通称ライギョといえば日本でも釣れるのだけど、釣れると可愛くてなかなか食べる気になれない魚。
昔に比べると減っていて、増えて欲しい思いでついリリースしてしまう。
かなり昔に食べたっきりだし、美味かったからまた食べたいんだけどね。
そろそろシーズンも終わりだし、久々に来年どこかで釣って食おう。
顎口虫症で有名な魚だし、どうせ生で食べられないのなら、買っても同じだろう。
今回は安価な冷凍輸入モノを食べてみることに。
これはこれで気になってたんだよね。
冷凍モノでよく見るのはタイからの輸入品で40cm前後の小型が多い。
値段は1匹800円~1300円くらいが多いだろうか。
どこで見ても各種ナマズより3~4割高いから、やはり向こうでも高値なんだろう。
しかしライギョとされてるだけで鱗も取られててチャドーだか何だかサッパリわからない。
多分、プラーチョンと呼ばれてるやつじゃないかと思うんだけど。
腹に切れ目が入っているので内臓は抜かれているんだろう。
が、半解凍で切ってみるとは?
内臓脂肪がっつり入ったままなんだけど?
エラはしっかり取り去ってあったから、この残った内臓と内臓脂肪は食えということなんだよな?
まだ半分凍っててわかりにくいけど、脂が凄い。
特に尻鰭の付け根に沿った、いわゆるエンガワ部分は完全に脂肪の塊。
そして肛門から尾にかけて体の半分にわたる空洞が背骨の下にあるのが一般的な魚と異なる。
しかし細かいことは置いといて、開封した時から気になってるんだが
塩素臭いんだよ。
なんで?
まさか真空パック前に塩素消毒してるとか?
正直ちょっと不安だよ。
まずは定番のフライに。
スズキとタラを足して2で割ってスーパージューシーにした感じだ。
サクッときてほろほろほぐれつつ、脂がジュワ~ッて。
美味いんだけど、昔食べたカムルチーとはやっぱりちょっと違うな。
生鮮と冷凍の差もあれば、種の違いもあるんだろうけど。少しだけシンプルに塩焼きもチェック。
いや、これ淡水魚に感じないわ。
なんだろう・・・シロザケとニシンを足したような?
焼いただけで美味いってのは食料現地調達する上でかなり重宝する。
頭と尾の半身と、内臓の塊はスープに。
・・・この白い濁り、全部ライギョから出たものなんですけど。
脂と一緒にどんだけ旨味出るのさ。
脂肪に包まれた内臓もなんだかモチモチしてて悪くない。
身はだいぶ脂肪が抜けてしまったが、スープが絡むのでほぐれ易く食べ易い。
問題はやっぱり塩素臭さか。
弱くなっているけど、やっぱり皮から?少し塩素の名残を感じる。
塩素ではないのかもしれないけど、ちょっとこれだけマイナス点だ。
この臭気はカレーやエスニック系のスパイスで簡単に上書きできそうな感じ。
せっかくだから刺身でも食べてみよう。
冷凍輸入だし、顎口虫に関してはもうとっくに死んでるだろう。
ウィルスや細菌などは知らんので真似しないように。
どうよこの綺麗な身の色。
おぉ
解凍したものなのに、歯応えが絶妙に心地良い。
コイの洗いくらいの歯応えかな。
しかし肉質がきめ細かく、ずっと滑らかで、主張しすぎない味の脂がしっかり乗ってて旨い。
コイやフナのような泥由来と思われるような風味がまるで感じられない。
皮も取ってしまったからか、刺身からは塩素臭さも殆どないね。
川魚で近いものはちょっと思い当たらない。
これは生だったらさぞや旨いんだろうなぁ。
でも現地で刺身なんて得体が知れなくて怖くて食えないしなぁ。
やっぱり個人的にはナマズの仲間より好き。
そもそも日本のライギョことカムルチーやタイワンドジョウと、タイのライギョ達は釣り方からして全然違ってて、運動性能はタイのほうが上だろうから味も同列ではないと思うんだけど、それでもこれだけのポテンシャルを感じられるのは凄いね。
顎口虫が多く寄生するのも、自分が美味いことがわかってて絶滅を避ける為に人間を意識した共生なんじゃないかと妄想してしまうよ。
以前からざざむしファンで、偶然見かけたこちら2年も昔の記事ですが、
>昔に比べると減っていて、増えて欲しい思いでつい(ライギョを)リリースしてしまう。
う~ん、なんだかなぁって感じです。
可愛い(?)水生動物&水生昆虫がごっそり食われ、在来種は在来アイアムレジェンドであるクチボソしか残っていない河川(特に池・沼)を思うと、
釣りに快楽を覚えない非釣り師である自分(アンチ釣りでは無い)としてはちとなんとも言えない気分に…。
以前せつなさんが取り上げてた30-40年前の大物芸能人ブラックバス放流発言に似た冷めた感覚です。
せつなさんの発言は不特定多数のスカベンジャーorバーバリアンにはかなり影響が大きいのでもう少し表現に気を使って頂けると嬉しいです。
いかんせん昔の記事ですのでせつなさんの心境にも当然ながら変化があるとは思いますが、
この古い記事を読んで以来、毎日何故かずっと喉仏にとても小さな小骨が刺さった気分になったので意を決してコメントさせて貰いました。
バスギルに留まらずアメリカザリガニもコイもライギョもソウギョもetc…も正しい手順を踏んでわざわざ釣ったのなら、きっちり処理して食っちまえ!
動くべき自然環境局もギルの歴史的背景の云々でこの手の話に二の足を踏んでる感(´・ω・`)
長文になりましたが要約すると、
(今はライギョシーズン終わりましたが)冷凍物じゃない釣り立てで美味しいせつな家のライギョごはんレシピ、ずっと待ってます!
雷魚ですか~
昔見たテレビで北朝鮮だったかのレストランで雷魚の刺身が出てたのを覚えてます。
スタッフか何かは覚えてませんけど普通に食べてるの見て怖かった記憶…
釣った事も食べたこともないのですけど美味しそうですね~
中国でも朝鮮でも結構刺身で出す店はあるらしいですよね。
タイヤやうんこを食べて平気な国でライギョが安全に処理されてるなんて想像できないので絶対食べたくないですね。
ライギョは美味しいけど、いくらでも溢れてる食材の中でぶっちぎりな何かがある訳でもないので、あえて食べなくてもいいと思いますよ。
過激な保護派もめんどくさいし。
美味しそうですね!
塩素たっぷりの水で泥抜きでもしてるのかもしれませんね。
泥抜きなんかやってるんですかねぇ?
消化管が空なら腹裂かなくてもいい気が。
しかしせっかくの素材なのに塩素臭が気になりすぎて勿体無い。
そんなに美味いんですか、、、
外来魚なのに、なぜか保護意識が働くもので、やっぱり釣っても食べないと思うけど、誰か身銭切りながら養殖して、安く売ってくれないかなぁ。
この発想、過激動物愛護団体の発想に似てる?
似てないか^_^
いや、海の魚がいくらでも食べられる現在、そこまで飛び抜けてる訳でもないですよ。
でも日本の淡水魚の中で考えると明らかに異質なところにありますね。
今回のはタイのだけど。
ライギョは何故でしょうね。私もついつい頭ピタピタやってからリリースしてしまうw