いかにもキノコな形状ではないので、知らなかったら「なんだコレ?」でスルーしそうな物体。
個人的にはいらない時にはゴロゴロあるやつですw
某所で「なんだかわからないけど採ってきた」という中にあったので、21年ぶりに食べてみましょうw
少し固めの皮に包まれ、弾力を感じるそれは名前そのもののイメージです。
今回はオオゴムタケなのでゴムタケより二周り大きく皮むきは比較的楽ですが、それでも肉が逃げるのでコツがいります。
最初に外周をリンゴのように剥いていき、最後に平な部分をまな板に置いてスライスするように皮を取ると多少は楽です。
外周だけ剥いた状態。
コンニャクゼリーにしか見えませんw
ぷるんぷるんしてます。
皮を剥いたら軽く湯通ししてから好きなように食べましょう。
今回は三杯酢で。
とゥるんとゥるんです。
柔らかめのゼリーそのものといった歯切れ、舌触り、そしてほのかに香るキノコ臭。
キノコ臭はちょっと土寄りのキノコって感じでしょうか、でも嫌味のない香り。
まさにゼリーなのですが、寒天やゼリーのように加熱で溶けないので温かいスープに入れて楽しむのもありでしょう。
改めて食べてみると、ちょっと可能性を感じるキノコですね。
ムコ多糖が非常に多くガンに効くという話もあり、食べる価値もありあそうです。
見た目が近いものに深刻な毒菌がないのは気楽で良いのですが、微妙にめんどくさいのでまさにネタ向けキノコ。
来客の際などに出すと面白いと思います。
梅雨頃から晩秋まで楽しめるんで、ときどき持ち帰ってます。
こやつらには「ゼラチン質を毛皮で包んで土台にして、その上で胞子を作る」という発想に至った理由を聞きたいですね。普通の子実体じゃあかんやったんか…?
きっとウォーターベッドが好きな一族なんでしょう。
この大きさだと乾燥しきる前に腐りそうで怖いんですが、普通に乾燥保存できるものなんですかね?
簡単に保存加工ができるなら、来客用や健康食品としてもっと利用価値あるとは思うんですが。
どうせシイタケの邪魔者なんだし。