
こんなに育ってまして。
わかっちゃいたけど改めてとんでもない生長スピードだよね。
しかも気付かなかったところにもボコボコあったようで。
最大径は昨日より大きくなって10㎝超え。
大小含めて13本。今回は普通に全部バターで炒めます。
昨日は普通に食べて大丈夫だったので、後はあれですよ。
アルコールと同時摂取して大丈夫かどうかですよ。43度ロックなら誤魔化し効かんでしょ。
味は全然違うとわかったけど、やっぱり見た目がなんとなくヒトヨタケっぽいのが気になるので、奴と同様にアルコール摂取で中毒しないかどうか。これ、食べて安心するには個人的に重要なところなんで。
しかし改めて食べてみるとホントに美味いですね。
サイズ的にタマゴタケがアホみたいにボコボコ生えまくる地域ならスルーするだろうけど、タマゴがレアな地域で畑に乱立してくれてこの味ってのは個人的にとても嬉しい。しかも今回は小型のもいくつかあったけど、小型の軸はそのまんま栽培エノキ茸の小気味よい歯応えにタマゴタケの濃縮旨味だよ。かなり優秀。いい夢見れそうです。
テーレーレーレ レッテッテー♪
おおせつなよしんでしまうとはなさけない!
全く問題ありませんでした。
でも結局キノコって問題ないとわかっても後から「人によっては中毒する」とか意味不明な例が出て注釈ついたりするんですよね。そんなの極端な話、キノコに限らず何でもあるじゃんと思ったりもするし、単に加熱が甘くて中毒したとか劣化した管孔を食べすぎたとか食べ合わせとかなんか別の要因が問題なんじゃないかとも思ったり。
ただ実際に有毒成分も旨味成分も未知だらけなんだから、データのないものは安易に口にしないほうがいいです。
私は自分の体には問題ないと判断できたので今度からコガネキヌカラカサタケは食べることにしますけどね。
目に癒し、腹に癒し。予想を大きく裏切って良い奴でした。
キノコと言えば、旧ざざむしの方でサルマタケ食べてましたよね。
あれのリメイクを是非お願いします。
昔のはホコリタケとジャンプキノコとよだれキノコくらいだった気が。よだれのは美味かったけどリスキーだからもう勘弁だわ。
読む度に自分の無知を知らされます。
そうだよねー的な反応でも、まだあるだけいいのかなと。
特定外来なんて、一般庶民は知りません。それをこういうルールでこうなってるんだよ、と教えていただけるだけでも、教化できているのでは?
望む望まずに関わらず。
庭にキノコといえば、うちの芝生にシバフタケらしきキノコがよく生えてくるのですが、アレは食べてOKなのやら……
ヨーロッパではお菓子に入れるとかなんとか。
芝生から生えるキノコもたくさんあるので特定できるまでは口になさらぬよう
若かりし頃に拝読し崇拝してたお方が地元に越してらっしゃるとは!
富山は派手なモノはありませんが、こんなご時世ですら知る人ぞ知るようなもんがイロイロあります。田舎ですから。
金曜夜はイシガニを取りに行きますがご一緒しませんか?
すみませんその頃は依頼されたスッポンさばきと撮影が立て込んでて無理でした。
カニとりは今月ちょろっと調査絡みで行く予定です。
英語版Wikipediaには毒があると書いてありますね。
海外サイトをあさってみましたが症状としては嘔吐、下痢などの胃腸障害とあります。
しかし症状が出る確率が低いとか食べ合わせが問題になるといった記述もあったので、
症状が出ないなら食べれるのかな。
尤も研究はあまりなされていないようなので慢性毒性は不明ですが。
黄色の色素はアルカロイドですが、この毒性も不明だとか。
結局、様々なものに有毒成分はあるのであまり捉われすぎても意味ないかなと思ってます。
キノコなんかは昔食べられていたものが今有毒扱いってのが多すぎて、それも中毒条件が曖昧でアテにならなかったりするところから見るに、今安心して食べられるとされているものでも、次々と出てくる新しい調理法で思わぬ有毒化なんてのもなくはないんじゃないかなと。
有毒成分が検出されたものとも遺伝的隔離によって変化したものだとか、そもそも別種である可能性もありますね。
とりあえず1週間も毎日いろいろ食べ続けてなんともなかったので、今度は別のところに生えてたものでも大丈夫かどうかですね。
小さな幼菌が一夜で凛々しいキノコの形になるのは、なんだか生命の神秘すら感じますね…!
わかっていてもこの成長速度は目を見張るものがありますね。
変なもの食って死んだとばかり思ってたのに生きてたんかアンタ
しかもまだ変なもんばっかり食ってるんか
ブクマしとこ
変わったものはたまにしか食べてないですよ
ここで日記は終わっている……
あれから一週間くらい毎日同じくらい食べ続けましたが元気です
砂地にも意外とキノコが生えていて驚いたことがあります。
というわけで浜辺でキノコ狩りとかどうですかね。
砂地に生えてることありますね。
最近だと水中に生えるやつなんかも話題になりましたが、キノコは謎ですね。
しばらくキノコ狩り行ってないので癒やされました。
一度杉林にシメジがたくさん生えてたことがあって不思議でした。
せつなさんはチャレンジャーですね、尊敬します
杉林はつまらないことが多いので苦手です。
これはチャレンジャーのうちに入らないと思いますけどね。
何を根拠に食べれそうだと思うのか…
なにか特殊なバクテリアでも体内に飼ってるのでは…??
この量いけるのは先駆者様様です
ドラクエネタがじわじわ来ますw
宿屋のメロディーが頭から離れない…。
もう何年もやってないのに頭から離れないのでドラクエはすごかったですね(過去?
茸は本当に知識と調理法を知らないと恐いですよね。
せつなさんのようにしっかりと考えて出来る人じゃないと駄目だと思う。
先日も何処ぞの阿呆がうええええいBBQ、おっ茸生えてるじゃんって阿呆さ加減晒してたようでもう勝手に滅べよ、と
考えても穴に落ちれば同じなのでキノコは怪しきには近寄らないのが正解だと思いますよ。やっといてなんですけど。
BBQでやらかしてるのは全くもって理解できないですね。
いつも楽しく拝見させて頂いております。
本文とは関係ないですが、最後の写真に泡盛が写っていて嬉しくなりました!
茸は勉強したいなぁと思いつつ周りに詳しい方がいないのでどうしたものかと。
キノコも独学がいいか専門の人についていくがいいかは人によると思いますが、1回だけでも専門の人についていく機会があると道の開け方が全く違う気がします。
めちゃくちゃ生えてる地域に住んでる方なら話はまた別なんですが。
はじめまして!
いつも楽しく拝見させていただいております!
コガネキヌカラカサタケ!
我が家のベランダ植木鉢ひとつに一昨年何本か生え、去年は立派(といっても傘は最大3センチ程度)な株もできて、何鉢かに何度も生え、今年は暑さからか昨年ほどではないもの、のちびちびと湿気のあるときに生えています。
昨年コガネキヌカラカサタケとわかり、ネットで『いいダシがとれる』という情報を仕入れたものの、量が採れるわけではないのでそのまま鑑賞してました。
…やはりおいしいんですね…!
勉強になりました…!!
ダシの為には結構大量に必要ですね。3㎝くらいだと相当必要かも。
柄の色が鮮やかで傘に丸みがあってかわいらしいキノコですねえ
何か見覚えがあるような…と思ったら、先日帰省した友人から送られてきた写真でした。彼女は埼玉に行っていたので本当にどこにでも生えるんですね
そういえば去年の5月ごろにカミツキガメちんちん酒を作っておられましたような記憶があるのですが、味見などなされました?
カミツキちんちん酒はいまだに熟成されてますね。見た目全然かわらず。
先駆者がいるとはいえ、さすがスゲエッすわ・・・こちとら、まだ松露とヒラタケくらいしか分からないけど、みんなが出す前に”男おいどん”だけ出しときますw
まじめなところで、もう一回観察の旅に出かけてみよう・・・今度はサンプルも。
体が大丈夫と認識したので毎年食べることになりそうです
おいで ぼうや ぱふぱふして ほしいなら 50ゴールドよ。
家にキノコ生えた記事思い出しました。
父の実家の茨城では、タマゴタケが一杯有りますが、捨ててますね。
一本シメジと桜タケ以外は食えないらしいです。
地雷の一本シメジきましたね。
イッポンシメジは毒だけど一本シメジは大丈夫っていうウラベニホテイシメジですね。
和にはあまり合わないけどタマゴタケ捨てるのは勿体ないですね。
きのこですか。先日、お客さんの家の前に立派なツキヨタケが生えてました。
きのこは秋だと思ってたら夏も生えるんですね。
きのこの選別が出来ないので怪しいキノコには手を出さないようにしていますが、
一度だけ桜の木全面にナメコが生えてるのを見つけたことがあります。
選別方法はやっぱり図鑑とにらめっこしながらしかないんでしょうかね?
キノコ狂いから見たら年中シーズンみたいですけどね。
秋だと思い込んでる人がまだまだ多いので春~夏は穴です。
図鑑も新しいものを複数使って、顕微鏡まで使うのが確実です。
きのこですか。
私は昨日「ナラタケモドキ」を食べました。
もちろん初めてです。
山の枯れたドングリ系の木に生えていて
その生え方が養殖をしたような生え方で・・なにかチョコレートとおがくずを混ぜたような
匂いがしました。
・・・・
しかし家に持ち帰って調理する段、
もしかしてコレラタケなんじゃないか、ニガクリタケなんじゃなかと
ビビりまくってスパゲッティーで食べました。
結果、なんともなかったです。
刹那さんもこういう気分で野食をなされているのかな。
コレラとニガクリはシャレにならないので怪しきは容赦なく罰していきましょう。
ニガクリとは間違えようもないと思いますが。
キノコに手を出そうと考えるも、こっちにはキノコがあまりないのでした。
そのかわり夏でもタケノコが採れますけど。
九州なんであまり生えないんだろう
ゆうべはおたのしみでしたね!
ちょっと海外サイトも検索してみましたが、毒性分は見つかってないけど食べるなよ!って書き方しか見つかりませんでした。私のような一般キノコ好きには危険色に見えてしまうのですが、美味しいとは驚きです。食のフロンティアぶりが絶好調ですね。味見くらいならしてみても・・・と思えました。
庭にこんなサイズのが生えなかったら食べようとも思わなかったですね。
先駆者が随分前に食べて何も起こってないから多分大丈夫だろと、加えて茹でた感じでなんとなくいけると判断しました。
キノコの色は全くアテになんないしw
むしろ「食うなよ!食うなよ!絶対食うなよ!」って感じだったのかも
これは完全に予想外の結果でした。
もう終わったかと思いきや半月に渡る遠征から戻っても同じように生え続けてました。
来年も生えるといいな。