ざざむし。

蟻の卵(カイモッデーン)

蟻の卵の料理といったらタイやメキシコが有名。
タイのものはカイモッデーン【カイ(卵)モッ(蟻)デーン(赤)】と呼ぶツムギアリのもの。
メキシコのものはツヤハダアリでエスカモーレと呼ぶツヤハダアリのもの。
他にも食べている地域はあるようだが、アリやハチの食用が禁じられているイスラム圏では無さそうだ。
ってか、アリやハチなんか食べるのをわざわざ禁じるってなんなの?
わざわざ禁じてるって、「美味いのわかってます」って言ってるようなもんじゃね?

ツムギやツヤハダいずれにしても味はバターのような濃厚な味として現地では割とご馳走扱い。
高価なのはそりゃそうだ。
親アリが攻撃してくる中、こんな小さなものを集めるのはそれなりに大変なはず。
どちらかというとツムギアリのほうがTVでよく扱われるので日本でも有名かもだが、樹上で葉を紡いで生活するので採集は楽そうだが、好戦的で相当噛まれるらしい。
栄養価的には他の昆虫同様、高蛋白で必須アミノ酸もバランスよく多く含まれている。
アリの卵に限ったことではなく、昆虫全般に言えることはリジンやトレオニンも多く、昔からハチノコはハゲに効くとか聞いていたのは後付けで考えるとリジンの影響なのかもしれない。
ちなみにリジンは肉や魚に多いが、アリのそれはだいたい3~4倍含まれているので少量でもかなり摂取できることになる。

ハゲはともかく、美味しくて何故か元気が出るということで定着してきた食材なのでしょうね。
メキシコではサルサにしてタコスで、タイではスープで食べることが多いみたい。
日本でもタイ料理店に行くと、他の昆虫料理はなくてもバッタと蟻の卵の料理はあるところが結構あると思います。
お手軽に楽しむなら専門店へ行きましょう。

日本でも単体で食材として購入することは可能。
検疫上仕方ないけど冷凍で、これまた結構お高め。
カイモッデーン1水抜いたら何gなんだろうかw
これで680円。
料理したらそりゃ高くなるのがわかりますね。
カイモッデーン2ここ見る方々はわかってると思うけど、蟻の卵って呼ばれてるけど卵な訳なくて。
解凍してみるとこの通り。
幼虫やら蛹やら混ざってて、区別してる訳でもない。
幼虫なんか黒い未消化物が入ったままなのがよくわかりますね。
\\採りたて新鮮パック万歳//
ヽ(´▽`)ノ
何事も捉え方で幸せになれるものです。

解凍して出るドリップを少し味見すると、若干酸っぱい。
こんなステージでも蟻酸の準備できてるのかな?
あまり酸っぱいようならタイっぽい味付けにしなきゃダメかと思ったんですが、この程度なら気にしなくても問題なさそう。
カイモッデーン3モロヘイヤと卵のスープにドリップごと全部投入してみた。
これならタマリンドとか不要だし。

うん、わりとイケる。
幼虫は弱いプチ感と共に弾け出る中身はハチの幼虫系の味がする。
クセはないので食べ易いが、調理前から見えていた未消化物はそのままな訳で、これは食性が影響するかもしれない。
冷凍品なのでプチ感も生鮮品よりは弱くなっているだろう。
しかしバターほど濃厚には感じないなぁ。
蛹は目が黒くなってるあたりから先のステージは若干モシャッとして潰れる。
味も真っ白な段階のやつのほうがいいかな。

なんかモシャモシャすると思ったら
カイモッデーン4ちょいちょい成虫が混ざってたのねw
このアバウト感いいなぁwww
加熱前の液体の微妙な酸味はこいつらの蟻酸か?

さて、超有名な通称「蟻の卵」ですが、味を知っておくことは応用する為に重要です。
(逆に、先に知りたくない場合も多々ありますがね)

とりあえず、幼虫や蛹なら蟻酸のクセも殆ど無視できるということです。
となると、たまに倒木をひっくり返した時などに見かけるアリの巣にかたまってる幼虫もイケるかもしれない。
ただ、そのへんのアリの蛹はツムギアリと違って繭作っちゃうからダメだよね。
しかも土から拾うのはめんどくさくてやってらんない。
やはりツムギアリが樹上性というのは獲物として優れてる。

日本のアリでも1匹で髪の毛1本生えるよとか言われたら地域的に絶滅するかもしれないけど、そんな訳ないから飽食の日本では浸透しそうにないなぁ。

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Comments & Trackbacks

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  1. アリですか、なしですか?

コメントしたければしてもいいのよ?(カエストハイッテナイ)

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