記事にする気もない程度のものは適当にTwitterで垂れ流していますが、そんな単体で書くに忍びないものはまとめていく方向で。
従来のオオカワトンボ。
ニホンカワトンボやアサヒナカワトンボに分かれたけど似すぎてて私にはよくわからん。
このトンボの良さは飛んでる姿を見ないと伝わらないと思う。
虫や魚を追いかけていると想定外のものが目に入ることは日常茶飯事なんだけど、富山に来て思ったのは当たり前のものがデカい。正確には普通サイズのものは多いけど所々おかしいサイズのものが目につくと言ったほうがいいか。
土筆から。
これは普通サイズだけど、アスファルトの隙間からでもこんなに生えられるんだから栄養状態良いんだろう。
田舎ではよくある光景ですが
25~30㎝が普通の場所もあって一瞬で採集終了する。
食べる文化がないのかたまたまなのか、採集してる人はシーズン中一人も見かけなかった。
採るのは一瞬でも後処理はめんどくさくて。
長すぎると調理してから絡んで食べにくいので好きなサイズに切ってから茹でます。
土筆は季節のものとして食べても良いけど、一度茹でて水に晒したものを濡れたまま団子にして空気を抜いて小分け冷凍しておくと風味を落とさず年中食べられます。胞子が詰まった頭があってこその食材ですね。
山菜狩りの時に書いたコゴミももはや山菜とはいえないくらいあちこちにあるが、このサイズはさすがに人目につかない所へ分け入っていく必要がある。
食べきれないので湯通ししたものを一部バットに乗せて冷凍して保存。
塩漬けでも保存できるけど、塩漬けしてしまうと私は多分来年まで寝かせてしまう病にかかっているので自制。
イタドリも巨大。
この時は驚いたけど、後日このレベルのものばかりが生えている場所をあちこちで目にすることとなり、来年はジャムを大量に作って年中楽しみたいと思った。これくらいだとすぐ食べ終わってしまう。
ミツバ。
市販品だと糸ミツバが倍くらい長いだけで太さはこんなもんだよね。
それが山に行かずとも河川敷に下りればめっちゃくちゃ生えてたり。
薬味ヘビーユーザーとしてはこれだけで嬉しいのだが 山で見かけるのはこんなサイズが多い。ほんと至る所にある。
でもこれくらいだと関東でも探せばわりと見つかる。それこそ湘南にだって生えてるところはあったし、都心にもあるそうだ。
とはいえ、関東ではさすがにこんなに大型が無限に広がってるところばかりではなかったけど。
地元のおばちゃんに何採ってるか聞かれて答えたら「それミツバだったの⁉」って聞かれたェ。道路脇なのに気付いてなさすぎっしょ。
そして更に・・・いくらなんでもこのサイズのミツバは初めて見た。
ここまでくればミツバと思わなくても仕方がないかもしれない。筋ばっている訳でもないのにこの太さは異常としか思えない。
ここまでくると薬味のつもりで入れるには自己主張が強すぎて、主役として使って十分に通用する。
おひたしを代表に、数本採ってくれば何かしら香り抜群の一品ができる。
庭の日陰にも植えてみたけど草丈が高すぎてか日差しや水分量が崩れるとすぐやる気なく萎れて夜になると復活の繰り返し。
やっぱり条件が相当揃ってないとあんな巨大にはならないんだろう。
土手菜の代表格ノビルも勿論ある。
アサツキもちょいちょい生えてるけど今のところアサツキは極普通のサイズしか見かけない。
ノビルは見てると水はけ良さそうなところのが大きい感じがする。
でかい。
なんだこれ。
肥沃な土地だとピンポン玉サイズになることがあるらしいので庭に植えて花茎だけ摘みつつ巨大球根作ってみようなどと考えていたのだけど、天然でこんなにデカいんじゃ全く頑張る気がなくなった。
ほんとナンダコレ。
もはや小葱を超えてる。
まとめて採ってきた日はチヂミや炒め物などに使い、庭に30本くらい植えたので薬味としてもちょいちょい役に立ってもらってる。
球根が立派なので数日塩漬けしてから3週間ほど甘酢に漬けてみたりも。
見た目が透き通ってきて味もラッキョっぽくなったが一層一層がラッキョほど厚くないので歯応えはパリッとまでいかない。辛さは消えたが風味はそのままなので箸休めにはいいんじゃなかろか。
今度から塩漬け期間も酢漬け期間も大幅に延長しよう。
フキも巨大。
全部が全部巨大な訳ではないけど、葉の直径最大80㎝以上。
富山のコロボックルはデブでも濡れない仕様。
当然、葉柄も太くて長い。長さは70~80㎝ある。
近所の店で売ってるのより太いじゃないか。
フキの剥き方たまに驚かれるんだけど pic.twitter.com/XBycumGUXF
— ざざむし。の人 (@nekton27) 2017年5月9日
非常に剥きやすい上に
こんなに大きいのに筋っぽくなくみずみずしい。
フキって1年で一旦枯れるよね?
雪溶けて1か月半やそこらでこんなに成長するもんなの???
おかげでタンパク質が釣れなくても草という食料が適当に入手できます。
しかしパース間違ってるんじゃないかっていう写真になる。
どこでも手に入るシリーズ上位のセリもやっぱりデカい。
でかくなると香りが弱くなるなんて言うけど、摘んだ瞬間は確かに芽吹きだと良い香りするよ。でも香りは揮発性なので加熱すると体積に対して表面積が広い若いものより内容積の大きなもののほうが口の中では香りが広がる感じがするんよね。勿論、使い方によるけども。
畑かw
市販品サイズが一瞬で収穫完了。
さすがに大きくなりすぎると根元近辺が硬くなりはじめるので、季節が進むにつれ花芽の出るところから30㎝程度までに厳選していくようになり多少時間がかかるようになってくる。
セリなんてこれで秋冬くらいしか買う必要がなくなりそう。
ビタミン源ほんとに助かるわ。
大きさは普通だけど、探せばウワバミソウもクレソンも平地に生えてる。
関東にいた時は炭水化物と蛋白質に偏りがちだったけど、ビタミン摂りながら糖質カット気味の日が多くなってきた。
ただでさえ地方は土地が有り余っていて野菜は作り放題なんでしょうが、全て作るには手間暇かかるし余るほど野菜がある人が草に手を出さないのはわかる。
でも実際のところスーパーの数は非常に多く、常備されている野菜はとても多い。それだけ、地方で土地が広大に見えても野菜を買っている人は大多数ということなんだろう。
一般的な野菜はまず大前提として歩留まりよく改良され、それありきで日本食レシピが完成されてしまっているので美味しくて当たり前。それはそれ。しかしその一方で、このような地方のスーパーでも山菜は常に見かけるので売れるというのも確か。
山菜に関しては山の所有者がわからないと探索し辛いという難点があるのだが、ノビルやセリミツバなどの土手菜になれば河川敷や道路脇から容易に探せるし、あちこち生えてるウワバミソウも富山ではヨシナと呼んで10本一束250円前後。
野菜に加えこれだけ一般的な食材が身近に豊富だと「そりゃよくわかんない雑草まで手を出そうという人は稀だろうな」と思う。山菜が身近ではない都会だからこそ最近の雑草食人気の登壇が目立ってきたのかなとも思ったのだが、私が雑草を食べるに至った切欠は貧乏食であったことに反して、見てる感じでは最近の野食やってる人の何割かは結構裕福な感じがするんですよね。
そういった方々はどんどん新しいハーブや洋野菜、改良品種が出現してくる現在、保守的にならず積極的に新食材を手に取る感覚の延長上にいるんじゃないでしょうか。ニッチな野菜は使いこなさないと良さが活かせないものが多いというのも同じ。野草も使いこなすと化けるんです。タダ食材なのに。
「見飽きてる」「そんなもん食うのか」
雑草食や昆虫食に対しよく聞く言葉ではあるけど、試した上で言ってるのでなければ、予備知識ゼロでホンシメジを見てどうでもいいキノコと思って蹴散らしたり、アワビを見てカタツムリ同等に捉えて摂食拒否するのと変わらないのではないかと思っています。
ナチュラルな好奇心というのは心にゆとりをもたらしたり、遊び心に繋がったり、人によっては仕事に活きるんでしょう。都会だと通勤に1時間2時間も珍しくないけど、こっちに来てみたら凄い時間でラッシュが終わるから好奇心で何をするかはその人次第。
虫でも草でも魚でもなんでもいいですが、いままで気付かなかったものが見えるようになるだけでただの荒れ地が輝いて見えるようになったりもします。
地方にいても楽しそうな情報が大量に流入してくるので都会に憧れるのもわかるけど、現実は厳しいし人によっては灯台下暗しなんじゃないかと思うよ。
そんな訳で、富山生活は想像以上に溢れる販売レベルの食草がなかなかの壁になりそうですが、この後はボチボチ普通の草やタンパク質に移行していけたらなと思います。
p.s. バンバン魚釣ってくるようになったら採集できないキャベツや大根とトレードしてくれる人を募集しています。
……。良い…。
返信が来ていてニヤリと…。
今年は今月26日の日曜日です。
ほんとにローカルなまつりですが予定が空いておりましたらぜひ!
タイミングが合えばつきたてのお餅が食べれますよ~。
大根なら木津大根がオススメですよ。
毎年11月になると木津大根まつりというのをやってまして、即売会もありますが開始前に売り切れてしまうこともしばしばです。
近所のお母さん方が趣味で作ってる大根なんですけどね、土がいいのかポテンシャルの高さは異常です。もちろんしたゆでなど不要で味は素直に染み渡り生でしっぽまで甘いです。
即売会に間に合わなくてもふろふき大根を振る舞っているので、まだまだ先ですが話の種に訪れてみてはいかがでしょうか?
自分は作っていないので交換できないのが悔しいですが…お魚ほしかったなー!
木津大根まつり高岡なんですね。これは行ってみたい。
11月はいまのところ遠征予定もないので要チェックとしておきますね。
茸本さんの方のノビルの記事を読んでからこちらに来ますと(サイズ的な意味で)格差を感じますねブルブル
いつも更新楽しく読ませて頂いております。
ありがとうございます。
富山の雑草ちょっとおかしい。
ツクシは処理が面倒くさいから採るのを止めてしまったってママンが言ってた。
ネマガリタケはウチの近所には生えてないので、幻の食材だなあ。
ミツバとセリは生えてても何故かあまり採らない不思議。
ノビル……最近見かけないなあ。
フキ、コゴミ、ワラビ辺りが普通食材かな?
イタドリは稀にオヤツになる程度で食材にした事はないですねぇ。
全般にめんどくささより食べたさを上回るものだけ食べる感じですね。
だから他に食材がなかったり、逆に使いこなしているところだけで伝わっていたり。
私の場合イタドリはジャムを知るまではどっちでもいい食材でした。
働き者のきれいな手をしておる…
幻想です
山菜は全くと言っていいほど食べないけどぶっとい茎は美味そう。
のりすそ(文字認証)
ジューシーでした
このサイトを見たヤクザめいた業者が来シーズン当地に訪れ、貴重な山菜を根こそぎ刈って関東方面に持って行って荒稼ぎ…とかならなければ良いのですが
それ以前にかなり迫っているシカの流入具合次第で崩壊は近い気がします。
土筆の穂先がロイコクロディリウムに見える
似てますね
なんだよこれわ、なんなんだよ。
ミツバとかヤバイ、ちょーヤバイかんじ。
シャキシャキ野菜がいっぱい、なんだよこれぇ??
うにゃあ、魚ばんばん釣るってなぁに??
おさかなって、つれるの、か、なー。
GWは26時間海に向かってゼロマックス。
ゼ☆ロ★マ☆ッ☆ク☆ス☆!!
・・・ところで、せつなさんTG-4使われてます?
ツイッターに書いてあったようななかったような。
僕も使ってますがTG-4は良いカメラですぅ。
TG-4いいですよね。
お金ないので望遠は諦めてます。
最近ノビルを探して近所の公園や河川敷を徘徊しているのですが、中々見つかりません。
ヨモギやフキなんかは沢山生えてるんですが…
ノビルは案外どこでもって感じではないですね。
種が運ばれるというよりはムカゴがポロポロ落ちて広がることができる範囲程度にしか広がっていかないので、あるところさえ見つかればわんさか生えてると思います。
荒地が輝いて見えるようになってしまいました()
毎回楽しく見させてもらってます!
毒にはお気をつけてw
荒れ地よりも三面護岸が辛いです。
富山、三面護岸多すぎ。仕方ない面もあるんだけども。
フキの皮むきめっちゃ気持ち良さそうですね
めっちゃ気持ちいいですw
すさんだ心が洗われるようだ、、、
いつもありがとうございます、、、
なんだかわかりませんがこちらこそ
ペコペコ
その辺に生えている野草を摘んで調理するというのを経験すると
ちょっとしたお散歩が更に一段楽しくなりますよね。
ボクもイタドリ摘みをやりようやく一歩踏み出し始めたところですが
なかなか楽しいものです。
もっと広まって欲しいという反面、イヌサフランや水仙を食べて
食中毒になってしまうニュースが。
毎年恒例ではありますが、こういうニュースを反面教師に図鑑を持つなりして
キチンと食べられるものを見分けられないと、その辺の野草を積むのは
ハードルが高いのも事実です。
そういえば、茸本さんがちょうどいい本を出版するような気が…。
イヌサフランやスズランは生え始めは確かにギョウジャニンニクっぽくも見えますよね。
不安な人は先に本物いちど食べておけば香りで間違えようもないと思うんだけど、疑問もたない人は結局どんなに策があっても穴に落ちるのではないかと思います。
沖縄やアマゾンでほんとに何もできないと思い知りましたよ。その点、魚や動物は食べ物としての安心感がありますね。
自分の生まれ故郷の話で恐縮ですが、北東北の1万人に満たない自治体の平野部には山菜を採って食べるという文化がほぼありません(結構断言できる)。しかし、平地から1キロも山に入ると、昔からの山菜食文化が濃厚にあるのです。あれは不思議でたまりませんでした。故郷は川沿いの平野の町で、山菜採りは少なかったが、うちの山村出身の親父に習って山菜とりを始めた人が大勢いましたです。だから「その辺に山菜あるのに、スーパーでも売っている」という話は違和感ないですね。
やっぱり生活に根差していたかどうかは身近であるかどうかが大きな要因のひとつなんでしょうね。
売ってるのは多忙で採る暇がないってのもあるにはあると思うんですが、本当に多忙なら外食やコンビニで済ますでしょうし、やっぱり知らないってのはあると思うんですよね。
北に行くと山菜ってでかくなるんですね。
どうなんでしょうね。南を知らないのでちょっとよくわかりません。
信じられないくらい蕗が瑞々しいですね・・・・
地からナイフで切り離すと水の木のように水が滴ってきました
このカワトンボかっこよくて大好きです。よく遊んでもらいました。
記事全体からなぜか安らかなオーラを感じる。
僕が和んでいるだけかw
カワトンボの仲間はみんな飛び方が優雅で好きですが、これはほんと綺麗ですよね。
食べ物も逃げない、採られないものが対象だとほんとに穏やかにいられますね。
追いかけてくるのは次の季節くらいです。
もっと虫とか食べて欲しい
食べてるけど記事とするに意味があると感じるものでないと店でイナゴ食ってわーわー言ってるのと変わらん気がしてなかなかいいのがないのです。
ここはオオカワトンボを食べてくれないとファンは納得しませんよw
*食べてくれとは言ってない
トンボは筋肉美味しいけど食べ甲斐ないんだものw
トンボは益虫だから食べちゃらめぇぇええええ!!!(シーシェパード並みの自然観
トンボも益虫害虫関係なく食べますけどね!
でっかいですね!ツクシもこの長さで、しかもアスファルトから生えてるコなのに痩せてない!!イタドリ、ノビル、セリもでっかい!・・・北よりも南の方が動植物も大きいと思い込んでいましたが、すごい思い違いでした・・・いや、しかし天国。
羨ましいス。
ただ、春は一瞬で終わりますw