すっかり忘れてた岡山で道草食ってきた本編。
いつにも増してグダグダ。
九州で猛威を奮っているという外来植物にブラジルチドメグサがある。
この写真は九州のもので、やながわ有明水族館館長やってる小宮さんに送ってもらったもの。
とにかく繁殖力旺盛で、千切れた節からどんどん芽が出て増えるので流下した先でも繁殖しまくる。そして水面を覆いつくし、冬でも枯れず、他の在来植物が成長する隙を奪っていくとんでもない外来植物で駆除していても手に負えない状況らしい。
元々は観賞魚用の水草のひとつとして輸入されたものだが、現在ブラジルチドメグサは特定外来生物に指定されているので輸入も栽培も禁止されている。しかし近縁のアマゾンチドメグサは今でもペットショップで普通に取り扱われており、外来生物(植物含め)に関しては飼育栽培者のモラルが厳格に守られない限りは同じ失敗が繰り返されることになるのではないか。実際、近縁のウチワゼニグサなどは現段階では特定外来指定されておらず扱いは自由、関東でも各地に増えてきている。もっといえば、ちょっと調べれば身近な植物は帰化植物だらけだ。アクアリウムやガーデニングなど動植物に関わる趣味に関しては意識の低さ=悪という時代になってきたと思うのだが、最近の報道を見ているとどうにもアリゲーターガーやカミツキガメなど脚光を浴びそう(視聴率をとれそう)なところばかりが都合よく取り上げられるように見えてならない。これでは後手後手にまわってしまうという危惧があるので地味な植物も平等に扱ってほしいと思うところです。
そんな訳で、岡山くんだりまできた最大の理由が今回はブラジルチドメグサな訳。
ブラジルチドメグサ Hydrocotyle ranumculoides L.f.
アマゾンチドメグサ Hydrocotyle leucocephala
いずれもチドメグサ属で、旧分類のセリ科からウコギ科になったとかどうとかいう話があるけど分類の話はこの際どうでもよくて、ウコギ科にしろセリ科にしろ特徴的な香りのあるものが多いのでハーブとして使える可能性は十分にある。そこ重要。
チドメグサと名のつくもので商品というと有名なところでペニーワートジュースってのがある。通販サイトでタイ製品などを扱うショップを覗くと見かけるので150円前後で買えますが、都内ならアメ横などわりとあちこちで購入できますね。
伊豆大島でツボクサ含めハーブを栽培してる農園しまのだいちによるとペニーワートジュースはタイ産なのにアマゾンチドメグサってことでいいみたいなので、再現するだけなら熱帯魚ショップで購入できるアマゾンチドメグサで作ればテッパンな訳だ。
でもペニーワートジュースって緑臭甘い(みどりくさあまい)だけで美味くはないから、薬効信者でもなければあまり飲む意味も再現する意味もないと思う。ただ、缶ジュースってのは作りたてフレッシュなものに比べると劣化版になることが多いのでフレッシュだとどうなるのかという疑問はないではない。
実際、タイではペニーワートジュースだけでなく生でサラダにしたりして普通に食べられているそうだけど、そのブアボックとアマゾンチドメグサの関係が不明。ブアボックがツボクサなら何故ペニーワートジュースはアマゾンチドメグサなんだ? 伊豆大島で栽培されているゴツコラは=ツボクサ=インディアンペニーワート=積雪草=タイガーハーブ=ブラフミー=センテラ= Centella asiaticaということになるんだろうが(?)タイで利用されているものというのも情報が混在していてよくわからない。
しかしネット上をサラッと眺めると普通の在来チドメグサの仲間やカキドオシまでツボクサとして扱っていた記録が散見されて頭が痛くなる。
確かに知らなきゃあれもこれもソレっぽく見えるかもしれないけどさ!
要するにそれって無害だったらプラセボで本人満足してるってことだよね。
こうなってくると、重要なのは合法で無毒で美味しいかどうかという至極単純な結論に帰結する。
毒でなければ、健康に良い兆候が見られるかどうかは後からついてくればいい。とはいえ、短時間で判明する食中毒はともかく、長期的な摂取による弊害の確認は難しいのであくまでも人体実験の自己責任の域は脱することができないのだが。
かなり近縁なのならば、ブラジルチドメグサをアマゾンチドメグサの代わりに使ったら近い味わい&薬効が得られないか。
めちゃくちゃ美味ければ目の前の雑草が畑に見え、無理なく減らせる未来だってあるかもしれない。
しかし植物の特定外来生物指定種の厄介なところは、繁殖不可能な状態にしないと外部への運搬ができないというところだ。
いわゆる「動物」は現場で〆れば脱走・繁殖の恐れもなく運搬が合法的に可能になるが、植物の場合は苗での移動は論外だが「種子がこぼれてはいけない」し、「切れ端から再生するもの」すら運搬できないということになる。つまり「挿し木」で復活するなら切り花でも不可だし、(理屈で考えれば葉だけなら問題ないかもしれないが)ブラジルチドメグサの場合は節の部分からどんどん増えるので切れっ端でも持ち帰ることができない。
つまり繁殖地を離れて持ち帰ることができないので、現場で食べるか、現場で加熱または完全乾燥などして完全に生命を絶たねばならないということになる。つまり作業に注意を十分払ったとしても食用としてわりとゆるく利用できるのは隣近所くらい現場の目の前の人に限られることになる。
ある意味、持ち帰るには動物よりもハードルが高いのではないか。
もちろん、他に価値もなく不味ければそんなことする必要もないのだが。
これはツワブキの若いやつでツボクサですらない。
例えばブラックバスのように持ち込まれた当初が食用目的で、その後も食用として定着していたら食物連鎖の頂点に人間が君臨することになりここまで悪者になっていなかったかもしれず、植物についてもそういった可能性は十分に考えられる。しかしペットや園芸からの国内定着となると希少価値が薄れ欠点も認知されてからといったマイナスイメージからのスタートな上、食用からではないという前提がつくので誰も採らず、駆除の手が遅れると最悪の場合は手がつけられなくなる。
結果、九州のブラジルチドメグサがそんな感じだし、一旦定着してしまうとウォーターレタスやオオカナダモなどのように水中に関しては目につきにくいだけに駆逐しきれないという壁がつきまとう。
安易な放流・放逐・遺棄は在来生物と国民に損害を与えるだけで、やった本人は逃げ遂せるという最悪な行為なので絶対やってはいけないし、植物も同様であることを心に留めておいてほしいと思う。
植物の厄介なところは、ペットとしての動物よりもガーデニングなどで知らない植物が同じ空間にあっても違和感を感じないという空気が浸透してしまっていることかもしれない。結果、いまのヒアリ騒動のように自分の身に害が及びそうにならないと危険性に気付かない。そして手遅れになる。
自分も例外ではなく、植物だと実際ちょっとくらいの違いはスルーしてしまうことが多い。ただでさえ生育条件などでも見た目が変わることが多いのに、全てを把握して生活できる訳もない。生き物に関心のない人達に至っては尚更そうなるだろう。
であれば、やはり入口を徹底していくしかないはずなのだが、いつの世も問題を起こすのは警笛を聞かない見ない奴なのです。煩くなるけど、提供側こそ意識高く発信していってほしいと思います。
さて、岡山に行くまでは九州各地の大繁殖画像のイメージがありすぎて楽勝かと思っていた。
しかし実際探してみると見当たらない。
おぉーっ!
と思ったらただのヒシとウキクサ各種の密生。
こんなにブラジルチドメグサが繁殖してたら末期なんで幸いっちゃ幸いなんだけど。
岡山のブラジルチドメグサはそんなに定着してないのか、駆除の効果が出て駆逐されたのか。駆逐されていたら何しに岡山まで来たのかということになるが、それはそれで良いことなので納得するしかない。つらい。
わりと天邪鬼なのでモノによっては絶対いるとわかっているところ以外の可能性高いところから探すのだが(そのほうが見つけた時嬉しい)、本格的に辛くなってきたので過去に生えていた実績がネットで確認できる水域へ移動。しかし全く見当たらない。アカミミガメだらけで水草自体が少ない。ある意味全部食われてんじゃないのか。わりとピンポイントの繁殖地から流下ラインのみなんだろうなと推測するも水田が多くて予測を絞るにも限界が。
そして
オマエかーっ!
思ったほど絨毯化してなくて嫌な予感はするが、この特徴、多分これだ。
チドメグサという名を冠してはいるが在来のチドメグサとはまるでサイズが違う。
葉だけ見るとオオチドメにも似るが更に大きく、他の特徴がブラジルチドメグサに一致する。
地上にも繁殖できるが、この多肉の茎の浮力によって流下しながらでも繁殖が可能。
この根の出ている部分が残っていれば芽吹いて増え続けることができる。
千切って捨てるのも厳禁だ。
多肉の茎を千切ってみる。
パツンという感じに弾けるように切れ、ウレタンスポンジのような弾力があってジューシーな断面。なるほどセリっぽいベクトルの芳香があり期待できる。
ただ・・・
汚れがね・・・
水中部分の表面にコケとか巻貝がいっぱいついてるんですよ。
繁殖しすぎてカイワレみたいに立ってるの想像してきたので水中にしかないこの状況には本当にガッカリなんだけど、そこまで繁殖してないということに胸を撫でおろさねばならず、とても複雑な心境。
コケだらけに加えて巻貝の卵ビッシリとかもうね。
これだけ表面にコケがあると口にするまでもなく水槽風味になってしまう可能性が高く、こいつ本来の評価ができない。おまけに水中の小型巻貝は迂闊に生食すればジストマ感染の可能性も高いので今回は邪魔な存在でしかない。
万が一にそんなこともあろうかとコケとりの準備もしてきたので頑張って洗浄していきましょう。
と、ここで嵐さんの登場。
翌日が雨の予報に変わっていたんですが、どんどん前倒しになってきたようでスコールのような雨が襲ってきて車内に退避。日が暮れそうなんですが・・・しかもこれだけ特定外来を手にしてしまうとルール上は迂闊に動けない。現場に置いて避難するなどして万一爆風や豪雨で流されるなんてことがあったら自分しか事実を知らなくても罪悪感が拭えなくて嫌だ。雨が去るのを車内で暇潰しながら待つ。
激しく揺れる車と雨音振動に何かが飛んでる爆音、なにこの雨wwwもう外出るのすら無理wwwww
ひたすら待つ。
寝る。
約10時間も精神と時の部屋に封じ込められ翌朝、外に出てみるとよくわからない農機具とか飛んできてて車の周りに転がってた。当たらなくてよかった。
雨が上がったのでブラジルチドメグサの洗浄を再開します。
電動歯ブラシで1本ずつ撫でていくとあっという間に水が濁っていきます。
完璧じゃないけどこんな感じでいいや。
きっと通学する学生には変質者に見えているので良くはないんだけど。
めっちゃ時間かかった。
これをペニーワートジュースもどきにしていきますが、市販のものはどう考えても加熱処理されていますし、この場合も寄生虫感染リスクを考えると最小限でも加熱処理が妥当でしょう。
熱湯に入れて混ぜながら20秒加熱。芯の汚染はないだろうから余熱で熱が通ればいいや。
インバーターを車に繋いでエンジンかけていきます。
滅多に出番もないですが、大きめの容量のインバーターを積んであるとわりと便利。
液体の多そうな太い部分を中心にトリミングして粉砕します。
日本なら原材料の順番は割合が多い順なんだけど、これ絶対違うよね。ペニーワートと砂糖の比率が全く参考にならない。
この手のジュースに共通でかなりの甘さを感じるので砂糖は相当入っていると思われるから多めに砂糖を添加。
ぶぃーーーーーん
ちなみに汚れがキツすぎた部分などやる気が失せた残骸ですが、当然その場に捨てていく訳にもいかないので
残り湯にぶち込み再沸騰させ、完全に息の根を止めてから土地の栄養になってもらいました。
さぁ、味を比べてみましょう。
め し あ が↓ れ↓↓
まずはアマゾンチドメグサで作られているらしい市販のペニーワートジュースから。
うん。
抹茶ようかんを溶かして青汁加えて薄めて炎天下で半日放置したかのようないつもの味ですね。
控えめに言って不味く、砂糖がなかったら終わってる。
ではフレッシュなブラジルチドメグサのジュースはどうか。
ふんぐ
確かにセリっぽい爽やかさはあるが、それより強い青さが鼻腔を全方位攻撃してくる。そして後味の強い苦さが物凄く薬っぽい。青汁が全く平気な自分でも半分が辛い。市販に比べて甘さが全く足りないので砂糖追加して飲むが、味に対する砂糖のフィルター力を実感する。しかし僅かに香る水槽臭から見ても、やはり水中に繁殖しているブラジルチドメグサはジュースに向いていないと言える。
飲めば飲むほど絶望的な味だ。
もうちょっとなんとかできる準備をしてこれなかったのか。
お前はいつもそうだ。
誰もお前を愛さない。
九州だとこのように水面を覆いつくした後にカイワレかのように水面から伸びまくっているようで、この水面上だけで作れば水槽臭は無縁なのではないかと思うんだ。しかしこの苦味はおそらく隠しようがない。
ペニーワートには茶葉としての使い方もあるらしい(?)
らしいっていうのはやっぱりツボクサと各チドメグサをどう判断したらいいかわからないからだけど。
アーユルベーダで使われるらしいが結構いいお値段しよりますなぁ。
しかしこれも材料はペニーワートになっているが、インディアンペニーワートってことでいいのかな。ゴトゥコーラ=ゴツコラ=ツボクサとして扱われてますよね。
たかっ
やっぱりツボクサはツボクサであってブラジルチドメグサやアマゾンチドメグサを同列に考えてよいのかどうかは疑問なのだが。ここらへんでもセリ科なのかウコギ科なのかよりも、そもそもその種が大丈夫なのかどうかが気になるところだが、チドメグサ茶の主要な成分にフェノール類•アミノ酸•クエルセチン• フラボノイド配糖体•サポニン• クマリン•タンニンなどがあるそうで薬草茶としては利用されている。サポニン等どこかが突出しすぎていて有害ということでもなく似た成分であればブラジルチドメグサも使えるのではないかと思う。ブラジルチドメグサの成分表なんて無いからあくまでも仮定の話であって、セリ科にもウコギ科にも有毒植物は存在するので皆さんはよくわからないまま体当たり実験は控えましょうね。
ええんや。
繰り返すけど、こういう時は死ななくて美味いかどうかが問題なんや。
とりあえずあれだけ青苦いジュース飲んで問題なかったから死にはしない。
現場で清掃・加熱後にトリミングした節・根・葉など使わなかった部分を100均干網で干しながら帰ってきた。
嵐の後に炎天下になったので驚くほど速く乾燥した。
カリカリになったけど、どう考えてもこのまま煎じると水槽臭が蘇るはずなので軽く炒ることにします。
焦げるほど炒ると本来の風味を殺しかねないので軽く。
ただ湯を注ぐだけだと色が出にくかったので、これを軽く煮出してみると見た目は普通のほうじ茶のように。
なんだこれ・・・
ドンタコスの焼きトウモロコシ味食べてから薄いほうじ茶飲んだ後味みたいな味がする。
デンプンがアミラーゼでじんわり甘くなっていくようなふんわりぼんやりした甘味と、油揚げ麺を生でかじった時のような中途半端な香ばしさと風味があり、且つどこか重い液体で不思議ではあるが美味しいと言ってよいのかどうかよくわからない。ただ、間違いなく言えるのはジュースよりはすんなり美味い。
・・・と思っていたが、冷めるとあの苦味がほんのり浮かんできて茶に合わない。
薬効がはっきりしたらカイワレみたいに立ち上がったやつを刈り取って茹で干しして茶にするってのは正解のひとつなんだろうかと思いつつも、冷めると不味いんじゃいまいち使えない。おまけに気のせいか1時間以上後にちょっと気持ち悪くなった。
今度九州に行ったらコケ臭くないやつをチャンプルーなんかの炒め物に使ってみよか。
まぁ仮に正解の使い道がわかったところで、大前提としてそこまで放置して良い訳ではない。
単純な繁殖力以外にも、ブラジルチドメグサに関してはわりと耐寒性があり在来種が枯れる冬季でも青々と茂るという生命力をもって容赦なく在来植物の生えるべき環境を覆いつくしていく問題があり、水中に光が届かなくなると環境悪化が止まらない。
特定外来種に指定されるには然るべき理由が必要だと思うが、この影響力は指定に足るものだと思う。
平たく言えば不味かったので真似する人もいないかとは思いますが、繁殖地を広げかねない安易な採取や遺棄は絶対にしないようにしましょう。
繰り返しますが、特定外来種なのでそのまま持ち帰ることは罪になるし、生命力が強いのでヘタに細切れにして放置すれば増えるだけですし、流下すれば繁殖範囲を広げることになります。もともとは観賞用の水草として輸入されているので「あ、これいい感じ」と知らずに摘み帰る人が出てきてもおかしくないのが観賞用由来の外来植物だと思います。むしろそちらに注意してほしい。
在来外来関係なく、生体の遺棄には様々なリスクが付き纏います。いま貴方が飼育・栽培している何かも同様であることをお忘れなく。特定外来生物じゃない水草だからって安易に捨てちゃいかんぞ。
さまざまなことに挑戦なされていて、大変興味深く閲覧させていただいております。本当の真実を求めて行動なされていて、感銘いたしました。今後も様々なことに挑戦していただきたいと期待致しております
ありがとうございます。
気になったことを気の向くままやってるだけなんですよ。
うわはははははは、やっぱせつなさんの文章おもしろーい!
仰る通りで動物や昆虫の外来種には目を向けても植物には目を向けていませんでした。
ニュースで日本の葛や海藻が国外で猛威をふるってるってのは見かけたりするのだけれどもそうそう気にも止めてませんでした。知らないからどか気にも止めないとか恐ろしい事ですよね。
僕は昆虫が好きで身近にいる昆虫を撮影したりするのですが、その中にも本州に進出してきている種が居ます。そっちには目が向くのに植物には目が向いて無かった。反省しきりです。ちゃんと考えようと、せつなさんに教えて貰いました。
つーか、九州来とったんかーい!
もっといえば何でも繋がっているのであまり考えすぎると即身仏になる坊さんみたいな感じになっちゃうのでほどほどがいいとは思うんですが。
ほどほどと片手落ちは違うし。というか九州行ってないし。
うええ?僕は何を見間違えてレスしたんだろう?
何処をどう読んで脳味噌ぶっ飛ばしたのか・・・
酔っ払って書き込みしたか酔っ払いの妄言と御了承ください。
こんにちわ。
「野食」はこのようなざざむしさんの話を見るにつれ「食べてみたい」とは
思うものの、いざ現実に食べるとなるとものすごい壁がありますね。
最近タマゴタケを採ってきました。と、いきなりで何ですが、あこがれのキノコだったので今夏初めて出くわした幼菌を採ってきたのです。
そして持ち帰って食べる段になり、塩水に漬けておきました。しかし実は
この時点で正直食べる気が90%くらい失せていたのです。
なぜなら塩水に漬けたキノコからアザミウマみたいな虫が250匹くらい出ているわ、
本当は毒キノコなのではないか?という自己不信に陥り、当初100%あった食欲が0,5%くらいに下がっているわで、捨てる気にはならなかったけど食べる気にもならないという
タマゴタケを前に
乙女心のように左右に行ったり来たりする気持ちでようやくチャーハンの具にしました。
こんなプラシーボ効果満載な初期の夜食心などは皆様はどうやって消化しているのでしょう。
自分もこことかあそことかここのリンク先とかを見てやってみたクチです
ウミタナゴを釣ってきてさばいて胎児がたくさん出てきて微妙な気分になったものの
塩焼きと稚魚は茹でて食べました
まあ美味しかったです
自分は東京なので湾奥シーバスを釣って食べてみて美味しいんだけど後味に来るお台場臭に辟易したりしています
この間はアイゴをもって帰ってきて食べようとさばいたらあまりの臭さに現地で内臓を捨ててこなかったことを激しく後悔したりと
こんな感じで処理してますが
逆に買ってきてすぐ食べられるありがたみを感じたりもしました
ウミタナゴの胎児は柔らかいので鮮度さえよければ吸い物なんかでもよいですよね。
アイゴの臭いは多かれ少なかれあるので、皮のニオイに慣れてくるとなんやかんや食べられるようになってくるかも。
シーバスは見た目で綺麗な場所と個体しか食べる気にならないですね。
なるほどウミタナゴの胎児は柔らかくて薄味の白身でしたからお吸い物ですね
おいしそう
シーバスは粉つけてバター焼きにすれば匂いが気にならなかったんですが塩焼きの時の匂いがマスキングされてるだけなんだよなと思いながら食べるのが身体に悪そうな気がするので次回は水がキレイなところのにします
アイゴは馴れということですね
しかしアイゴを捌いてみて腸の大きさにびっくりしました
普通の魚の3倍くらいの量に感じました
そしてくさい
戦時中日本兵のうんこの量にアメリカ兵が人数を多く見積もって退却した話と
欧米人より野菜を多く食べるアジア人が胴長短足なことを思い出しました
アイゴの臭さの感じ方は人それぞれだと思いますね。
私も鮮度落ちて身に内蔵や皮のニオイが染みついたようなのはあまり好みません。
内蔵の長さは魚種の食性によるんでしょうね。ハコフグとかめちゃくちゃ長いですし。
あー、なんか黒いぴょんぴょん跳ねるやつですか?
あれ場所によっては傘のヒダの隙間にいっぱいいるんですよ。
採った時に覗いてたくさんいるようならその場でよく叩いて強く息吹きかけてくると殆ど全部落ちるはずです。
タマゴタケって虫にやられにくいイメージあるんですが、運悪かったですね。
今年はタマゴまだ見てないんですが、北海道にも出てるっていうんだから富山にも生えてないかなぁ。
お、返信してくださったのですか、ありがたい。
私はこのざざむし氏のサイトで野食に興味を持ったのですよ。
あれは10年くらい前でしたかね。
クロコウガイビルの腹が口になっているとかそういう・・
クロコウガイビルを食べる話ですね。レタスか何かを副菜に添えてましたっけ。
正直私は「負けた」とそのとき思ったんです。なんかとても
きれいに奇妙な食材料理を盛り付けているし、生物に対する知識は豊富だし、
この人はすごいって。でもその後更新がなくてどこに行ったのだろうって
心配でした。その結果私はこのようにタマゴタケを口に入れてまずいだの
よく香るだの言ってるわけで・・ざざむしさんのおかげですねいずれにしても。
グリサホート系かけて枯らせないもんなんかなぁ
庭の水草にもかかって序でに一網打尽で枯らしてしまったから
効果範囲日に雨降らなきゃ枯れる気がするが
有る程度の量じゃ足らんかな
グリホサート系は昆虫に害ありすぎて使いたくないんですよね。
一撃で全滅できるなら最悪の場合はアリかもしれないですが。
そういえばチドメグサは
セサミンという成分があり
それにより止血効果があるそうです
わたしも先月チドメグサ探してみたのですが
運悪く見つけられませんでした…
セサミンってCMで良く聞いたゴマにあるやつじゃないですか。
あれって止血効果もあるんですか。
やっぱ虫とかキノコ食べてみてほしい
食べてますけどね。普通すぎて。
前回のが本編と思ってたら…
やっぱり文字通り草くってたんかい笑
こりゃ草生えますわ
水路草でしたけどね
アミラーゼは酵素だと思いました。
あらいやだ
一昨日実家に帰省した時、近所のどぶ川に群生していたのはコイツだったんですね!
ヒシでもなくワサビか?(ありえんww)と思ってましたけど、スッキリしました。
九州でも茂ってるところはマジでシャレにならないらしいですね
甘さと逆ベクトルで塩漬けとかどうですかね。
地元でワラビの場合ですけど、採ったそばから塩振りかけて塩蔵する時もあります。青菜に塩で特定外来条件クリアできないかしら。
これも水面上のものしか駄目そうですが(^^)
まだ東北には侵入確認できてないようですが、万が一見つけたらやってみます。簡単に見つかったら嫌だなぁ。
乾燥でも思うんですが、塩漬けだと尚更、戻して個性が立つかどうかが重要ですね。
これが東北に生えるようだといろんな意味でまずいと思うんですけどね。
ウォッカに漬けて、香りだけ抽出できたらよさそうですね。
酒なら多少苦みがあっても何とかなるだろうし。
問題は、臭いでしょうか。
酒抽出は現場作業も楽で良いかもしれませんね。
よっぽど特徴的なのができないといけないですが、風味はセリで試せばある程度想像できそうな。
鉄腕なんとか等を見ていて、食べる系の話にイライラしていましたが、理由がわかりました。
是非こういう草とかも一流のシェフとやらに調理されるのをみたいと思いました。
カミツキガメを食べたり、タウナギ食べたりなんて、正直こことかあそことかなければ永遠にテレビでやらなそうですよね。
どうしても植物は地味ですからね。
それだけに気付いたら全国に広がってるなんてことになりがちなので、目立つ花もないようなものが本当にヤバいんじゃないかと。
去年、地元でオオキンケイギクの大駆除があったらしいですが、花が目立つやつはまだマシですね。