ざざむし。

シュールストレミングとその二次利用

もう8年も前になるのですね。

当時、通販で悪名高いシュールストレミング先生をお迎えしました。

シュール1
パテとかいろいろオマケ付けてくれました。

シュール2
説明書を読むと期待が膨らむね。
製造日を見ると7月になってるから、樽漬けから換算しても熟成半年程度。
多分、ドロドロにはなってないと思われる。

せっかくの機会なので当時ブログで募集してみると、4名が手を挙げました。
決行は片瀬江ノ島の河口河川敷

当日は私を含め4名の物好きがジャガイモや玉葱を持って集まりました。
さっそく開缶です。

まず、どう考えてもWebで見かける開缶シーンはネタのためとしか思えず、見飽きているというのがある。
ただウケ狙いだけのために食べるつもりが全くないため、カッパ着て腐れ飛沫かぶりながら開けるなんて無意味なことはする気なし。
なによりも、その後の目的のためにもね。

シュール3

まず、大きいビニール袋にシュール缶と缶切を入れて口を結ぶ。
このままビニールの中の缶切を操って開ければ何の装備も必要ない。
ついでだから、更に漫画もやしもんにあったガス抜き方法も重ねて実行してみたところ、
ガスの噴出はあったが汁は飛び出なかった。
やはりちょっと考えてクールに行うのが大人ってもんだね。

問題の臭気だが、ビニールを開ける前から臭ってくる。
におってー
臭い自体はアンモニアというよりはピータンみたいな硫化水素系が混ざったような
しかしそれだけでもない、表現に迷う強烈な生ゴミ臭
ただ、臭豆腐を初めて開けた時のような衝撃がないのは外で開けているからなのか、 それとも私が麻痺してしまっているのかは正直もうわからない。

シュール4

腐ってるとしか思えない灰色の汁を除くとこんな感じ。
思ってたよりも鮮やかな身色を保っている。
もっとボソボソになってるかと思いきや、肉質もしっかりしている。

シュール5

パンやクネッケにマッシュポテトとスライスオニオンと共に乗せて。
臭気は違うけど、味は至って普通の塩辛系。
ニシンで塩辛作ったらこんなだろって感じ。

つまらん

つまらなすぎる!

もうちょっと悶えさせてくれると思っていたのに。
やはりリアクション芸人はすごいなと思った。
ぶっちゃけ、旨味だけで言えばクサヤのほうが断然上。
鼻に突き刺さるニオイは確かにシュールのほうが上かと思うが、これは空気中での拡散の仕方が違うから一概に言えない。
シュールの場合は進行形で発酵が進んで二酸化炭素なども発生しているようだから開けてからの気化が激しいのが一因なのではないか?
私的には
臭豆腐:波動砲
シュール:拡散波動砲
という程度の感想。
見た目もトータルに考えると、食べ物の姿をしていない臭豆腐のほうが異次元な気がする。

残念ながら4人であっという間に全部なくなってしまった。
この4名が普通なのか変なのかはさておき、だ。

さて、飛沫は全くかぶっていない訳だが、触れた指とか間違いなく臭い。
気化した臭気とも口の中に入れた臭気とも違って感じるのは濃度の違いゆえか。
ホンオフェと納豆がアンモニア由来なのに別モノに感じるのと同じ理屈ね。

恐ろしいことに、飛沫が飛んでないにも関わらず、レジャーシートや服が全て臭うのだ。
気が付かないうちに近くのものが全て汚染されているwwwwww
ガラガラの電車に乗ったら向かいの男性が隣車両に移動した。
多分アレは我々臭い集団のせいだろう。
気休めにガムを噛んでみたが、不思議にガムの味は身体に悪そうに感じた。

そして本番はこれからなのであった。

 

これは生後2ヶ月のシュール君の息子達
通称シュール君3号

シュール6
開缶したシュールストレミングの汁を余すことなく持ち帰り、ニシンを漬けたものです。
(実はシュール君には1号・2号という黒歴史が存在しますw)

シュール缶購入前から目的の半分は、缶の中にいるはずの生きた
Haloanaerobiumという乳酸菌の一種でした。

シュールストレミングの作製過程では最初の塩漬けが樽漬けで行われる。
この樽経由で発酵に必要なHaloanaerobiumが塩漬けニシンに着床するのでしょうね。
単にタッパーで塩漬けしただけでは必要な菌が湧くとは限らないので、これが失敗の原因だったのではないかと。
しかし、それに気付いた頃にはシュール缶の輸入がストップしており計画が頓挫していたのですが、何故か輸入再開していたので早速購入に至った訳です。

開缶に合わせて2週間前に北海道産の鮮度の良い大ぶりなニシンを入手、バラして塩漬けにしておきました。
実際には1~2ヶ月らしいのですが、例の菌がいないであろう状態なので無駄な期間は省き2週間に。
開缶のビニール袋法も防御面だけでなく、半分は汁を持ち帰る為でした。
袋内で開缶後、袋の角をハサミで切り、瓶に切り口を挿入、缶の蓋を押さえたまま傾けるだけでなんともスマートに任務遂行可能。
目的の汁を余さず捕獲、丁重に持ち帰り、銀鼠の液体に塩漬けニシンを突っ込みシャッフル。

そして室温放置で半年以上が経過。
微妙に柔らかそうになったところで試しに開封したが爆発はせず、1切試食すると近い味になっている。
そのまま封をしたはいいが、2年間忘れていたら

全部溶けてなくなってたwww

乳酸菌の威力ハンパねぇ。

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Comments & Trackbacks

  • コメント ( 4 )
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  1. 二年物の超熟成シュールストレミング!
    溶けてしまったのなら食べようも御座いませんねー
    ちょいと勿体無いような

  2. まさかのオチに大笑いしてしまいましたw
    なるほど、あの汁の再利用ですか。さすがです。
    2年間爆発しなかったのが不思議。缶詰の上下が膨らむくらい発酵するのに。再利用だから菌の力が弱かったからでしょうか。
    そして、1号・2号の黒歴史が知りたかったりします(笑)

    • 爆発しなかった理由はわかりませんが、一度あけたからでしょうかね?
      ここまでしなくても普通に塩辛でいいじゃんよと思ってしまいます。
      3号の兄達は菌がいなくて油と分離して見た目がサンマの油煮みたいな感じのまま何も変化がなくなって死亡したり、ただの塩漬けっぽいまま酸化臭が酷くなって死亡したりw

コメントしたければしてもいいのよ?

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